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【万博】時差出勤・テレワークで大阪メトロの混雑緩和へ 実証実験で一定の効果も…協力企業数は目標の2割未満
12/23 21:16 配信
大阪府・市や万博協会などは万博の期間中、大阪メトロの混雑を緩和するため主に沿線の企業に対し、テレワークや時差出勤への協力を要請する予定です。
23日、9月に実施した実証実験の結果が公表され、通常時より2割程度、降車人数が抑えられたことが分かりました。一方で協力企業数は現在、目標の2割に満たず、混雑目標を達成するため、取り組みの周知が課題となっています。
来年開幕する大阪・関西万博は、一日最大で約22万7000人の来場が想定されていて、会場の夢洲につながる大阪メトロ中央線では午前のピーク時、最大の混雑率が140%にいたると試算されています。
緩和策として、万博協会などは9月末からの平日5日間、沿線企業を中心に時差出勤やテレワークを呼びかける実証実験を実施しました。
その結果、企業のほか、協会や府・市の職員の7割以上が取り組みに参加したことで中央線の降車人数が約2割減るなど一定の効果があったと明らかにしました。
一方で、目標の混雑率(120%)を達成するには協力人数が不足しているといい、また現在の協力企業の登録数は約1600と目標の1万社を大きく割り込んでいます。
協会などは、取り組みへの協力を決めた企業の一部を、来年4月、開幕直前の万博会場に招待することなどを計画していて、様々な「インセンティブ」を設けることで登録を促進したい考えです。
最終更新:12/23 21:16