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本日初日!

■N-Trance Fishのみなさん、おととい小屋入りされ、第16回公演『Get Lost And』本日初日です■エヌトラの主宰であるダンサーにしてコレオグラファー(振付師)の尾沢奈津子さんは、関西の色々な劇団のダンスシーンの振付でしょっちゅうABCホールに来られているのでそんな気がしないのですが、ABCホールでは何と4年ぶり2回目の公演です。年1回ペースの本公演には毎回テーマが明確にあって、それにあった空間演出をされるため、適した劇場というのが変わるんですね。AI・HALLでしか出来ないこと、HEP HALLでしか作れない世界というものがある。キャパシティの違いだけじゃない、劇場というのはそれぞれが個性的です。そんな個性を使いこなすのも演出家の腕の見せ所■特にダンスというのは、演劇以上に舞台空間を大きくダイナミックに動きますから、ABCホールも、尾沢さんの振付で今夜からいつもと違う顔を見せてくれるはずです。『Get Lost And』・・・勝ち取って、失って、そして・・・。今回も関西演劇界から達者な役者陣をゲストに迎え、ドラマシーンやギャグもたっぷり■誰もが、自分の人生に当てはめて、いろんな想いを巡らせながら観ることができるパフォーマンスです。是非(艦長)

 N-Trance Fish 『Get Lost And』

n-tra2013.jpg9月13日(金)        19:00

   14日(土)  15:00

   15日(日) 14:00  18:00

   16日(祝)  15:00

※当日券は開演90分前から発売

※全席自由

※開演90分前から整理番号配布

muro式7、初日

■muro式のみなさん、昨日小屋入りされ、本日初日です■ここ何年かは別の劇場で大阪公演もされているのですが何故かタイミングが合わず私これまで拝見したことがありません。楽しみです!TV、映画、舞台とジャンルを問わず大活躍中の俳優・ムロツヨシさんが、好きな役者、好きな脚本家とやりたいことをやる舞台。いいな。ショートストーリーのオムニバスで、毎回、『幾』、『算』、『x,y,z』、『+』・・・と数学方面から題名をつけておられますが、今回のタイトルは『∴―ユエニ―』。このポワンと抜けた感じもいいなあ。3人の俳優、3人の脚本家■それぞれが『∴』の記号の3つの点となって、ストンと腑に落ちる絶妙なおはなしを紡いでくれそうです■(艦長)

muro式.7 『 ユエニ  A=B B=C ∴A=C

9月6日(金)       19:00

   7日(土) 13:00  17:00

    8日(日) 13:00

※当日券は開演1時間前より発売 (日曜は若干枚)

muro式7.jpg

台風前夜

■すごく昔の話のような気がしますが、悲運の名投手・津田恒美さんを主人公にした実録型演劇、よろずや「バイバイ」(8/10-11)は大好評。ABCラジオの朝の顔、道上洋三アナウンサーと先日エレベーターで一緒になった際、「感動したわー!」と言ってもらいました。テレビの方の朝の顔、浦川泰幸アナウンサーも、私・艦長がラジオで紹介したのがきっかけで観に来てくれ、ハンカチを握り締めながら帰って行きました。自分で作ったわけじゃないけど、やっぱり褒めてもらえるとうれしいものです■さてその後しばらくABCホールは比較的のんびりした日々が続きました。お盆はお休み、甲子園・決勝戦のパブリック・ビューイングも成功、ホームランが出た時には客席に大拍手が起こりました。私は客席最後方でしばらく観ていたのですが、背後からスタンドの大歓声が響いてきてびっくり。そうか。今回のパブリック・ビューイングには最新鋭のデジタル映写システムを使用していたので、映画上映の時と同じく、サラウンドシステムが生きてたんですね。いやー、素晴らしい解像度の映像もあいまって、さすがに凄い臨場感でした■それからSkyのライブがあって韓国の女性アイドルのクローズドイベントが昨日あって、明日土曜日は恒例、全国童謡歌唱コンクールの近畿ブロック決勝大会。・・・そんな夏が終わり、いよいよ9月、秋の繁忙期に突入です■ABCホール初登場のmuro式、東京公演も大評判のようで楽しみです。そして某超大物芸能人のファンクラブイベントの後、関西の舞台で日々振り付けまくっている(?)ダンサー・コレオグラファーの尾沢奈津子さん率いるダンス・ユニット、N-Trans Fishが本公演では4年ぶりのABCホール登場。「おはよう朝日です」(私も大昔担当してました)で当社とは縁が深いエレクトーンのコンサートがあったり、芝居小舎がベテランの味を見せてくれたり。そして、意外にも!なのですが、大王こと後藤ひろひと氏が初めてABCホールの舞台に上がります。『王立劇場vol.10 デルシネ エル・シュリケンvs.悪魔の発明withドナインシタイン博士のひみつ学会2013』。とにかく人を楽しませることが好きな大王らしい、バカで素敵な催しです。その後まもなく発表されるであろう上方の落語会があって、最後は柳家三三さんの江戸古典落語で粋に締めてもらいます■しかしこの9月のスケジュールも、10月から12月の怒涛の3か月の序章に過ぎないのです。わお!(艦長)

悪い芝居『春よ行くな』取材記(・・・が、前置きが長い!)

■高校野球は連日熱戦を繰り広げています。僕的に正確に申し上げると、「いるようです」。朝日放送従業員としてそんなことでよいのか!とお叱りを受けそうですが、自分が高校球児より年上になってしまった時点で、あまりTV観戦もしなくなってしまいました■子供の頃は、高校野球ファン、というより京都の某古豪チームのファンだった祖父に連れられて、西京極球場によく地区予選を観に行きました。また高3の夏には、母校の野球部の応援団に参加しました。男子校だったものでチアガールなどいません。さてどんな応援をしようかというミーティングを同級のY君の部屋でやることになり、それが終わって皆と一緒に帰ろうとしていたらY君に引き止められ、その後二人で交わした会話が高校時代の僕の大切な思い出のひとつなんですが、それはまた別の話■大人になってからは唯一、KKコンビのPL学園は見ていた気がします。『甲子園は清原のためにあるのか!』という植草アナの伝説の実況も生で聞きました。そんなところ。実は今年の地元の代表校がどこだかも知らない体たらくです。申し訳ありません■さて、奇特にもこのブログを読んでいただいている方はご存知かと思いますが、この1月から、『浦川泰幸の劇場に行こう!』というラジオ番組で、近々上演されるお芝居について毎回1コーナー喋らせていただいております(毎週日曜21:05~22:00、もちろんABCラジオ 1008kHzです)。『貴重な電波やないか、シロートのおっさんに喋らせるより○○か誰かに喋らせろ、ないしはオレが喋る!』という声なき声があるのは重々承知しております、しかしまあ、予算やスケジュールなど諸々事情がありましてご容赦ください■外部の方にお願いしにくい理由のひとつに、『プロ野球のナイター中継が押すと放送が短縮、あるいは無くなってしまう』という事情があります。ご存知の通りABCラジオは阪神タイガースのゲームを中心にお送りしているわけですが、ラジオの野球中継というのはテレビに比べて大変フットワークが軽く、A球場で予定されていたタイガースの試合が中止になったら直ちにB球場の別試合に切り替え、みたいな態勢が整っていて、しかも昨今ドーム球場が増えていますから、真夏の日曜の夜には必ずどこかでナイターをやっており・・・(泣)。実は昨日・8/18夜の『劇場に行こう!』の放送も見事なくなってしまったのです■演劇、しかもたいてい小劇場演劇についてレギュラーで喋るというラジオ番組というのも全国的に見ても稀有ではないかと、いつもそれなりに頑張っているわけですが、大変残念です。

■昨夜ご紹介しようと思っていたのは(というか録音・編集まで済ませていたのは)、8月22日(木)から27日(火)まで、大阪・日本橋のin→dependent theatre 2ndで上演される、悪い芝居の『春よ行くな』という作品でした。いま全国的にも注目の若手演劇人の一人である山崎彬さんが劇作・演出をつとめる劇団の新作です■実は先週、京都の稽古場に取材というか見学にお邪魔したのでした。面白かったー!悔しいのでそのことを少し書きます■稽古のはじめ、演出の山崎さんと俳優の対話の時間が持たれたのに先ず驚きました。役へのアプローチ、今回なぜこういう身体性にこだわるのか、みたいな。演劇論ってやつですね■前に番組内では少し話したことがあるのですが、1990年代後半以降、日本の演劇はかなり「わかりやすく」なっています。60年代に始まったアングラ・小劇場運動では、才能溢れる作家がイメージの赴くままに書いた、筋とか辻褄とかはよく分からないけど何だか面白くて高揚する舞台がメインストリームでした。バブル期にはそれがより洗練され、それでもやはり結構難解であることに変わりはない作品に、大企業がお金を出したりもしていました。『ストーリーより演劇ならではの華やかな興奮』、が価値を認められていたのです■しかし、阪神淡路大震災やオウムの事件が起こった95年頃から、演劇界に『物語回帰』が叫ばれるようになります。演劇のみならず、恐らくあらゆる表現において、頭でっかちの理論よりも、わかりやすさ、感動、が、求められるようになってきた。不安な時代、右肩が上がっているとはいえない時代の空気なのかもしれません。言い方に少し悪意がこもっていて恐縮ですが(ここはあくまで僕の嗜好性の問題です)、若手集団のレパートリーに、RPGみたいなファンタジー芝居、あるいは閉鎖的シチュエーションコメディが増えたように思います■話が少々大きくなりましたが、山崎さん自身が冗談ぽく話してくれたように、悪い芝居はそういう意味において、『古い芝居』だという気がするのです■『春よ行くな』には、現代日本の若者の生活を彩る様々な記号が溢れています。言葉遣いはとてもリアルで軽い。しかしそのコミュニケーションの底に横たわる"何か"は果てしなく重く、切ないのです。正直云って、『オシバイを観て元気になりたーい!』という方にはお勧めできません。置いていかれるかもしれない。しかし、『演劇にとってリアルな俳優の身体と言葉とは何か?』『それによって何が表現できるのか?』・・・まあそんな頭でっかちな動機でなくても、現代演劇のひとつのエッジに触れてみたい、演劇でしか味わえない興奮を体験をしたいという方には是非観てもらいたい、と思いました■ところで、どうして『悪い芝居』という劇団名なのか?ホームページやチラシには『悪いけど芝居させてください』の略だ、と書かれていますが、多分嘘です。または韜晦です■かつて日本で、『悪所』といえば遊里と芝居小屋でした。つまり、芝居小屋は、遊郭と並んで人間を駄目にする場所だとされていたのです。『悪い芝居』は、ちょっと健康的になり過ぎた日本の現代演劇に、密かに悪だくみを仕掛け続けているのだと思います■悪い芝居『春よ行くな』、22日(木)初日です(艦長)

明日初日!

■お暑う御座います。夏の甲子園も始まりました■今年の決勝戦の予定日は8月22日(木)ですが、初めての試みとして、ABCホールでパブリックビューイングを行うことになりました。何回か前のワールドカップあたりから流行り出した、大画面に映し出される試合を大勢で観て、一緒に盛り上がろうという催しですね。楽しそう。涼しいしね。ただし飲食はご遠慮いただきますのでよろしくお願いします■心配なのは雨です。夏の全国大会はセンバツに比べて雨天順延が少ない、つまり真夏なので春よりは安定している、はずなのですが、昨今の日本の気候の乱暴さといったらないですからね。何が起こるか分からない。このパブリックビューイングに関しては、1日延びて23日決勝ならアリですが、24日以降になったら開催中止です。お申し込みは13日まで。詳しくはこちらをご覧ください■

■さて、演劇集団よろずや『バイバイ』明日初日で本日小屋入りです■昨年の初演の時にもご紹介したので詳しくは省きますが、かつての広島東洋カープの『炎のストッパー』津田恒美投手と奥様の、実話に基づいたストーリーです。ひょうきんで、ちょっと気が弱くて、でもひとたびマウンドに立てば、剛速球で強打者を次々三振に討ち取り全身でガッツポーズ!そんな津田投手が若くして病に倒れる。奥様の献身的な看護、チームメイトの励まし、そして本人の驚異的な努力・・・■余談ながら、美人妻揃いのプロ野球界でも、津田さんの奥様はピカイチの美しさと評判の方だったそうですが(最近のお写真を拝見しても超美人です!)、舞台で津田夫人役をつとめる竹田朋子さんもめちゃお美しい女優さんです!そして、赤ヘル軍団の選手や監督・コーチを演じる関西の男優陣の奮闘ぶりも、演劇ファンには楽しみのひとつ■笑って、泣いて、誰もが生きることへの情熱を呼び覚まされる作品『バイバイ』、是非(艦長)

 

バイバイ2013.jpg演劇集団よろずや  広島東洋カープ公認公演

 炎のストッパー 津田恒美物語 バイバイ  

8月 10日(土)  15:00  19:00

    11日(日) 13:00  17:00

ことしは瑠璃色

参議院選挙、終わりました。ちょっとだけ気になることがあって、大勢が判明した深夜以降もスマホの速報の更新ボタンを押し続けて・・・私昨夜ほぼ一睡もしておりません。いや小一時間くらい眠ったか?夜、村上龍さんの短編小説集『55歳からのハローライフ』を読んでいて目が冴えていたのかもしれない。何というかそういう世代には実に切な過ぎる一冊です。いえ読み通してはいません。途中まで読んで、次の作品の題名が『ペットロス』だったので、とても頁をめくれませんでした...。んなこたどうでもいい、さて!

安井牧子一人芝居 IRODOЯI(いろどり)  THE 3RD COLOR ~瑠璃色 ~、今夜たった一度の本番です。

安井牧子一人芝居 IRODOЯI(いろどり)
THE 3RD COLOR ~瑠璃色 ~
 irodori2013.jpg

7月22日(月) 19:00

※当日券は開演1時間前から発売

エリーダ、今日初日

■プロデュース・ノマド 『エリーダ~海の夫人~』、本日初日です■ノルウェーの劇作家、ヘンリック・イプセンの作品。イプセンは、「近代演劇の父」と呼ばれる作家で、それまでのヨーロッパ社会の規範の中では不道徳と非難されかねない20世紀的人間観を描いた人ですね。代表作は、『人形の家』(1879)。僕もずーーっと昔、確か京都労演の会員だった頃に、どこだったか新劇の劇団が上演したのを観劇した記憶があります。≪夫の自分に対する愛情が、人間対人間のそれではなく人形に対する寵愛と同じものだったことを悟った主人公・ノラが、決然と家を出ていく≫、という物語。まあ現代では、昨日まで評判の良妻賢母だった女性が突然家を出ていく、ってわりとよく耳にしますが(朝ドラ『あまちゃん』のユイちゃんのお母さんもだ!)、百数十年前の当時はものすごいセンセーションを巻き起こしたのです■その9年後、1888年に発表されたこの『エリーダ~海の夫人~』も、女性の自立、解放を描いた物語です。海辺の町で歳の離れた夫と静かに暮らす女性の元に、ある日、海から一人の男がやってくる。その突然の出現に彼女の心は千々に乱れる。実はその男と彼女はかつて・・・■小劇場系演劇とお笑いが中心のABCホールではちょっと珍しい西洋近代の翻訳劇。猛暑の中、ぜひ北欧の身を切るような海風を浴びにお越しください(艦長)

プロデュース・ノマド『エリーダ~海の夫人~』 

                                作/ヘンリック・イプセン 台本・演出/今西俊夫

エリーダ.jpg  7月18日(金)      18:30

    19日(土) 13:30 18:30

    20日(日) 13:30

※当日券は開演1時間前より発売

三ツ星キッチン、あす初日

■一夜限りの演劇公演『LOOP-ルウプ-』が終演し、猛スピードでバラシ終わったのが昨夜22:30。そして明けて今朝9:00前から、早くも三ッ星キッチンの仕込み開始です。じっとしていても体がべとべとしてくるほど酷い湿気の中、ホールスタッフの皆さんご苦労様です■さて、三ツ星キッチンさんは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の現場で出会った、上條恒、KAZZ、伊藤俊彦のお三方が2009年に旗揚げ。上條さんが脚本・演出、KAZZさんが音楽、伊藤さんが構成をそれぞれ担当するミュージカル劇団です。『笑って!泣いて!元気になれる』をモットーに、小劇場発のオリジナル・ミュージカルを年2本のペースで作り続けておられます。そして昨年からついに東京以外での公演も開始し、今回の『Tomorrow』は、東京・札幌・大阪・福岡・広島と全国5都市ツアーを敢行!ABCホールでは昨年の『Together』に続き2回目の公演となります■鈴木蘭々さんをゲスト主演に迎え、出演するのは国内の舞台で活躍するミュージカル俳優の皆さん。キモカワ・サラリーマン、高田安男さんが劇団のマスコット的キャラクターとして全作品に出演、絶大な人気を誇っています(ポスター画像のまん中)■しかし考えてみれば、いわゆるイケメンを大勢集めたミュージカルっていうのは今日本で大流行りでありますが、こういう、『実力派俳優が集まって小劇場を起点に誰もが楽しめるミュージカルを発信する』、っていう活動はありそうで他にないように思います。応援したくなりますね。大阪では(土)(日)の3ステ。梅雨空の鬱陶しさを吹き飛ばすために是非ご覧ください(艦長)

三ツ星キッチン 『Tomorrow』

tomorrow.jpg7月6日(土) 14:00  19:00

   7日(日) 13:00

※当日券は開演1時間前から発売

劇団往来、初日

お足もとの悪い中、ご来場ありがとうございます。劇団往来『わがババわがママ奮斗記』初日の開演です。上演時間は休憩込み2時間30分ほどとか。長丁場ですが、ごゆっくりお楽しみください。公演チラシの"舞台美術"の項を見てびっくりしました。『阪本雅信・國嶋芳子』と、懐かしい名前が。お二人とも朝日放送美術部のOB、OGで、数々のテレビ番組の名作セットを手掛けてこられた方です。いやー、芝居の中味もですが、個人的にセットも楽しみです(艦長)

劇団往来『わがババわがママ奮斗記』

わがばば.jpg6月20日(木)      19:00

   21日(金)       19:00

   22日(土) 15:00 19:00

   23日(日) 13:00 17:00

 

※当日券は各回開演1時間前より発売

イキウメ、初日!

■イキウメ『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)』、本日初日です■当初は(金)夜、(土)昼夜、(日)昼の4ステの予定だったのですが、(木)19:00からの追加公演が早々に決まりました■今回は、イキウメさんの過去の作品を再構成する「まとめ」シリーズの後編に当たるわけですが、(上)が数年前に作られた名作短編をいくつか、図書館を舞台に斬新な方法でリミックスしていたのに対し、今回の(下)は、ひとつの短編を長編化するという試みだとか■高知県の山奥に、突然隕石が落ちる。その隕石に触れた人は、何もかも、つまり食事を摂ることすら忘れてしまうほどの幸福感に包まれるという・・・。ここまで聞いただけでワクワクする話です■イキウメの主宰・前川さんが紡ぎ出す独特の、軽妙でありながら深く、好奇心と想像力を刺激するSFストーリー、東京公演でも絶賛の嵐だった様子。客演のベテラン・池田成志さん演じる胡散臭い男が異彩を放ちまくり、舞台をぐっと引き締めているそうです。早く観たいわあ■さて、ですね。話は変わりますが、この間ラジオ『劇場に行こう!』でお話しようと思って調べたのですが、首都圏・1都6県の人口が4200万人ほど。関西地方・2府4県が2000万と少し。人口比は東西で2:1くらいなんです。そしてこのイキウメ『獣の柱』、東京では30ステージ上演されているんですよ。対してABCホールでは追加公演を入れて5回。収容人数は、東京公演の会場だった三軒茶屋・シアタートラムの方がウチよりひと回り小さいですが、でもねえ。彼我の数字は公演を運営する人たちのシビアな計算によってはじき出されたもので、これが関西の観劇人口の現状なんです。文句は云えない■忙しくて時間がままならない人たちの観劇チャンスも広げるためにも、公演回数は大いに越したことはない。そのためにはたくさんの人たちに劇場に来てもらわないといけないんです。まさに"劇場に行こう"!です。とりあえず今回のイキウメ、見逃す手はありません!■頑張ろう関西(艦長)

イキウメ『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下) 作・演出 前川知大

 6月13日(木)      19:00

  イキウメ『獣の柱 まとめ*図書館的人生㊦』B5.jpg  14日(金)      19:00

    15日(土) 13:00 18:00

    16日(日) 13:00

※予約・問合せ 06-7732-8888(キョードーインフォメーション)

※当日券は各回1時間前から発売

 

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