• 必殺瓦版
  • 必殺仕事人とは
  • あらすじ
  • 登場人物
  • 主題歌
  • スタッフ
  • モバイルサイト

インタビュー

経師屋の涼次役 松岡 昌宏さん

  • 渡辺小五郎役 東山 紀之さん
  • 経師屋の涼次役 松岡 昌宏さん
  • 仕立て屋の匳役 田中 聖さん
  • 花御殿のお菊役 和久井 映見さん
  • 弥勒坊燕斎役 高橋 英樹さん

まず、『必殺仕事人2012』への意気込みからお聞かせください。

約1年半ぶりの撮影ということで、涼次というキャラクターを見失わないように、ブレることのない涼次を作ろうと励んでいます。

一年半ぶりに涼次を演じたわけですが、感想はいかがですか?

人情に厚くて食道楽で女好き、というのは変わっていないですね。今回、匳に対して、「裏の仕事から足を洗え」と忠告する場面があるんですが、実は仕事人になった以上、それは許されないとわかった上での発言なんです。きっと自分に言い聞かせている部分もあるんでしょうし、そういった意味では、情で生きる涼次をうまく表現できているんじゃないかと思いますね。それと、今回は、初めて、野際陽子さん演じるこうさんと、中越典子さん演じるふくさんとご一緒させていただくんですよ。そのシーンは楽しみですね。

『必殺仕事人2012』ならではのみどころをお聞かせください。

なんと言っても、高橋英樹さんですよね。高橋さんが斬られる姿は、今まで見たことがなかったので、どうやって斬られるのか、すごく気になります。「小五郎、どうするんだろう?」と、僕自身が楽しみにしていますね。

その高橋英樹さんと共演した感想はいかがですか?

高橋英樹さんとの共演は、僕が高校生の頃に出演した『桃太郎侍』以来ということになりますから、感慨深いです。高橋さんのセリフをひとこと聞いただけで、高校時代の自分に戻ったような気持ちになるんですよね。大変緊張しながら、勉強させていただいています。
高橋さんも、(助川千右衛門役の)六平直政さんも、今回出演なさってくださる方々は、僕がずっとお世話になってきた方ばかりなので、良い意味での親近感もあって、楽しい現場ですね。

最近は時代劇が少なくなりつつありますが、それについてはどのように感じていらっしゃいますか?

子供の頃から時代劇が大好きで、16才のときに初めて時代劇に出演させていただきました。僕は、日本が世界に誇れるものが時代劇だと思っていますし、日本のオリジナリティを大事にしたいと思っています。これからもずっと続けていきたいですね。

『必殺仕事人2007』から数えて5年目に入りましたが、松岡さんにとって『必殺』とはどんな存在ですか?

このように長いシリーズに出演させていただけるというのは僕自身も初めての経験です。5年目に入ったということもあって、撮影をしていないときでも、自分が『必殺仕事人』のメンバーであるという誇りは常に心の中に持っています。自分の体のどこかに『必殺仕事人』という文字が刻み込まれているんだと思います。

『必殺仕事人2007』のときには、偉大な作品に出演できてうれしいとおっしゃっていました。
今も、その気持ちに変わりはありませんか?

もちろんです。変わるどころか、どんどん膨らんでいます。ずっと愛してきた作品に出演できるようになって、藤田まことさんと言葉を交わすことができたという感動は、今でもはっきりと覚えています。「『必殺』を頼むよ」と、藤田さんに言われた言葉は、あの声のトーンも含めて、今でも本当に鮮明に残っています。その思いを絶対に絶やすことなく、これからもいい作品を作っていきたいと思っています。

最後に視聴者へのメッセージをお願いします。

今回もとても楽しい作品に仕上がっていると思います。時間をかけた分、話の内容もしっかりと練り上がっています。ぜひご覧ください。(了)