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【大阪】福島第一原発事故 自主避難者 控訴審初弁論

12/14 19:38

福島第一原発の事故で、自主避難した人たちが国と東京電力に損害賠償を求めた裁判で、控訴審が始まりました。

福島の原発事故で、主に福島県の避難指示区域以外から「自主的」に避難してきた人たちは、2015年、国と東電に賠償を求め提訴。京都地裁は今年3月、避難者174人のうち110人分、あわせて1億1000万円の賠償を命じましたが、国と東電は判決を不服として、また、避難者らは全員への賠償などを求め、それぞれ控訴していました。14日の控訴審初弁論で、避難者側の弁護団は「避難指示の区域外でも放射線の空間線量が年間1ミリシーベルトを超える地域の避難は相当」などと述べました。一方、国側は「年間20ミリシーベルト以下では健康影響のリスクは小さく、1審判決は放射線量を考慮していない」などと主張しました。

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