手塚「“大地を守る会”はどういう団体で、どういう活動をされているのかお教えください」大野「1975年に自然環境に調和した、生命を大切にする社会の実現を目指して発足した団体です。その当時は農薬公害ですとか、環境汚染などが社会問題化している時でしたので、無農薬の野菜を届けることで新しいライフスタイルを提案しました」手塚「スローフードの先駆けになるわけですね。具体的にどのようにすればそういった食材が手にはいるのですか?」大野「“大地を守る会”に会員登録をして頂くき、カタログから週1回の注文で翌週に宅配便でお届けします」手塚「このカタログ"PROCESS"には情報が満載ですね」大野「それは意識していまして、ただの商品カタログだけではなく食べ物の背景など深い所までお伝えして、顔の見える関係を築くというのが大きな目的になっています」手塚「それと色々なイベントも行っているようですが...」大野「実際に産地に行って経験してもらうことも大事だと思っていて、例えばトウモロコシの収穫祭に参加したりですとか、料理教室や添加物に対する講座などももうけています」手塚「この会員数はどのくらいいらっしゃるのですか?」大野「現在約6万4千人で平均年齢は約44歳です」
手塚「地球環境保護に色々な提案をされていて“100万人のキャンドルナイト”というイベントを行ったそうですが、これについてお聞かせください」大野「6月22日夏至の日に夜8時から10時までの2時間“電気を消してスローな夜を楽しみましょう”という呼びかけで行いました。 “大地を守る会”がこのイベントの事務局を努め、この会の会長が呼びかけ人の代表に参加しました。実質的にこの会が中心となって盛り上げることが出来ました」
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