- まずは約一年ぶりに『必殺』の現場に戻ってきた感想からお聞かせください。
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「スタッフさんも含めて本当に居心地が良い現場なので、ここに帰ってくるとすごくほっとしますね。「ただいま」という感じです。東山さんと松岡さんと3人がそろうと「『必殺仕事人』に帰ってきたな」と実感しますね。実は、去年、2人に風邪をうつしてしまったので、今年は絶対にうつさないぞという意気込みで現場に入りました(笑)」
- 田中さんは、毎回、“仕事”のシーンを
楽しみにしているそうですね。 -
「僕は『必殺仕事人2009』から数えて4年目になりますが、毎回、台本を開く前から「今回はどんな“仕事”になるんだろう?」とワクワクしています。ただ、前回は頭まで冷たい水に浸かるという過酷なシチュエーションの中でビショ濡れになりながら撮影したので、楽しみと怖さと両方がありますね(笑)」
- 今回の冒頭では、斬られるシーンがありますが、
演じられた感想はいかがですか? -
「僕は兄弟がいてチャンバラごっこもよくやりましたから、殺陣は大好きです。ですから、斬られるシーンを演じるのも単純に楽しいですね。でも、撮影の日がすごく寒い日だったので、血のりも冷たくてつけたくなかったです(笑)そういうときは体を動かすのが一番で、撮影しているうちに体も温まってきてだいぶ楽になりました。」
- 渡辺小五郎役・東山紀之さんとの共演の感想をお聞かせください。
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「僕は初めて時代劇をやらせていただいたのが5年前なんですけれども、そのときに東山さんと共演させていただいたんです。僕が時代劇のことは右も左もわからない状態の中で、東山さんの堂々とした姿を見て、「すごくかっこいいな」と感銘を受けました。それ以来、ずっと学ばせていただいています。」
- 経師屋の涼次役・松岡昌宏さんとの共演の感想はいかがですか?
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松岡さんは昔から「時代劇をやったほうがいいよ」と言ってくださっていました。ですから、『必殺』をやるにあたっては、松岡さんの存在はすごく大きかったですね。毎回、胸を借りるつもりで演じています。匳と涼次のコンビは、僕自身もオンエアを見るのが楽しみなくらい大好きです。今回も、涼次とのかけあいのテンポはすごく楽しいですね。
- 最後に『必殺仕事人2013』のみどころを教えてください。
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今回も本当に豪華です。なによりあの里見浩太朗さんが悪役をやるというのが、一番のみどころです。里見さんをはじめ、豪華な出演者を相手に仕事人たちが活躍して、みどころが盛りだくさんになっています。僕が演じる匳も、すごく良いところが凝縮できていると思います。若い人でも楽しめる、本当に素晴らしい作品になっていますので、ぜひご覧ください。