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平和な未来を目指して 大阪・関西万博は「SDGs達成に向けた重要な機会」 国連担当者が意気込み語る
06/26 20:38 配信
2025年大阪・関西万博にパビリオンを出展する国連の担当者が25日取材に応じ、万博について「持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた重要な機会だ」と意気込みを述べました。
25日、奈良市で万博の参加国・団体が一堂に会する国際会議が開かれ、パビリオンを出展する予定の国連も参加しました。
国連の万博担当、マーヘル・ナセル氏がABCテレビの取材に応じ、世界の現状について「紛争や勢力争いが各地で続いている」とした上で、平和な未来への解決策として「持続開発目標(SDGs)」を挙げました。
SDGsとは、国連の加盟国が2030年までの達成を目指す17の目標のことで、そのうちの1つに「平和と公正をすべての人に」とする目標も含まれています。
万博が開催される来年にSDGsの採択から10年の節目を迎えることから、ナセル氏は「(SDGsは)誰もが平和、正義、平等、健全な惑星に住んでいるという未来へのロードマップ。国連や加盟国は、万博をSDGsの実施と達成に向けた取り組みを推進する機会として活用できる」と述べました。
SDGsは進捗の遅れが懸念されていて、目標達成に向け万博を契機にしたい考えです。
最終更新:06/26 20:38