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高知県1800万円で購入美術館の絵画贋作と判断

03/14 19:05 配信

高知県立美術館で所蔵する絵画に贋作の可能性が指摘された問題で、高知県は調査の結果、贋作(がんさく)と判断したと発表しました。

贋作と判断した作品は、1919年にドイツ人画家ハインリヒ・カンペンドンクが描いたとされる「少女と白鳥」です。

美術館によりますと、この作品は県が1996年に1800万円で購入したものでしたが去年6月、ドイツ人のヴォルフガング・ベルトラッキによる贋作の可能性が指摘され、京都大学の専門家に真贋調査を依頼し、調査を進めてきました。

贋作の理由として、県はカンペンドンク氏が作品を制作したとされる時期(1910年代)には一般的でない絵の具が使用されている可能性が高いなどを挙げています。

県は今後、購入先の画廊に返金を念頭とした交渉を予定するとともに、当該作品の有料での公開を検討しているということです。

最終更新:03/14 23:14

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