関西ニュースKANSAI

　大阪・関西万博の東ゲートの外に設置されている喫煙所のうち１つについて、一度ゲートの外に出なくても、会場内から入室できるよう、仕様変更が検討されていることが分かりました。

　万博協会は現在、「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマに則り会場内を全面禁煙とし、会場外にあたる東ゲートの外に喫煙所を二つ設置しています。

　関係者によりますと、そのうちの１つについて、今月中にも会場内からのみ入室できるよう変更することを検討しているということです。

　会場外からの入口は封鎖される見通しで、これにより来場者はゲートの外に出る手続きを踏まずに、喫煙所に出入りすることができるようになります。

　これまで、喫煙所が外にしかなく数が少ないことから、一部の来場者やパビリオン関係者らがルールに反して会場内で喫煙するケースが相次いでいて、協会は対策を協議していました。

　またその対策の１つとして、西ゲート周辺にも会場内に１つ、会場外に１つの計２カ所の喫煙所を新たに設ける方針でしたが、いずれも会場内に新設するよう、調整が進んでいることも明らかになりました。

　協会はこれらの対策によって、分煙を強化したい考えです。