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3月31日 立川町風力発電レポート2 |
ウインドーム立川に勤めていらっしゃる橋本昌和さんにお話をお聞きしました。
手塚「風力発電に適した環境をお教えください」橋本「安定した強い風が吹くことですね」手塚「だいたいどのくらいの風力が必要なんですか?」橋本「だいたい5mぐらいなんですが、ここにある風車は、毎秒3mぐらいからまわりはじめて、定格出力を出すには13mぐらい必要です」手塚「無風の時は電気はどうしてらっしゃるのですか」橋本「
ここではまず風力発電で起こした電気を、電力会社に売ります。そして電力会社から普段使う電気を買うという仕組みになっています。ですので、直接この電気が風力発電の電気だということは分かりません」
手塚「私は直接発電した電気を使っていると思っていたんですが...」 |
手塚「私達個人レベルで、風力発電を行うことは可能なのですか」橋本「ここにある大型風車を個人で立てるということは、かなり難しいと思います。ただ太陽光発電のように、各メーカーさんが小型の風力発電機を出しているようなので、そういうものでしたら可能だと思います」
手塚「発電した電気をためておくというのはかなり難しいようなんですが、 立川町ではいかがでしょうか」橋本「充電設備というのは、コストがかかるので、まだそこまでいっていないようです」
手塚「風力発電機は鉄塔を建てて風車を回していますが、過去に何かアクシデントというのはありましたか」橋本「落雷の被害を受けたことがあります。でも今は羽の先端に避雷針がついていて、対策はなされています」 |
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続いて町にお住まいで、風力発電の推進に助力してきました、加藤武好さんにお話を伺いました。
手塚「この風車を立てるときに、何か問題になったことはありますか」加藤「もともと故郷創生1億円から始まったことで、当時はもっと町民のために使ってくれという話もありました」手塚「加藤さんはオランダに行って、実際に風車をご覧になったそうですが、
いかがでしたか」加藤「政府から援助が何%かでもあれば、自然エネルギーというのはもっと増えていくと思います。オランダでは海岸線に何十機という風車が立っています。それを見るだけでも、自然エネルギーでやっていこうという国民の意志が感じられますね」 |
手塚「これから町を担っていく子供達に、どんなことを思って欲しいですか」加藤「時代の流れで、環境というのが第1番にくると思います。自然を保っていくという手段はいろいろあると思います。その中でこの町の田んぼの中にある風車を見て、自然エネルギーがどういうものかという意識付けが出来ると思います。それで省エネルギーですとか、電気について考えて欲しいですね」
手塚「これからの地球環境についておっしゃりたいことはあります」加藤「我々でやれるところからやっていく、ということです。我々がやったって地球がどうなるもんじゃない、という考えはなくすべきだと思います。家庭でいえばゴミの分別とか空き缶などをリサイクルしていこうという事だと思います」 |
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立川町風力発電レポート1 |
高西淳夫さん
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