インフォメーション
2008年5月に生まれたABCホールは、おかげさまで1周年に「中之島春の文化祭2009」そして2周年にはABCホールプロデュース公演「お~い!久馬×劇団赤鬼」「中之島春の文化祭2010」を上演してまいりました。皆様にご利用いただくだけでなく、どんどんホールとしてもプロデュースをできるようになっていきたい!と思っております。そして、ABCホールプロデュース公演第2弾として、2011年1月に企画中なのがこれ!
ABCホールプロデュース公演第2弾
美津乃あわ二人芝居
出演:美津乃あわ×藤元英樹 ×宮川サキ(sunday) ×行澤孝(劇団赤鬼)
公演日:2011年1月22日(土)23日(日)
これは、中之島春の文化祭で誕生したユニット「美津乃あわプロデュース」をABCホールプロデュースとして完全バックアップ、バージョンアップして1本のお芝居として上演しようという試みです。
美津乃あわさんはABCホール誕生後、現在のところ最多出演女優として君臨しておられ(?)、藤元英樹氏との2人芝居は毎年お祭り騒ぎの文化祭の中でもお客様からの評判も高く、今回は新たにsundayの宮川サキ嬢と、これまた第1弾に引き続き劇団赤鬼座長:行澤孝氏にお力を借りて、美津乃あわさん1人に対して複数の相手役がいる形の「二人芝居」を上演することとなりました。
チケット発売などの情報詳細については改めてこちらのホームぺージでも発表して参りますので、どうぞお楽しみに!年明けのスケジュールですが皆様是非ご来場くださいませ。(乗組員N)
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- 2010年08月13日金曜日
■連日猛暑の続く大阪市内。沖縄地方に接近している台風4号の影響もあったのでしょうか、午後には一時強い雨が降ったのですが、その前のこと■今日お昼前に、来る10月11日(月・体育の日)に初めての独演会を開く、桂しん吉さんの記者会見がホールのロビーで行われました。「鉄ちゃん落語家」としても知られるしん吉さん、惜しまれつつ早世された故・桂吉朝さんの愛弟子で、古典・新作とも意欲的に取り組み、今や押しも押されもせぬ上方落語界のホープです■この5月の『中之島春の文化祭2010』に出ていただいた際、このABCホールをとても気に入っていただいたらしく、記念すべき初独演会の会場に選んでいただきました■独自の新作鉄道落語と、師匠が得意としていた古典を2席、合わせて3席、大いに期待したいところです。そして・・・実はこの会、ゲストも要チェックです!
■前売りはあさって8月11日(水)から。お急ぎください。
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- 2010年08月09日月曜日
■内緒ですが、昼間ちょっと中之島の国立国際美術館に行ってきました。現在、2つのフロアで別々の展示をしているのですが、まずは『横尾忠則全ポスター』展に■いや、ただただその量に圧倒されます。個々の作品のパワーがすごいのに、それが約800点も、いくつもの展示室の壁を文字通り覆うように掲げられているのです。なにせ60年にわたる創作活動を通じた《全ポスター》と謳われているのですから大変です。一枚一枚丁寧に観ていたらなんかひどく疲れるような気がしたので、意識的に『作品群』としての鑑賞モードに切り替えていたのですが、それにしても強烈!■横尾さんといえば、僕はやはり状況劇場や天井桟敷などのアングラ第一世代の劇団の公演ポスターを真っ先に思い浮かべてしまいますねー。京都・下鴨神社の糺の森に出現した赤テントで生まれて初めて観た、状況劇場『腰巻お仙』のポスターを見つけたときには感激!また、デビュー直後の1950年代には、劇団民藝などの新劇や、松竹新喜劇のポスターも手がけておられるのには驚きました■もうひとつのフロアで催されている『束芋』さんという女性アーティストのインスタレーション展も面白かった!■国立国際美術館は、ABCホールから堂島川沿いの気持ちのよいプロムナードを歩いて10分ちょっとの距離なので(この炎天下はちょっと大変ですが)、ホールでの舞台鑑賞と合わせて、『真夏の大阪・水辺のアート体験』、お勧めです!
■さて、あさの@しょーいち堂、本日小屋入りです。一昨年、杮落とし間もない当ホールで第1作が上演された『どくろ』シリーズ、昨夏『2』が上演され、今回最終章を迎えます。題して『どくろ3《完結編》パンドラの匣(はこ)』。多彩な出演者に日替わりゲストも迎えて、いよいよ明日初日です。純白・長袴の学ラン姿で大暴れする、十兵衛最後の雄姿をぜひ!
8月6日(金) 19:00
7日(土) 13:00 18:00
8日(日) 15:00
★日替わりゲスト
8/6・・・わかぎゑふ 8/7・・・いがわゆり蚊(13:00)・朝おき太(18:00) 8/8・・・お~い!久馬
★当日券は開演1時間前より発売
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- 2010年08月05日木曜日
■劇団レトルト内閣『絶叫ソング』、本日初日を迎えました。
エレガンスロックと称するお洒落なオリジナル楽曲、流れるような豊かな台詞表現などで独特の世界を作り上げる、ちょっとアーバンな雰囲気を持つ劇団です■この文を書くために久しぶりに劇団ウェブサイトを開いてみたのですが、デザインがめちゃくちゃかっこよくなってる!かっこいいだけじゃなくて、すごく見やすい!面白い!各メンバーの動画による紹介や演劇用語辞典(!)もあるし、公演特設サイトでは、今回の日替わりゲストである美津乃あわさんと上田剛彦アナウンサーの対談なども見ることができます。面白いなー。アーバンだなー。座長の川内さんは映像制作やWEBデザインのプロでもあるんですね...なるほど■そういえばこのレトルト内閣にはなんと漫才コンビもいたのでした。もちろん今回も出演される藤京子、福田恵のご両人で、コンビ名は『安定志向』。お二人とも有名大卒の公務員さんで、去年のM-1で3回戦進出の実績を誇っています(これ、結構すごいこと)■若い人たちへの演劇の普及活動などにも力を注いでおられるということで、何かと興味の尽きない劇団レトルト内閣。ぜひぜひ劇場に足を運んで、ご自身の目と耳でその魅力に触れてみてください!(艦長)
7月30日(金) 19:30
31日(土) 15:00 19:00
8月 1日(日) 13:00 16:00
★日替わりキャスト 7/30,31・・・上田剛彦
8/1・・・美津乃あわ
★当日券は開演45分前から発売
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- 2010年07月30日金曜日
■夏。ABCは昔から甲子園の高校野球中継に全社を挙げて盛り上がるのですが、もうひとつ、数年前から当社のお笑い制作班は、この季節になると『M-1グランプリ』のシーズン到来!とテンションが上がって参ります■もちろん決勝は年末なのですが、夏から1回戦の戦いがスタートするんですね。今年はどんな新しいスターが生まれるのか?1回戦からすべての会場にカメラが入り、笑いの戦士たちの戦いが記録されてゆきます■さて、M-1といえば絶対忘れてはならないコンビが、そう!笑い飯。2002年の第2回大会からすべて決勝に進出し、3位・2位・5位・2位・4位・5位・4位・2位・・・という恐るべき記録を残す男たち。もう優勝3回分くらいの値打ちはあるんじゃないですか?■特に、巷間最後の挑戦と云われていた昨年2009年の決勝の1本目のネタ『鳥人』は、昨年当ブログでも絶賛した2003年の伝説のネタ『奈良県立歴史民俗博物館』をも超える神がかり的な面白さで、たしか大会委員長の紳助さんが感動して満点の100点をつけたんですよね■なのに・・・2本目、「一度M-1でやってみたかった」という、彼らの初期のちょっとシモがかったネタで、審査員全員から文句なしの『0票』!なんだか笑い飯らしいといえばらしくて面白いのですが、1本目で僕、テレビを観ながら鳥肌を立てていただけに・・・ね■聞くところによると大会規程に小さな変更があり、今年も参加資格が出来たとのこと。この幸運を無駄にはしないでほしい、いやこのまま無冠の帝王でいる方が芸人として面白いのか、などと余計な心配をしてしまうのですが、今年もあります!『笑い飯のABCホールLIVE5』(8/23)。いよいよ本当のラスト・チャレンジに向けて始動した笑い飯に、今年もやっぱり注目です(艦長)
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- 2010年07月26日月曜日
■竹下宏太郎×福田転球×遠藤久美子『四畳半ブルース』本日初日です!
■いわゆる「乗り打ち」という形式で、今日の早朝にスタッフが小屋入りし、突貫作業で準備を行い、夜には公演が行われます。出演者3人に加え、3人編成のバックバンドが入るということで、何が始まるのか気になりますねー■作・演出も兼ねる竹下宏太郎さんは振付師としても超メジャーで、特に印象に残るところでは、アーノルド・シュワルツェネッガーのカップ麺のCM、細川ふーみんの入浴剤のCM(大好き!)など多数のCMの振付をしておられます。だから、当然ダンスの要素も入ってくるはずだし、福田転球さんは何をしでかすかわからない異次元な空気を持った役者さんだし、遠藤久美子さんがこの濃い二人の男優と一体どんなアンサンブルを作り出すのか・・・!?本当に興味は尽きません■とにかく普通の演劇に終わらないことだけはたしかなようですが、更に盛りだくさんなことに終演後には毎回トークショウ『宏太郎の部屋』もあって、本日は竹下さんが所属する演劇ユニットPiperのDOCこと川下大洋さん。こちらもお楽しみです!(艦長)
『四畳半ブルース』 作・演出・振付 竹下宏太郎
出演 竹下宏太郎 福田転球 遠藤久美子
7月 16日(金) 19:00
17日(土) 13:00 17:00
18日(日) 13:00
■当日券は開演1時間前より発売
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- 2010年07月16日金曜日
■昨夜は珍しく早く帰宅し、ゴハンを食べ終わって、9時台のサスペンスドラマを見ていたのです。最近堅実に視聴率を稼いでいるこの種のドラマを、たまにはちゃんと見てみようなどと思って。ところが僕、冒頭のシーンでたちまちこの作品のトリコになってしまいました■・・・夜明け前。ある部屋に男が一人忍び込んできます。彼は首尾よくあるモノを見つけだし、それを目の前にかざしてマグライトの光で中身を確認すると、小さく、しかしハッキリ叫ぶのです。『やったぜ!これさえあれば!』・・・と次の瞬間、暗闇で何者かのナイフが一閃し、男は死んでしまいます。そしてカットは変わり、朝の訪れと共に警察の現場検証が始まっている・・・という、まあ定番の出だしなわけですが■食いついてしまったのは、何といっても元小劇場界のスターだった俳優さんが演じる、侵入者にして被害者となる男の台詞ですね。わざわざ黒ずくめの服を着て抜き足差し足で忍び込んでおいて、『そんな独りごと言うかっ!』・・・と突っ込みそうなところなんですが、そう思ったのではありません■なるほどこれがゴールデンのテレビなんだな、と。脚本家さんも演出スタッフも、そういうツッコミが入るのは百も承知のはずで、『でもこれが必要なんだ』と確信して男にしゃべらせているのです。現に、洗い物をしながら、さらにインターネットの将棋中継も気になりながらテレビを見ていた僕が、一瞬にして物語の設定を理解してしまったわけで・・・■『彼は悪い奴だけど犯罪のプロではない。依頼された盗みではなく、換金するためでもなく、自分がソレを欲していたのだ』という事情を、一言で視聴者にすり込むことに成功しています■しかし、映画だとやはりこれは少々カッコわるい演出ですよね。暗闇の中で椅子に固定され、画面に集中することを義務づけられている観客、何よりその作品を観るために自ら千数百円を出費している観客に対して、過剰な説明は時に冒涜行為です■俳優の仕草、表情、台詞回し、挿入されるモノや風景のカット・・・その他全ての情報から、物語の輪郭、作品の肌触りを徐々に感じとっていくことが映画を観る喜びだったりするからです。そういう読み取りを助けるために映画にはクローズアップという技法があるのです。テレビ画面ではせいぜい実物大ですが、スクリーンで長さ数メートルもの悪漢の顔が『やったぜ!』などとつぶやけば、それは滑稽でしょう■・・・なんてね、そんなことを考えながら、洗い物も終わった後半はドラマに集中していたのです。犯人探しの推理には二重のミス・ディレクションが仕掛けられていて、紆余曲折の後、ようやく最後に事件の真相が判明します。私が本当にアリっ?と思ったのはドラマの終盤、真犯人が供述を始めてからなんですが・・・まあその話はやめておきましょう■ところでこの『やったぜ!』、舞台だとどうなんでしょう?暗闇、座席に固定、能動的、という点では映画と同じですが、舞台にはアップはありません。小さなABCホールだって、幅10メートルほどの舞台が常に観客の視野に入っているわけで、もっと大きな劇場ではなおさら俳優の表情だけでは伝わりにくい場合もあるでしょう。だから、舞台では舞台独特の演技術が進化し、そこに音響や照明などの助けが加わって、そのあたりを描写していくわけです■真正面を向いて台詞を言う(歌舞伎の見得のように)、人物の心の動きと共に照明が変化する、なんてことはテレビや映画では通常ありえない■つまり、テレビ、映画、舞台では、作り手と観客が共有しているリアリティの次元・・・『本当らしく見せる―感じる』上での約束事・・・がそれぞれ異なるのですね■まあ僕は芝居のストーリーの理解力が極端に低いので、時と場合にもよりますが個人的には、『大事なことは台詞でハッキリ言って欲しいな』と思ったりもしますけど。ひとこと聞き逃すとオハナシが分からなくなる演劇(結構よくあるんですよ)って苦手。駄目かなあ・・・(艦長)
■さてABCホール、本日は、独自の演技術(?)で90年代の関西小劇場シーンを駆け抜けた美女劇団、現在はアラフォー女性劇団、kochoさんの小屋入りです。『文化でドゥヴィドゥバ』というちょっと不思議なタイトルの作品ですが、この『文化』って、『文化住宅』の文化なのだそう。伊藤えん魔氏はじめ賑やかな客演陣、美津乃あわさんなどの日替わりゲストも交えて、果たしてどんな舞台になるのでしょうか・・・!?
7月 9日(金) 19:30
10日(土) 14:00
11日(日) 14:00
★当日券は開演1時間前より発売です
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- 2010年07月08日木曜日
■祝勝利!・・・ワールドカップの決勝トーナメントで日本チームが敗退した翌日にこんなことを書くと叱られそうですが・・・。実は私昨夜遅く、インターネットの将棋中継を手に汗握って見守っておりまして、我らが中年の星・谷川浩司九段が、今期A級順位戦の初戦を白星で飾ったことに大喜びしていたのです。ま、横でテレビは点いていたので試合の状況は耳から入ってきていたのですが、午前1時過ぎに谷川九段の快勝を見届けると、サッカーの方は延長戦の真っ最中だというのにお布団に入ってしまいました■そんな分かりやすい天邪鬼なんで、やっと明日あたりからテレビも静かになるかなあ・・・なんてね(艦長)
■さてそういうわけで、明日からはお芝居でも!・・・ABCホールでは3回目となりなした、おなじみ劇団パロディフライの番外公演、干支シリーズ十作目『時の旅人・寅』明日初日です!
7月1日(木) 19:00
2日(金) 19:00
3日(土) 14:00 19:00
4日(日) 14:00
5日(月) 14:00
■いつもながら大人気の公演で、前売券はもちろん完売
■当日券は、7/1(木)、7/2(金)のみ若干枚の発売です
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- 2010年06月30日水曜日
■というわけで今週も初日です!■リリパットアーミーⅡ25周年記念公演第一弾『罪と、罪なき罪』。いつもながら豪華な布陣です。リリパ一座の皆さんに加え、東京・大阪の人気劇団から、狂言界から、新生松竹新喜劇から・・・と実に多彩な客演陣■題材は大津事件ですね。明治の中頃、滋賀県の大津で、ロシア帝国の皇太子を地元の巡査が斬りつけ負傷させた事件。犯人の津田三蔵をどう処分すべきか?超大国の報復を恐れ殺してしまえと主張する政治家と、ロシア皇族とはいえ日本国内では一般人であり、怪我をさせただけでは極刑は不当である、という裁判官たちが争いました。日本の近代史上、司法の独立・三権分立などの意識を高める重要な出来事だったとされています■この作品は、リリパットアーミーⅡ初の法廷劇として2年前に初めて上演され大好評!小劇場の聖地、東京・下北沢のザ・スズナリでは場内に入りきれないお客様が文字通り鈴なりになったそうです。25周年記念シリーズの先発を任された自信作ですから、見逃す手はありませんやね!(艦長)
『罪と、罪なき罪』 作・演出/わかぎゑふ
6月17日(木) 19:00
18日(金) 19:00
19日(土) 15:00 19:00
20日(日) 15:00
◎当日券は開演1時間前から会場受付にて発売!
■写真手前は、リリパットアーミーⅡ25年間の名場面を綴った貴重な写真集。お求めはロビーにて。これは買いです!
(あまりにおバカなチラシがあったので後ろに添えてみました。こちらの詳細はまもなくイベント情報で!)
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- 2010年06月17日木曜日