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謎の超豪華○○!?

■昨日、日曜日は艦長、日帰りで東京に行って参りました。舞台「黒部の太陽」のキャスト・スタッフが集合し、稽古を本格的に始動する「顔合わせ」の日だったのです■すんごいですよー。下町の巨大倉庫を改造した稽古場に人(オッサンがほとんど)がぎっしり!その中心にいるのはもちろん、中村獅童、神田正輝のご両人。ほかに、勝野洋さん、大地康雄さん、ベンガルさん...そして!ABCラジオの名物パーソナリティ、われらが妹尾和夫座長もその主要キャスト席に並んでおられます■「携帯で写真撮ってもいいかなー?今日はテレビの取材は入ってるけど、ブログ用の写真となるとまた別だしなー」...とか悩んだ挙句、"大人の事情"でもないんですが、念のために写真は断念(いやいや、いい歳してあの場で携帯写真撮るの、ちょっと恥ずかしかったもんで)。でもこの日の模様はABCテレビ今週木曜深夜の「スタンダップ!」でまず流れるはずです、お楽しみに!■さて初稽古も終わり、僕たちの取材も終わり、夕刻帰る段になって、僕は舞台制作スタッフのアヅミさん(中之島演劇祭2008の制作もやってくださってた女性)から、「艦長、これ持って帰ってください」と巨大な包みを渡されました。何かと思えば豪華な折り詰めです■聞けば、「黒部の太陽」の目玉である「出水シーン」のマスコミ公開テストが来週つくば市の熊谷組の研究施設で行われるのですが、その時お客様に配るお弁当を主催者の一人として試食してほしい、とのことです。「えーそこまでするんだ。さすがー」と思いつつ、楽しみに自宅まで持って帰ることにしました■その大きさ、ズシリとした重さから期待は膨らんでたわけですが、家に帰って開けてみてびっくり!とにかく豪華で、しかもご飯の量が半端じゃない。ほら、京都とかの高級料亭のお弁当って食材は豪華かもしれないけどご飯がほんの少ししか入ってなかったりするじゃないですか。あれへの東京流アンチテーゼですね完全に。30㌢四方はあろうかという折りが二段重ねになってて、片方は赤白のご飯がびっしり!そこそこ食いしん坊の僕にとっても、適量の3倍はありました■あれを帰りの新幹線車内で開けなくてホントによかった。隣の人、絶対目を丸くしますよ。通路に人だかりができたりして...■(艦長)

20㌧の水をいかにして劇場内でほとばしらせるのか?その真相は続報を待て!

舞台「黒部の太陽」は10月5日初日を迎えます!

 

『黒部の太陽』について考えて...

■先日もご紹介した10月の舞台「黒部の太陽」を紹介するテレビ番組の企画について考えているうち、なんだかいろいろ感慨にふけってしまいました。今夜の湿気のせいかしら?

■...映画「黒部の太陽」が公開されたのが今から40年前の1968年。その題材となった黒部ダム・関電トンネルの開通は更にその10年前、1958年の出来事です■この年、日本映画界はまさにピークを迎えていました。年間の動員数が延べ11億人超。日本人が平均して月に1回は映画館に足を運ぶという、まさに「映画が娯楽の王様」の時代でした■1958年...僕の家にも、多くの日本の庶民の家庭にもまだテレビはありませんでした。しかしこの年、あの男が登場します!■立教大学のスター・長嶋茂雄が巨人軍に入団、開幕戦で金田正一に4打席連続スウィングアウト!ホームランを打ったのにベースを踏み忘れて1本損をし、結果29本塁打となって「新人による3割30本塁打30盗塁」という大記録を逃す!...というあまりに派手なデビューを飾ったのです■翌1959年、長嶋は天覧試合でルーキー・王貞治と初のアベックホームランを放ち、そして更にもう1本、ザトペック村山からサヨナラの一発!ON時代、日本プロ野球の黄金時代がここに到来したのです■もうひとつ、この59年を象徴する出来事が、もちろん「皇太子ご成婚」■...この2つの国民的関心事によりテレビジョン受像機が飛躍的に普及した、とはよく語られる話です■そしてこの59年は同時に、映画の動員数が下り坂に入った年なのです。「王様」の座を、映画は少しずつテレビに奪われ始めました■まもなく、黒部ダムなどがもたらした電力と経済成長のおかげでしょう、わが家の氷で冷やす冷蔵庫は電気冷蔵庫に代わり、同じ頃、テレビがやってきて、僕は「七色仮面」(なぜか月光じゃなく)や「ローハイド」や「番頭はんと丁稚どん」に夢中になりました■そんな1960年代、映画界は次第に閉塞期を迎え、石原裕次郎さんたちがその状況を打破するために作ったのが超大作「黒部の太陽」だったのです■「黒部の太陽」は興行的にも空前の大成功を収めますが、この作品が、テレビなど電化製品の普及を支えるダム作りの物語だったのは、時代の皮肉な必然でしょうか...■やがて裕次郎さんも不本意ながらテレビドラマに出演、そして自らドラマシリーズ制作へと進出していくのです。そのおかげで僕たちは「太陽にほえろ!」や「西部警察」などの傑作に今でも触れることが出来るわけですが...■つまり、すごい人は何をやってもすごいって、そういうわけです■

■「黒部の太陽」にまつわる人々の苦しみや悩みや栄光について考えつつ、知らない間に映画とテレビという娯楽メディアの交錯の歴史にまで想いを馳せてしまいました■間違いなく今、テレビも大きな時代の転換期を迎えています。僕もいまテレビを点けっぱなしにしながら音声だけ聞いて、パソコンのキーボードをオタオタと叩いているわけですが、このパソコンや携帯電話や携帯ゲーム機の普及によって、若い人のテレビ離れが徐々に始まっているのは残念ながら事実でしょう■でもそれはまだほんの少し。映画界は一度どん底を経験し、そして昔とは大きく仕組みを変えながらも再び活況を呈しています。しかしそれには長い時間がかかりました。さて、ここでテレビは踏ん張れるのでしょうか!?それとも...■僕も微力ながら頑張ります!(艦長)

■10月5日初日、「黒部の太陽」は舞台の常識を超える大迫力の娯楽作品です。お見逃しなく!■

 

うふ

■事務所にいると、いろいろな方からお電話やメールを頂戴します■まず多いのは、ABCホールへのアクセス方法。地下鉄の最寄り駅は?というお問い合わせが多いのですが、残念ながら地下鉄の駅はあまり近くにありません。強いていえば、西梅田駅か肥後橋駅。どっちが少しでも近いのかな?と思ってこの間地図を見たら、西梅田駅、肥後橋駅、ABCホールを結ぶ線はしっかり正三角形を描いております。つまり、どちらからもほぼ同じ距離で、しかもひと駅分はあるってことですね■次に多いのが利用希望のお問い合わせ。もちろん、試写会や番組関連のイベント、あるいは吉本興業さん、松竹芸能さんなど放送で普段からお付き合いのある会社による利用も多いのですが、たとえばこのHPをご覧いただいたりして、これまで全くお付き合いのない方からもよくご連絡をいただきます■そんな方々による催しが10月初めて開かれます。なんと!インドの古典音楽と舞踊の会。うわ、何だかめったに見ることのできない貴重なイベントになりそうです■スケジュール表をご覧いただくとお分かりの通り、ABCホールは演劇、音楽、お笑い、映画、トークショー、何でもあり。何でも出来る空間です。皆さんも、「こんなことをやってみたい」というアイデアがありましたら、気軽にコンタクトしてみてください。人手が少なく、休館日や深夜は電話に出られないこともありますので、メールがいいかもしれません。どうぞ、生まれたてのABCホール、あなた色に染めて下さいましなheart(かんちょう)

奇跡の舞台化!

■海の男・艦長もABCホールという艦を離れオカに上がると、ちょっと別のお仕事もやっています。今回はそのご紹介を...■「黒部の太陽」ってご存知ですか?1963年に完成した黒部ダムの建設にまつわる男たちの闘いを描いた映画(1968)です。主演であり制作者でもあった石原裕次郎さんは、この映画を「生涯最高の映画」と語りながらも、いや恐らくだからこそ、その後一切封印してしまうのです。つまり、劇場での再上映はもちろん、TV放映、DVD化もいまだにされていません。まさに幻の作品というわけです■この苦難に満ちた黒部ダム建設の物語は、その後の日本の高度経済成長をエネルギーの供給という面で支えた先人たちのドラマとして、あのNHKの人気番組「プロジェクトX」でも取り上げられました。その年だったか、大晦日の「紅白歌合戦」で中島みゆきさんが、プロXの主題歌「地上の星」を黒部のトンネルの中で歌ったのも話題になりましたよね。珍しく僕もこの時紅白を観ていたのですが、中島さんが歌詞を間違われた瞬間が妙に忘れられません。「あんな場所で生中継するってスタッフめっちゃくちゃ大変だよなー!この1曲に予算どれくらいかかってるかなー?」と感心していたその瞬間、歌い手さんがアリっ?と自作の歌を間違えてしまうって、なんちゅうかコレゾ生放送の醍醐味ともいえるわけで...■関係ないですが、そういえば【へんてこな道具ばかり作り続け、いつか自分も「プロジェクトX」に取り上げられるに違いないと信じ続ける町工場の勘違いな親父社長とその妻】のコントを、数年前に艦長は書きました。あまり出来はよくありませんでしたが...(苦笑)■ん?ハナシが横道にそれましたが...その幻の名作「黒部の太陽」がなんと今回舞台版として蘇ることになったのです。                                          

この10月!大阪・梅田芸術劇場で!                               Photo:篠山紀信      本チラシ表用0512.jpg                                                                    

■で僕、主に宣伝部隊としてこの作品に関わることになっているのです■映画のオリジナル版の主演は、石原裕次郎さんと三船敏郎さんという当時の映画界の二大スター。その役を今回、中村獅童さんと神田正輝さんが演じます。豪華で異色な組み合わせ。なんだかワクワクする配役ですね。ABCラジオの大人気パーソナリティ・妹尾和夫さんが出演(Wキャスト)するというのも関西のファンにとっては大きな話題でしょう。妹尾さんといえばモチロン、中之島演劇祭でもお世話になっている「劇団パロディフライ」の座長さんでもあります■さて、実はこの舞台、とても面白い二重構造になっていて、映画「黒部の太陽」の物語とカットバックするように、俳優・石原裕次郎、三船敏郎を中心とした男たちの、「『黒部の太陽』制作秘話」も同時に描いているのです■若い方にはやや???なお話ですが...オールドファンならご存知のとおり、当時、石原さんは日活、三船さんは東宝という会社の所属。この時代の日本映画界は、5つの大手映画会社が、それぞれ俳優たちを囲い込み、自社の俳優が他社作品に出演することを禁じていたのです(いわゆる「五社協定」)。この現状に飽き足らず、「このままでは日本映画は駄目になる!」と危機感を持った石原さん、三船さんらの想像を絶する努力によって、この掟破りの壮大な映画「黒部の太陽」が作られた...■そう、舞台「黒部の太陽」はこのもうひとつの物語...熱き活動屋たちの体制との闘いの物語をも描くのです!!■えーとですね、実は更にもうひとつこのアツい物語がこの作品には隠されているのですが...そろそろ僕、これまた古~い名作日本映画を九条のシネ・ヌーヴォで鑑賞するために出かけなきゃならないんで、この続きは次回に!...ということで■舞台「黒部の太陽」は10月5日(日)から26日(日)まで。良い席はお早めにお求めください!!(艦長)

極秘!?映画情報

■9月に行われる素敵なイベントの紹介です。9月6日(土)と7日(日)、ABCホールで、「朝日ベストテン映画祭50回記念・トーク&上映会」が開催されます■朝日ベストテン(主催:朝日新聞・朝日放送)は、毎年、海外・国内に分けて決定される1年間の映画のベスト10なわけですが、その50年の歴史を通じてのベスト・オブ・ベストを読者投票で決めようというわけですね■で、ホールで行われるのは、このベストテンと関わりの深いゲストをお迎えして、その方が選んだ作品の上映とトークの会です■ゲストとは...6日が三國連太郎さん、7日が井筒和幸さん。うむ、豪華!■いま調べたのですが、なんと三國さんは過去3本、1位作品に主演されています。66年「にっぽん泥棒物語」、69年「神々の深き欲望」、92年「息子」。まさに映画俳優界の巨人ですね(ちなみにご子息の佐藤浩市さん主演のも1本あります)■その中から、今回の上映作品は「神々の深き欲望」。とにかアツくて深くて凄い作品だという印象が私にはあります。あの映画の撮影秘話がひょっとして聞けるのかしら!?■また井筒監督の作品「パッチギ!」は06年の第1位に選ばれています。公開当時、私たまたま東京出張中に同僚のモリモトクンが絶賛するものだから、新宿・歌舞伎町のはずれのかなり汚い映画館まで走って観に行った記憶があります。いやー素晴らしかった。自分とほぼ同年代、同じ京都の青春物語でもう...思わず帰りにロビーでサントラ盤のCDを買ってしまいました■あ、ややこしいですが、今回井筒監督のリコメンドで上映される作品は「パッチギ!」ではなく、「イージー・ライダー」。アメリカン・ニューシネマの代表作ですね。70年頃の悩めるアメリカの若者、社会の姿が生き生きと描かれています。■...といいながら実は私、恥ずかしながら今回の両作品ともキッチリ映画館で観たことがありません。この機会に絶対観よっと!(艦長)    

■あ、追伸ですが、「ABCホールの映画音響設備は最新のシネコン並みです」と設計担当者が胸を張って申しております。この機会に皆さんも是非体験してみてください■

久々の...

あさの@しょーいち堂「どくろ」の初日です■ただ今14:30。開演の4時間半前ですが、最後の舞台稽古"ゲネプロ"がまだ始まりません、、、■アクションシーンが多く、その最終チェックをしているみたい。でも、稽古通すだけで2時間かかるんだから、大丈夫かぁ?ドキドキ■チケット情報ですが、9日(土)19:00の回以外は完売御礼で、当日券もキャンセル待ちだそうです。土夜だけ何故?...と考えたら、なんとこの夜、淀川の花火大会なんですわ。そういうことかsign03とにかく「どくろ」観るなら土夜へどうぞ。花火は来年もありますが、「どくろ」は今週だけですよ■

■実は、昨日久々にウルルと涙してしまいました。ある新聞のウェブサイトに、赤塚不二夫さんの告別式におけるタモリさんの弔辞が全文(たぶん)掲載されていて、それを読んだからなのです。ワイドショーでは盛んに一部が放映されていますが、あれは全部読まないと伝わらないです。それでこそ、最後の一文でガツンときます。是非探してみてください■申し添えますが、僕はいわゆる「泣ける」系のモノ(ドラマ、映画、小説その他)が大嫌いです。つまり、「結果として泣かせてしまう」のは別にいいんだけど、「泣ける映画」みたいにひとつの明確な価値になってるというか、見る側にとってもその作品を鑑賞する目的と化していたりする風潮が許せないのです。涙腺も異常に固いです。滅多に泣いたりしない男です。この前涙を流したのは...あ、これは恥ずかしいからやめとこ...(艦長)

タニマチ金魚さま、初日無事終了

sun8月です。5月2日の杮落としからはや3か月。7月下旬の入り口までずーっと「朝日放送新社屋完成記念」のイベントでフル稼働してきたABCホールですが、昨日、初めてこの記念イベントと関係のない一般興行が行われました!heartタニマチ金魚という新しいお芝居ユニットによる「更年期SHOWガール」というコメディです。文句なく面白いです!それも当然、新ユニットとは申しましたが、メンバー構成は牧野エミ、楠見薫、中道裕子という関西を代表する女優陣。今回の脚本が大王・後藤ひろひと、演出が福田転球。もうこれだけで演劇ファンにはたまらないですよね

更年期.jpgnoteさらにゲスト出演者として福田転球、小松利昌を迎えた、豪華だけれどひたすらおバカな舞台です。中身はもちろんヒミツですが、題名から推測されるとおり、題材は女性の更年期症。「更年期症を明るく笑ってぶっ飛ばすpunch演劇」って本邦初なのではないでしょうか?とにかく3人の個性の異なる女優さんたちのハジケっぷりがすごい!あっという間の1時間45分でございます。日曜までの5ステですが、当日券の状況は...

金曜19時:アリ

土曜14時:わずか  土曜18時:アリ

日曜14時:ホンの僅か

ということです。観れば身も心も晴れ晴れすること間違いなし。艦長も 最近男性の更年期症らしき原因不明のカユミに夜中全身を襲われて不眠に陥ったりするのですが、昨夜はぐっすり眠れましたbottle初日打ち上げにお呼ばれして気持ちよく酔っ払ってたせいかしら?■艦長■

初のお笑いイベント

■8月21日(木曜)、吉本興業の期待の若手コンビ、ギャロップのライブがあります。新・ABCホール初のお笑いイベントとなります■ABCホールにここだけ「新」とつけたのは、大淀の旧・ABCホールは伝統あるお笑いの館だったからです■旧・ABCホールの思い出はまたじっくりご紹介したいと思いますが、艦長がABCに入社した年、「ABC漫才・落語新人コンクール」という催しが始まったのです。現在のABCお笑い新人グランプリの前身です。入社したての艦長は第1回のADとしてABCホールを駆け回っていました。その後この催し(番組)のディレクター、プロデューサーとなり、幾度も感動的な瞬間に立ち会ってきました。そんなわけでこの大会にはひとかたならぬ愛着があるのです■そしてこの大会の今年の優勝者がこのギャロップなのです。もちろんテレビ(M-1準決勝とか~通販番組のネタ、笑ったな~)ではよく拝見していますが残念ながらまだ生はなく、またお話ししたこともありません。聞けばボケ担当(というか頭髪のやや?少ない方)の林さんの父上は、わが朝日放送の大先輩なのだそうです■お笑い新人グランプリは次回(来年1月)30回を迎え、ABCホールは生まれ変わり、艦長もサラリーマン生活30周年を迎えます。なんだかなぁ...。とにかくギャロップ、頑張って!楽しみにしています。                                       (艦長)

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