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ABCホールの舞台裏

飛び出せっ!

■『大田王2014ジゴワット』、いよいよ明朝正式に小屋入りです。正式に、というのは...ABCホールプロデュースのささやかな?特権として、ホールが空いている日はちょこっと実際の舞台で稽古したり、物品を早めに運び込んだりしてきたから■昨夜は、初の通し稽古が行われました。映像ネタも含めて、何と全部で23シーン!しかし上演時間はおよそ2時間ほどに収まりそうで、構成は後藤ひろひと氏を中心に合議で決めていったわけですが、さすがプロの計算だと感心します。さて昨夜の初通し、最後のネタがバシっと決まった後、突然僕が舞台に呼び出され、いのせPからワインをいただき、全キャストに囲まれて記念写真を撮ってもらいました。実は僕の誕生日だったんですね、昨日。皆さんラストで着る(全員かなりのインパクトがある)衣装を着用されているため、今ここで写真を公開するわけにはいきませんが、本当にありがとうございました。稽古もめっちゃ面白かったし、最高のバースデーでした! IMG_3191.JPG代わりといっては何ですが、楠見薫さんのシャープなキメポーズを1枚。  第1回の『大田王』(1997)をご覧になった方なら、どんなコントかお分かりかも知れませんね。これも僕が超大好きな作品。分かりますか?■ヒント。このあと、「大田王に参加はするけど、このネタだけは断ろうと思っていた」日本劇作家協会関西支部長・土田英生さんが、お揃いの衣装で元気に飛び出して来ます!(や)

 

※19(土)、20(日)、21(月)、14:00の回は全て前売り完売しました。

※17(木)、18(金)、19(土)の夜の回も、どんどん残席が少なくなっています。お急ぎください!

最高の仕上がり!

■今週末のABCホールは珍しく、1日だけの催しが3日続いて開催されています■7/11(金)は、白AのJAPAN TOUR。仙台発、今注目のハイテクでノンバーバルなパフォーマンスグループですね。プロジェクションマッピングと肉体の連係プレイがめちゃくちゃカッコよかったです。翌7/12(土)は、恒例、安井牧子さんの一人芝居。細い身体でステージ中、いや会場全体を駆け回ってお客様と一体となった、心温まる舞台でした。そして7/13(日)、今夜は銀シャリの単独ライブ。ゲストなし、ネタで勝負の大爆笑ライブとなっています!■ IMG_3186[1].JPG・・・といいながら、実は残念ながらこれら全部モニター越しの印象。『大田王2014ジゴワット』の稽古がいよいよ大詰めに差しかかり、ABC社内の稽古場とホールを行ったり来たりなもので、ちゃんと拝見できていないのです■さて今回の『大田王』公演、全部で20を超える「ネタ」が予定されていますが、衣装、小道具、映像・・・準備も全て整いつつあります。いよいよ明日は通し稽古!キャスト・スタッフのチームワークも最高で、とにかく素晴らしい出来栄えに仕上がっています■いいのかこんなに面白くて!?(や)

※稽古場写真は、左から、後藤ひろひと、三上市朗、土田英生、楠見薫

初舞台!

■昨日・7月9日(水)、三上市朗・木下政治の2人による『大田王2014ジゴワット』映像部分収録は無事夕方に終了。木下さんは、きっとその後も残って皆と一緒にわいわいやりたかったはずですが、台風で帰れなくなっては大変と、残念ながら予定を切り上げて帰京されました■そして夜は、たまたまABCホールが空いているというわけで、初めて本番の舞台で揃ってお稽古。現在ラインアップされているネタは全部で何と20!ほど。練習不要の企画モノもちょっとだけあるわけですが、それでも大変です。この日は、たしか1997年の第1回目の「大田王」の公演で伝説となったあのネタの練習を最後にみんなでやりました。そして、大した意味なくシメの撮影■いやー、それにしても豪華だ!(や) IMG_3178.JPG

今日は撮影

■『大田王2014ジゴワット』の制作作業もいよいよ追い込みに入ってきた感じ■今朝、まずはおなじみ「浦川泰幸の劇場に行こう!」のゲストとして三上市朗さんをお招きし、PR活動。同じ京都人で、僕より9つも年下なのになんでしょうあの落ち着きぶりは。声も素敵だし。毎日稽古を見続けている僕ですが、台本を初見で読み合わせるときの三上さんの巧さといったら!プロの俳優さんに失礼なことを言ってるかも知れませんが、「なんでこの人こんな上手に台詞いわはんにゃろ!?」とあきれてしまいます。一瞬にして持っていかれる。

■さて、昨日書いたとおり昨夕木下政治さんが来阪され、今日は映像作品の撮影日でもあるのです。本当は木下さんにも生で出演していただきたかったのですが、某超大物アーティストの舞台作品への出演が早々に決まっており、今回は映像のみの登場となりました。映像ディレクターは、関西小劇場界とは長い付き合いで大田王メンバーの信頼も厚い垂見トモユキ。台風の接近でいろいろ予定変更は余儀なくされたものの、撮影は快調に進んでいます。何を撮ってるかって?ヒントはこの写真です。僕が大王に「あれをまたやって」と泣いて頼んだ作品(あ、設定は同じでも中身は新作です、念の為)。マニアには分かりますよね。この2人でしか成立しない、後藤ひろひと渾身の「静かな演劇」です。ご期待下さい!(や)

※20日(日)、21日(月・祝)の前売りが完売しました。(土)マチネも残り僅か。 (木)(金)(土)の夜が狙い目です!

(左・三上市朗 右・木下政治)IMG_3175.JPG

コント

■『大田王2014ジゴワット』、連日熱く面白いお稽古が続いております。本格的なシチュエーション短編劇あり、ナンセンスあり、音楽ネタあり、大喜利的なアドリブネタあり、実にくだらないコーナーあり・・・新作をメインに、過去公演(17年前と15年前)の懐かしの傑作を織り交ぜつつ、現在のところ全部で20近い『ネタ』を上演することになりそうです■稽古場にいると、後藤ひろひと、土田英生、川下大洋、石原正一・・・豪華な作家陣が書き下ろしたコントの初読みを目撃することができてめちゃくちゃ幸せです。役者陣も、さすが初見から超面白い!がっちりチューンアップして、本番でお披露目しますので、絶対見逃してはなりません■

・・・というわけで、僕はコント大好き人間なのですが、テレビの世界ではコントは今受難の時期を迎えているよう。数年前・・・ピークは2007-8年頃でしょうか、テレビにはプライム帯、深夜帯を問わず、『ネタ番組』が溢れていました。持ち時間1組4~5分から短いのは1分まで、芸人さん達が爆笑ネタを競い、軒並み高視聴率を獲得していました。しかし、今やネタブームは完全に終わりました。最近では、下積みの長かった芸人さんがようやく大型のコンテストに優勝しても、アルバイトを辞められない時代になっていると聞きます■実は現在、テレビにおけるコントというジャンルではNHKが孤軍奮闘しています。レギュラーで、「コント」という言葉がタイトルに入った番組が僕の知る限りで3つ。三宅裕司さんが座長を務める公開コント、選抜された7人の若手芸人によるスタジオコント、そして内村光良さんをリーダーとする一座のコント番組・・・。本当に頑張っている。少し前、これらを名指しで「わざわざNHKで作らなくてもいい番組」みたいに批判した議員さんがいましたが、何をかいわんや、これらはNHKでしか作れないのです。セットに何百万円もかけ、何時間も稽古して、出来上がる作品はたった数分・・・。ロケ、ゲーム、クイズ、トークなどで作る番組に比べて、コント番組はとてつもなくコストパフォーマンスが悪い。お金の面を含めいろんな状況が日々シビアになっているテレビ界において、コント番組は立派な"絶滅危惧種"です■日々の視聴率にきっと民間放送ほどはシビアじゃないNHKだからこそ守っていかなければならない。いや是非守って下さい、お願いします。

8人.jpg■翻ってわが『大田王2014ジゴワット』■演劇は元々コストパフォーマンスが最悪の世界なわけで、稽古は大変ですがスタッフ・キャストみんな慣れっこ。川下・三上・後藤・楠見・土田・腹筋・久保田・石原の8人に、今夜、映像出演の木下政治さんも合流!あるときは絶妙の間で台詞を合わせ、ある時はキレキレのダンスで腰を振り、闘いつつ楽しみつつ完成形がおぼろげに姿を現してきた感じです。めっちゃ面白いよー!ご期待下さい!(や)

大田王2014ジゴワット、本格発進!

■昨日もお伝えしましたが、大田王メンバー、いよいよ作品に向けて本格始動しました!遅い?いやそんなことはありません。ここで、『大田王』公演の作り方、つまりレシピをざっとご説明します。

■原則として出演者全員が最低ひとつは短編作品(ネタ)を提出し、その作・演出をする。本格コント、一人芝居、ダンス、大喜利、なんでもアリ

■過去2回の公演で披露したネタの中から、今回久し振りに再演したい作品をいくつかセレクトする

■以上のネタのラインアップは全員の合議で決め、全体の構成を後藤ひろひと氏が担当する

■というわけなんですが、もう皆さん『やりたいこと』の種は頭の中やパソコンやスマホの中にあって、今から全員でそれを具現化するだけという・・・。とはいえかつての大田王の公演は1997年と1999年ですからみんな30歳前後、元気溌剌の若者でした。 IMG_3157.JPGいまや立派な中年集団となったこのカンパニー、膝や腰の痛み、健康診断の結果などの話題が昨夜の飲み会でも出ていたりします■しかし演劇人としての15年間の成長が、ちっぽけな老いの問題を凌駕するすることは間違いありません!これから20日間、じっくり観察してみたいと思っています(や)

 

写真は、右手前から反時計回りに、久保田浩、土田英生、後藤ひろひと、川下大洋、三上市朗、石原正一、楠見薫(ごめんなさい、顔が半分切れちゃいました)

※腹筋善之介さんは欠席

川下大洋来たる!

■艦長ですが、僕よりずっと前から艦長を名乗っておられる俳優・三上市朗さんがもうすぐ『大田王』で 大田王オモテ.jpgABCホールに乗り込んで来られるので、約束通り、"艦長"はしばらく封印します■ちなみに、三上さんはアメリカの人気テレビ&映画シリーズ「スタートレック」に登場する宇宙船エンタープライズ号のカーク艦長。僕は1960年代日本の海洋冒険マンガ「サブマリン707」に登場する海上自衛隊の潜水艦707号の速水艦長なので、全然違うのですが、仕方がない。三上さんは筋金入りのトレッキーで、かつては、何の必然性もなくテレビドラマにカーク艦長のコスプレで出演したりされてましたからね。

■さて、今朝は例によって『浦川泰幸の劇場に行こう!』の録音があったのですが、ゲストに俳優・川下大洋さんにお越しいただきました。いうまでもなく、演劇ユニット・Piperのリーダー、そして今回のABCホールプロデュース公演『大田王2014ジゴワット』の上演主体である"大田王"のリーダー?長老?でもあります。実は大洋さんは大田王に先駆けて、今月末にABCホールで上演される、七代目劇団そとばこまち公演『ゆきむら』にも 劇団 ゆきむら.jpgOBとして出演することになっていて、『ゆきむら』と『大田王』の両方のPRに来ていただいたというわけ■私事になってしまって恐縮なのですが、大洋さんとは僕が20歳、彼が18歳という大学生の時からの知り合いです。1977年、僕が友人たちと1年前に立ち上げた学生劇団『卒塔婆小町』に、1年生だった彼が入団してきました。それからいろんな事があって、僕たちの代は後輩に劇団を譲って独立、大洋さんの代はやがて『劇団そとばこまち』として関西を代表する人気劇団になっていったという・・・。はるか3分の1世紀以上前の、小劇場運動華やかなりし頃のお話です■自分がプロの演劇人になれるとは微塵も思えなかった僕は平凡に就職し、以後テレビ番組制作の仕事が忙しくて芝居から距離を置いた生活を続けていました。ところが今から20年前の1994年、たまたま担当することになった番組の現場でナレーター・川下大洋と定期的に顔を合わせるようになり、彼の誠実な人柄に惹かれるうちに、再びそっちの世界に近づいていったのです■『こんど三上ってやつとコントのイベントやるんだー』とか、『後藤ひろひとって変なやつがいてユニット組もうと思ってるんだー』とか、川下大洋のあの甘い声に誘われるようにして、彼らの芝居を観に行ったり、Piperという超面白い集団の番組を作ったりするようになって・・・結果、今のポジションがあるというわけです。うーむ、恥ずかしい。自分語りをしてしまった!■ま、そんな訳で、『そとばこまち』という劇団にも、「川下+三上+大王」=『大田王』という集団にも、深い深い思いがあったりするのです。皆さんには関係ないですよね。でも番組内でもちょっとそんな思い出話をしてしまっているので、よろしければ是非!6月15日(日)、21:05からの放送です■そして『ゆきむら』(6/27-29)と『大田王』(7/17-21)は絶対観てください!お願いします!(やまむら)

  unnamed.jpg左端が浦川アナウンサー、若者たちは劇団Patch、中央の帽子姿が川下大洋さん  

大田王の2/3が来た!

ABCテレビ『スタンダップ!』で『大田王』を取り上げてもらうことになり、今日午後、川下大洋さん、後藤ひろひとさんにABCホールの楽屋に来てもらいました。大田王のあと一人、三上市朗さんは来月頭には新歌舞伎座出演のため大阪に来られるのですが、ちょっとこの取材には間に合わず、ということで写真パネルで代演。北村真平アナウンサー・熊谷奈美さんのMCコンビに、今回の舞台にかける思いを語っていただきました。放送は6月14日(土)の深夜。十数年前の『大田王』公演の秘蔵映像もちょっぴりですが流れる予定!!これは絶対観ないと!! IMG_3084.JPG

『劇場に行こう!』初!女性ゲスト

12月3日(火)より上演中の小林賢太郎演劇作品『振り子とチーズケーキ』大阪公演。
15日(日)までの前売券、全14ステージがあっという間に完売し、本日のステージの当日券も既に完売となっている状態です。
明日以降も若干枚数となりますが当日券の販売があるようですので、
ご購入方法につきましては 前回の記事 をご確認下さいませっ

12月のABCホールは、まだまだ見逃せないイベントが盛りだくさん!
16日(月)〜18日(水)は『児玉清 切り絵原画展』
20日(金)〜23日(月祝)は劇団赤鬼クリスマス公演『拝啓 ライトフライヤー号!』
さらに、お笑いの収録に試写会、タップダンスイベント。。。
そして16日(月)からはホール周辺ほたるまち界隈でイルミネーションやラバーダックの登場などなど、見所満載となっています!

そしてこちらも忘れてはいけません。
毎週日曜日の21:05よりABCラジオにて放送しております『浦川泰幸の劇場に行こう!』
今週の収録は、浦川アナがホノルルマラソンに出場のため、異例の2本録りをしました。

今年1月に始まったこの番組。
実はレギューラーの出演者も、今までゲストに来ていただいた方々も男性ばかりで、一度も女性の声が流れたことがないのです。
そんな中、先日の収録で、番組初の女性ゲストが来てくださいました!

クリスマス前にABCホールにて上演されます劇団赤鬼の女優:橋爪未萠里さん

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(左から橋爪未萠里、浦川泰幸アナ、劇団Patchの杞山星璃・村川勁剛・岩﨑真吾)

ただ今関西小演劇界で引っ張りだこの橋爪さんは、10月に『白浪クインテット』にてPatchメンバーとも共演し、11月に伊藤えん魔プロデュース『チェス』にも出演され、12月はご自身の所属する赤鬼さんの公演という、ABCホールだけでも3ヶ月連続でお越し頂いております。
『拝啓 ライトフライヤー号!』の見所についての紹介と橋爪さんご自身について、そしてPatchメンバーとの共演についてなど沢山お話ししてくださいました!

今週の放送は1008khz・ABCラジオで12月8日(日)21:05から、
橋爪さんがゲストの回の放送は来週15日(日)21:05からです!
ぜひぜひお聴き逃しなく!(乗組員A)

140!

■劇団Patch、Dステと、ワタナベエンターテインメントの東西イケメン劇団が去った直後。一日の休みもなく、ABCホールには打って変わってというか、山里亮太さん登場です。早々にチケットが完売してしまったこともあり、イベント情報に掲載することが出来ず申し訳なかったのですが、間もなく・・・10/21(月)19:00より、『山里亮太の140』2回目の大阪公演が開幕するのです■つい先ほど、ほんの数枚の当日券を求めてお越しになった方々による、チケット争奪じゃんけんが行われたところ。集合したのが全員男性だったのにあらためてビックリ。先週のDステのお芝居の客席は関係者っぽいオジサン(含む僕)や勉強に来ていたPatchメンバー以外はほぼ全員女性だったんですけどね■この『140』は、自分のTwitterのタイムラインをスクリーンに映し出しながらそれをネタにひたすら一人語りをするという、いまや『炎上芸人』なる別名(?)を持つ山里さんならではの傑作イベントです。次回はちゃんと告知しますので、山ちゃんの絶品自虐トークをあなたも是非!■(艦長)

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