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「PFAS」血液検査 対象者の3割がアメリカ安全指針超え 市民団体が発表
08/11 18:31 配信
人体への影響が指摘される化学物質「PFAS」について、大阪府民らの血液検査を実施した市民団体は、検査対象者の約3割でアメリカの安全指針を超えたと発表しました。
有機フッ素化合物「PFAS」の調査を行う市民団体は、大阪府民ら1190人の血中濃度を調べた結果を発表しました。
アメリカ国内の指針は、PFASのうち4物質を合わせた濃度を20ナノグラムとしていますが、調査では対象者の約3割でこの指針を超える血中濃度が検出されたということです。
「PFAS」の一部は半導体の生産などに使われ、大阪府摂津市などの地下水や河川から高濃度で検出されていたことが分かっています。
団体は、血中濃度の安全基準設定や公費での血液検査を国に求める方針です。
最終更新:08/11 18:31