必殺仕事人2014

衣装ギャラリー

着物にマフラーというスタイルのルーツは中村主水。かつて藤田まことさんが撮影の合間に身に着けていたのを監督が気に入り、そのままで撮影したのが始まりだとか。それが現在では、東山紀之さんへと受け継がれています。
また、ふだんはじっくりと見ることのできない家紋にもご注目。鶴は長寿を表わすめでたい鳥としてしばしば家紋に描かれてきましたが、これは「光琳亀甲鶴」「六角光琳鶴」と呼ばれる実在する家紋だそうです。

「涼次は、自分の命を危険にさらしている以上、いつ死んでもいいように着飾って、自分なりのけじめをつけるために衣装を変えている」とは、石原監督の弁。
その言葉どおり、ビッグサイズの髑髏をメインに、くもの巣と血しぶきがあしらわれたド派手な衣装です。これは監督のこだわりに応えて、衣装部のスタッフと染め屋さんが作り出したオリジナルの一点もの。ドラマでは、赤紫の上着に透ける髑髏に注目してみるのも面白いかも?

今回、新たに登場する隆生。その仕事着を本編にさきがけてご紹介。
隆生は田舎の坊主というだけあって、質素な印象の衣装には土汚れを意識してドーランで汚しが入れられ、ところどころに当て縫いが施されています。よく見ると、縫い目を利用してさまざまな模様が描かれています。芸が細かい!
この衣装が舞う殺しのシーンは、監督も印象に残った場面として挙げる必見のシーン。お見逃しなく!

仕事人メンバーの紅一点であるお菊。いつも華やかな衣装で魅せるお菊ですが、今回紹介するのは、三番筋で着るもの。その名のとおり、菊の花があしらわれた落ち着いた大人のイメージの着物です。崩した字体の筆文字が書かれた帯がアクセントになっています。
この他にも、お菊はさまざまなシチュエーションでバリエーション豊かな着物姿を披露しています。ぜひお楽しみに!

必殺シリーズ

必殺シリーズ 懐かしの待ち受けや名シーンが満載!