関西ニュースKANSAI

　今月１日にベトナムから関西に帰国した、奈良市に住む２０代女性のはしかへの感染が確認されました。

　大阪府や奈良市によりますと、女性はベトナムから帰国した１日午後０時４５分から午後１時３０分まで、関空の第１ターミナルに滞在していました。

　その後、午後１時３５分から午後２時１４分まで南海電鉄の特急ラピートβ６２号１号車に乗車。

　なんば駅で降りて午後２時１５分から午後３時頃までに近鉄大阪難波駅に移動し、午後３時２分から午後３時３９分まで、近鉄奈良線の急行に乗車して新大宮駅で降りました。

　また、５日には医療機関を受診するために、午後６時から午後６時１０分まで奈良交通バスに乗車し、紀寺町からＪＲ奈良駅まで移動したということです。

　女性は奈良市在住で、１回のワクチンの接種歴があり、旅行でベトナムに１ヵ月ほど滞在していたといいます。

　２日に発症してから発熱、咳、発疹などの症状があり、現在は自宅療養中です。

　「はしか」は非常に感染力が強く、大阪府や奈良市は感染の可能性がある日時に施設などを利用した人に対し、２２日までに発熱や発疹が出た場合は速やかに受診するよう求めています。