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東山紀之さん、松岡昌宏さん、知念侑李さんが、ドラマにかける意気込みを語ります。

2014年5月21日

■撮影を終えた感想は?

東山:(僕は)2007年から出演させていただいていますが、今回、新たな風を吹かすということで仕事人になった知念が、どういう感性で演じているのか楽しみ。いい形で「必殺仕事人」の世界を継承していってくれればいいなという思いです。

松岡:毎年、キンモクセイが香ると「必殺仕事人」の(撮影の)季節がやってきたなと思っていましたが、今回は1月に撮影がスタート。冬の京都は寒くて…。泥合戦をする予定の撮影が雪が降ったため、急遽、雪合戦に変わって、裸足で雪合戦をやったんです。今までになく珍しく過酷な撮影だったんで、「これは若いもんのやること、知念にやらせろ!」と言ったら、監督から「俺から見ればお前もまだ若いんだよ!」と言い返されたりして(笑)。とにかく寒かったです。

知念: 僕が京都に来ると雪が降るということが続いて、“雪男”と呼ばれていました(笑)。寒いのもそうですが、段取りをせずにいきなり撮影に入るという独特の撮影の仕方にあたふたしていたので、ひとまず(撮影が)終わったことにホッとしています。でも、放送はこれから。プレッシャーは消えないままです。

■新作のみどころは?

東山:みどころは、知念と佐々木希ちゃん。僕が初めて時代劇をやったのが19歳で、今、知念は20歳。僕と知念のお母さんが同い年ということもあり、世代を超えて一緒にできるというのはドラマ的に面白いことだ思います。

松岡: 高橋英樹さんが帰ってきてくれたのもうれしいですね。時代劇の第一線で活躍された先輩の声を聞くと、不思議と安心するんですよ。藤田さんにも同じように感じましたし、僕らもいつかそうなりたいな思いました。あと今回は、知念から僕らがどういう目で見られるのかなというのが気になって、この子(知念)の前ではカッコつけちゃいましたよ(笑)。Hey! Say! JUMPを初めて見たときから、知念は食べちゃいたいくらいかわいいと思っていたけど(笑)、今回も仕草とかがむちゃくちゃかわいかった。ずるいよな(笑)。

知念: 見た目的に(幼く見える)こんな僕が「仕事人」となっていく様がみどころだと思います。 自分が思っている以上に表情を鋭くしないといけないということが今回分かりました。先輩お二人は、表情や目の迫力がすごくて勉強になりました。先輩の背中を見ながら成長していければいいなと思います。

■独特の撮影方法で苦労した点は?

知念:その場その場でセリフが変わっていく。監督の頭の中を理解することは、僕には難しかった。でも、先輩二人は分かっていらっしゃるようだったので、僕もこの作品に関わる以上は、ちょっとずつでも理解できるようになれればと思いました。

松岡:俺たちもそんなに良く分かっていないよ(笑)。40年やってるスタッフも分からないと言ってるし(笑)、僕も最初は知念のようでしたよ。

東山:場所だったり、天気だったり、相手だったり、それによってセリフがどんどん変わってくる。その新鮮な感情が「必殺」には必要なんだと思います。(番組の内容が)時事ネタを扱っているということもあり、瞬間の感性が大事なんですよね。そこで僕らがどう対応できるか。知念に「いろんな経験」をしろと言っているのはそういうことです。

■現場での知念の印象は?

東山:若い人に肉体的に過酷なことをさせると、よりいいものが出てくるというのは定番。だから、彼も(寒い中)何度か水に浸かるシーンがありましたけど、僕らの前では一切文句言わずやっていましたよ。裏では知りませんけどね(笑)。

知念:裏でも(文句は)言ってません!

松岡:頑張っていましたよ。その姿が(知念演じる隆生の)悲しみを生むので、その感じが良く出ていたと思います。

■必殺シリーズが続く理由は?

東山:いろんな役者の成長を見て、送り出してくれるスタッフがいるし、僕らも成長を見せなければと思いますよね。プロ意識をしっかり持っている人間が作っているのが、この作品の魅力だと思います。

松岡:ジャニーズ事務所の先輩とは別に、“必殺の先輩”ができて、(これまで「必殺仕事人」に出演されてきた方に)「お前、いま必殺やってるんだよな」と声をかけてもらえる。これぞ必殺の醍醐味。そこに参加できる幸せを感じています。

知念:ちょっと前までは、悪を気持ちよく斬るという爽快感に魅力を感じていましたが、本当はもっと深いメッセージがあるので、僕の若いファンのみんなにも、まずは「爽快」な魅力から必殺の世界に入ってもらって、だんだんと深い部分に気づいてもらえたらと思います。

■今作を通してどのように成長しましたか?

東山:新しい風が吹くと、やっぱり僕らにも影響が出る。今回、知念が肉体を酷使して撮影していれば、負けないぞという気持ちになるし、それも成長の一つかもしれない。また、今作では知念の演じる少年のような子が、ある事件をきっかけに人を殺すまでに変貌するのですが、その中に人間の怖さを感じました。そういう感覚を感じられたのも、成長した部分かもしれません。

松岡:いつも言っていますが、この作品は(同じ事務所の)先輩と後輩に囲まれている面倒くさい環境。先輩には届かないし、後輩は追いかけて来るし。そういう中で戦っているのが、いい勉強になっているんじゃないでしょうか。知らない間に、自分が磨かれていると感じます。

知念:人を斬ることによって、業を一生背負っていかなければならないという仕事人の生き方を学びました。こんなにも大切な命が、(短刀の)たったひと突きで失くなってしまう。命の大事さを改めて思いました。