スタッフの雑記
■ABCホールでは現在W.Strudel×劇団壱劇屋の本番直前、ゲネプロ中とのことですが、艦長はただいま東京•渋谷。1970年代以来、日本の若者文化の発信基地として名を馳せてきたPARCOの最上階、今や老舗のホールとなったPARCO劇場にお邪魔しています■前にもお伝えした名作舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』(作:後藤ひろひと、演出:G2)が明日初日を迎えるにあたり、メインキャストの皆さんの記者会見がつい先ほど行われたのです。写真はその風景■主役のカビ人間を演じる佐藤隆太さんが真摯に作品の魅力を伝えます。そしてお隣、謎のシスター役の篠井英介さんが、この作品に一杯詰まっている小劇場演劇のエネルギーをしっかり感じて欲しい、と熱く語っておられたのが印象的でした。こちらも今、ゲネプロの真っ最中■『ダブリンの鐘つきカビ人間』、大阪公演は11/13(金)から15(日)、森ノ宮ピロティホールにて。関西小劇場が生んだ傑作をお見逃しなく(艦長)
- 個別ページ
- |
- 2015年10月02日金曜日
■今日は、劇団Patchの第4期生オーディション最終審査を公開イベント形式で開催中。司会の松井勇歩くん・杞山星璃くんのイキのいい仕切りで、上は23歳から下は13歳まで、20数名の若者たちの審査が行われています。いいなー若いって■・・・などとあまり考えもしないで常套句を書いてしまいましたが、本当にそうか?体の自由が利かなくなってしまったら辛いだろうけど、健康なら熟年もなかなかいい。ていうか、神様に「ならお前今からここで・・・2015年の日本で、10代に戻って人生やり直させてやろうか?」っていわれたら絶対断りますね。しんどそう。めんどくさい。受験とか恋愛とか就活とか・・・■うーん、ひどいこと云うよなあ。今ここに、そんな普通の人生の諸々より更にイバラの道であろう、演劇とか芸能の世界に飛び込もうとしてる若者たちがいるというのに。素直にエールを送ろう、頑張れ!■すみませんつまらないこと書いて。みんな男前でカッコいいもんだから、根底に嫉妬心があるのです。ごめんなさい(艦長)
- 個別ページ
- |
- 2015年09月12日土曜日
■そんなわけで、夏至(昨日)も過ぎ、2015年もまもなく半分が終わろうとしています。早い。早過ぎる■年のせいか私・艦長の夏バテも早く始まっている感じで、その上最近訳あって夜間と週末が忙しく、ここ半月ほど、たくさんお芝居を観逃してしまいました。劇団レトルト内閣、下鴨車窓、劇団鹿殺し、イエティ、壱劇屋、悪い芝居、・・・みーんな行けなかった。残念です。いずれも、現在とこれからの関西演劇界を支える集団なんですけど(鹿殺しは東京からの来演ですがルーツは関西だし...)。
- 個別ページ
- |
- 2015年06月23日火曜日
■毎年秋にお見えになるカムカムミニキーナさん、今年は半年早く大阪公演のスケジュールを組まれていて、先ほど小屋入りされました。劇団旗揚げ25周年記念公演『スワン・ダイブ』は、明日5/30(土)、31(日)で計3ステです■カムカム主宰の松村武さんはここ数年ずっと、日本の古代史を題材に劇作をされていますが、今回は信州の謎多き土地・諏訪と、日本神話の英雄・ヤマトタケルが絡んだお話だそうです。チラシのモチーフは有名な諏訪大社の奇祭・御柱祭。急峻な山の斜面を使って巨木を滑り落とす、荒々しいというか無茶なあの行事です。諏訪大社にはこの御柱祭の他にも、鹿の生首を奉納したり(現在は剥製)、元旦に境内のカエルを串刺しにしたり、奇妙な儀式がいっぱい残っている。周囲には縄文時代の繁栄を示す遺構が数多く発見されていて、それらの風習も、どうやら神道誕生以前の原始宗教の名残なのです■また、ヤマトタケルは、「諏訪」→「スワン」→「白鳥」の言葉遊び的連想からだとか。これだけでは現代人にはちょっと何のことかわかりませんが、「古事記」「日本書紀」によるとつまり・・・■景行天皇の息子として生まれた小碓命(おうすのみこと)は、ひょんな経緯で兄を斬り殺してしまったことから乱暴者と父に疎まれ、以降、九州の熊襲や東国の鎮圧など遠征ばかりを命じられます。「タケル」は、敵ながらその武勇を讃えた熊襲タケルから授かった名前です。長年にわたる地方回りに疲れ果てたタケルは、今の三重県あたりでついに病に倒れこの世を去るのですが、その魂は白鳥に姿を変え、西に飛んでいったといいます。つまり白鳥はヤマトタケルのもうひとつの姿なのです■ヤマトタケルを主人公にした物語で僕がまず思い出深いのは、もちろん手塚治虫先生の「火の鳥・ヤマト編」。シリーズの中では短編に属しますが珍しいギャグマンガ調で、一番好きな作品です。そして先日ビデオ配信で観た、東宝の第千作目の記念映画「日本誕生」(1959年公開。監督:稲垣浩、特撮監督:円谷英二)がまたすごかった!旧約聖書の主要な物語を描いたアメリカの大作映画「十戒」と同じ趣向で、日本神話のエピソードがオムニバス風に綴られているのですが、全体の縦糸となっているのが、三船敏郎さん演じるヤマトタケルの活躍と悲劇なのです■でも作中で一番楽しかったのは、実は天岩戸の場面。(以下敬称を略させていただきますが、)怒って岩穴の奥に隠れてしまう天照大神が当時の大スター・原節子で、困って策を巡らせる神様たちが、エノケンこと榎本健一はじめ、柳家金語楼、三木のり平、加藤大介、左卜全、有島一郎と、当時の一流コメディアンが総出演。エロティックな踊りを披露する天宇受女命が乙羽信子、そして一瞬の隙に乗じて扉を開ける手力男命が、胸毛で名高い?第46代横綱・朝汐太郎(のちに朝潮太郎)。文字どおりのオールスターキャストで、無論技術の発達した現代の目で見れば何かと「突っ込みどころ」はあるわけですが、映画の楽しさに満ちた作品だと感じました■さて『スワン・ダイブ 』です。何でも物語の発端は大阪・天王寺動物園だとか。そんな、と書いては失礼ですが、私たちにとってそんな身近な場所を起点に、古代の諏訪へ、地底の王国へ・・・。カムカムミニキーナの舞台はいつも、何千年の時間、何千キロの距離を、演劇という翼で自由に行き来します。タイトルの「スワンダイブ」とは、リングサイドから一挙トップロープに飛び乗り、その反動でリング上の敵に飛びかかるプロレスのテクニック■つまりそんな、聖俗古今東西のイメージのるつぼから生まれる作品には、大作映画とは全く趣を異にした、魂の奥を震えさせる強烈なパワーが宿っていると思うのです(艦長)
- 個別ページ
- |
- 2015年05月29日金曜日
今夜で5回目。すっかり恒例となった、山田雅人・桂む雀・三代澤康司の三人会『かたりと落語とハーモニカ』、まもなく開演です。リハーサルも滞りなく終わり、楽屋では四方山話に花が咲いています。む雀さんもお元気そうで何より。なんでも、山田さんがまもなくあのスーパースターを語る本を上梓されるとか。スーパー中のスーパー、そう、あの方です。今夜舞台で発表です。それにしても三代澤くんの声はデカい(艦長)
- 個別ページ
- |
- 2015年05月19日火曜日
■テレビ・ラジオでお知らせしているのでご存じの方も多いと思いますが、今日と明日の2日間、ABCの位置する「ほたるまち」界隈では、「ABC感謝祭2015 マイドほたるまち!」という朝日放送全社を挙げての催しが開かれています。好天に恵まれたこともあり、とにかく大賑わい。ABCホールでは、野球解説者・桧山進次郎さんのトークショウ、大原櫻子さんのライブ、たむらけんじさんによる若手お笑い発掘ライブ、「おはよう朝日です」の面々によるお楽しみ会、と続きます。そして明日は甲子園球場から送られてくる阪神vs.中日戦の映像をホール舞台上の福本豊さんによる生解説つきで楽しもうという、いわゆるパブリック・ビューイングです。
- 個別ページ
- |
- 2015年05月05日火曜日
■『中之島春の文化祭2015』、昨夜2日間の日程を無事終了しました。ご来場いただいたお客様、ありがとうございました。出演者・スタッフのみなさん、お疲れさまでした■毎年4月の後半を迎えると、お天気の中長期予報がとてもとても気になります。今年の5月2日、3日については当初楽勝ムードだったのですが、ある日急に、低気圧・前線の到来予測が前倒しされて不安な状況に。しかしみんなの願いが通じたのか、なんとか3日・千秋楽の午後まで空はもちました。そして、屋外ライブで最後に登場したダイナマイトしゃかりきサ~カスがラストの曲を歌い終え、お別れの挨拶が済むと同時に、雨粒がパラパラとウッドデッキを叩き始めたのです。それはまるでフィナーレの拍手のようでした。そこから、外は撤収、ホール内では最終ブロックがスタート。怒涛の5演目でした。終演後は笑顔のお客様をお見送りして、毎度大騒ぎの打ち上げへ・・・■本日・4日はしとしと雨です。でも明日あさっての「マイド」の時には回復してそう。今日準備をしているスタッフは大変ですけどね■というわけで、文化祭の詳しい報告、今後の展望(?)は近日中に書かせていただきます(艦長)・・・と書き終えてから発見したのですが、猪瀬くんがもうお天気のこと書いてるやん。細かいこと書けて云われてるやん。でも今は頭がちょっとぼおーっとしているので、早ければ明日に!
- 個別ページ
- |
- 2015年05月04日月曜日
■学生時代、何より楽しかった「文化祭の前日」ってやつです。
- 個別ページ
- |
- 2015年05月01日金曜日
■明日4月24日(金)から26日(日)の3日間、大阪・キタで、『第79回日本循環器学会学術集会』という催しが開かれます。グランフロント大阪、大阪国際会議場、リーガロイヤルホテル、堂島リバーフォーラムという巨大施設内に設けられた数多くの会場にまじり、当ホールはなんと「第19会場」となっていまして、普段とは全く異なった空気に包まれようとしています。噂によると日本中から万単位の循環器の専門家が大阪にお集まりになるということです。すごい。最近アジアからの観光客の殺到で大阪のホテルが取れないという話を耳にしますが、大丈夫なんだろうか?この週末、日本のどこかで心臓関係の急病に見舞われたらお医者様はいるのだろうか?・・・などと余計な心配をしつつ、間近に迫った「中之島春の文化祭2015」の準備などもしております■後者はほんとに余計な心配ですね。ブログ上の演出です。ご容赦ください(艦長)
- 個別ページ
- |
- 2015年04月23日木曜日
■前にも書きましたが、浦川泰幸アナウンサーがABCテレビの夕方のニュース&情報枠のキャスターとなったため、私・艦長も出していただいてるABCラジオ『劇場に行こう!』の司会者も3月いっぱいで降りることになりました■すわ番組終了!?この番組を踏み台にラジオタレントへの転身を目論んでいた私も肝を冷やしたのですが、ありがたいことに番組は無事継続。劇団Patchメンバー、謎の映画批評家・縛りやトーマス氏ともども胸を撫で下ろしたのでした■後任としてこの素人男性集団を束ねてもらうことになったのは、橋詰優子アナウンサー。少し前にお母さんになったあとしばらく仕事を休んでいて、最近徐々に復帰中の中堅、いや、現在当社現役女性アナウンサーの中では最年長の存在なのだそうです。いやはや感慨深い。というのも実は・・・ ■橋詰さんがこの春勤続丸18年、ということは今から19年前のこと。私、彼女の入社試験の試験官の一員だったのです。確かその年、アナウンサー選抜の新たな方針として、「入社後実際に一緒に仕事をすることになる、報道やスポーツやバラエティの現場のスタッフの意見も採り入れよう」、ということになりました。そこで、何次にも及ぶ選考の中間段階で、各セクションから中堅スタッフの代表が集まり、選抜試験に参加したのです。各々が思い思いの実技テストを志望者に課し、それを全員で見て審議する、という方式です(無論最終的には上層部の判断に委ねられるのですが)■でその時私は、情報・バラエティ番組担当として、その種の番組における資質を確かめるべく、あるテストをでっち上げました。ところがそのテストが、アナウンサー志望とはいえ二十歳そこそこの学生にっとっていかに難題であったか!・・・という苦労話(愚痴)を、先日初収録の日に橋詰君から打ち明けられたのです。「架空の生情報番組の中継リポート」みたいなことで、私なりに一所懸命考えたんですけどねー、ほんと申し訳ない■あれから19年(綾小路きみまろ風に)。これから僕は、今やアナウンス部の重鎮に成長した橋詰さんのテストを、毎週マイクを挟んで受けることになりました。怖いですよぉ。「やっぱ使えねえオヤジだなこいつ」なんて思われてるに違いない、とか想像してしまってきっと・・・。まあ、それはそれで嬉しいんですけど(Mかよ)■それはさておき、「橋詰優子の劇場に行こう!」、よろしくお願い致します■(艦長)
- 個別ページ
- |
- 2015年04月16日木曜日