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スタッフの雑記

本日初日

Infinite『Mores』昨日小屋入りされ、本日初日です。イケメン&美女が揃った東京のカンパニー。当ホールでは2度目の公演になります。前回の演目は『イケメン金融工学』。お芝居を観ることによって金融の世界のカラクリを知ることができる、という触れ込みだったと記憶します。何かの事情で私その舞台を拝見することが出来なかったのですが、今回は更に興味津々です。何せ、題材が"風俗業界の裏側"ということで(、、、)■さて昨日私、雑誌『ユリイカ』2013年1月号の『この小劇場を観よ!2013』という特集を読んでいたのです。巻末に『この劇団がすごい!2013』という資料があって、41の団体が各1頁を割いて紹介されているのですが・・・。本を家に置いてきたので大体ですが、名前を知っているところが半分ほど、1作品でも観たことがあるところが10に満たないって感じでした。なーんにも知らんな、おいら■雑誌の志向するところに因る部分も大きいのでしょうが、舞台写真を見るだけでも、非常にコンセプチュアル、エクスペリメンタル、アーティスティック・・・な作風であろう劇団がいっぱい!『小劇場演劇』、なんて一言で括ってしまえば非常に狭いジャンルみたいですが、多様だなあ・・・と改めて痛感した次第です(艦長)

Mores.jpgInfinite 『Mores』

4月11日(木)      19:00

   12日(金)      19:00

   13日(土) 13:00 18:00

   14日(日) 12:00 16:00

※当日券は開演1時間前より発売

※上演時間は約1時間45分(予定)

『オズ』小屋入り、そしてキャスト変更のお知らせも・・・

■入学式のシーズンです・・・などとキーボードを叩きながらふと考えてみたら、僕が小学校に入学したのがちょうど50年前であることに気づきました。半世紀か、すごいなあ。時の流れは容赦がない。道理で昨夜、3年前に亡くなった父親宛に何故か届いた高級介護老人ホームのパンフレットを入念に読み込んでしまったわけです。結構リアルに検討してしまいました。はは■さて、お馴染み伊藤えん魔プロデュースの『オズの魔法使い』ご一行様、本日劇場入りで明日初日です■オズっていうと僕の世代的には、今から40年近く前に放映されたシェリー主演の国産テレビドラマが懐かしい。シェリーさんは、当時大人気だったハーフの美少女。今で云うと、トリンドル玲奈ちゃんとかローラちゃんみたいな存在ですね。そんな彼女が僕と1つ違いであることも教えてくれた例のウェブ上の百科事典によると、このドラマ、数分間ですが緑と赤のメガネをかけて見る立体映像が使われていたそうです。へー!そこまでは覚えてないけれど、つまり3Dテレビのはしりじゃないですか。すごいすごい■映像化作品で一番メジャーなのは、1939年アメリカで制作されたジュディ・ガーランド主演のミュージカル映画ですね。先日たまたまBSで放映していたのでばっちり鑑賞しました。前半、主人公の少女・ドロシーが竜巻に巻き込まれるあたりのモノクロームの特殊撮影が見事。そして彼女が愛犬トトと共にオズの国に飛ばされ、画面が天然色になってからは、記憶の中のイメージと大きく違う、かなり不気味な物語でした。オズとは一体何者なのか?謎めいた描写に満ちている オズ.jpg■19世紀末の児童文学であるこの『オズの魔法使い』、古くから「実はこの物語は○○のメタファーなのであーる」と様々な解釈がされてきたのだそうです。なるほどなって思いました。未見ですが、現在公開中の映画『オズ はじまりの戦い』も原作の前日譚としてオズの謎に迫っているとか。そしてこの伊藤えん魔版オズも、『はじまりの戦い』と偶然リンクしたようなストーリーになっているそうです。映画を観る前に是非!とのこと■関西小劇場界の看板役者たちが主要な役どころを押さえたBLACK版が4回、オーディション組がメインでベテラン陣が脇を妖しく固めるWHITE版が2回、賑々しく、明日夜開幕です(艦長)

伊藤えん魔プロデュース『オズの魔法使い』 

 4月 5日(金)          19:30★

    6日(土)14:00☆ (T) 19:00★

    7日(日)13:00★ (T) 18:00☆

    8日(月)      (T)  19:30★ 

 

※★:BLACK版  ☆:WHITE版

※当日券は開演1時間前より発売

※(T)・・・夜の部開演2h前より「暇つぶし義援トークショウ・500円えん魔ちゃん」

■伊藤えん魔氏より、謹んでキャスト変更のお知らせです

 ①WHITE版のかかし役が大塚宣幸になりました。

 ②4/7(日)13:00★にはSun!!が出演しません。Sun!!担当の門番役は末満健一が演じます。

Patch、小屋入り!

■三寒四温とは実にうまい言葉だと思う今日この頃ですが、そんな不安定なお天気が繰り返されつつも、いよいよ春本番!ABCホールは怒涛の面白公演ラッシュです。おなじみ伊藤えん魔プロデュースの『オズの魔法使い』もあれば、傑作『ゴドーは待たれながら』もあれば、ご存知恒例『中之島春の文化祭2013』の前売り券発売も間近。そして今日3月27日は、劇団Patch『巌窟少年』小屋入りです■Patchメンバーも朝からスタッフに混じって仕込のお手伝い。慣れない力仕事もあり、かえって足手まといになってるんじゃないかと心配ですが、自分たちが暮らす『巌窟』を自分たちで作る・・・実に意義深い作業であります■作・演出の末満健一さんが描く、巌窟で肩を寄せ合って生きる少年たちの物語。それは、誰もが大人になるために必ず経験しなければならない、通過儀礼の物語。あらゆる少年少女の胸の中(意識下、無意識下を問わず)で蠢いている色々な『心のピース』が、様々な生い立ちや個性を持つ少年たちの形を借りて舞台上に息づき、葛藤を繰り返す。傷つく者、いたわる者、苦い勝利を得る者・・・。つまりこれは、あなたも、僕も、誰もが心のどこかをわしづかみにされる、とても普遍的なオハナシです■・・・以上は僕の『勝手読み』なので間違ってるかもしれませんが、とにかく観て欲しい。Patchメンバーは、そりゃあまだ拙い部分もあるでしょうが、世阿弥いうところの『時分の花』があります。かっこいい、可愛い、切ない・・・。この『花』を『まことの花』にするために、彼らはとても素晴らしい戯曲を与えられたように思います■是非『今しか観れない彼ら』を目撃しに、今週末ABCホールにお越しください!

来週、巌窟少年

■今日は当ホールとしてはちょっと異色のラインアップ、劇団まげもん『よいではないか・番外編2』初日です。懐かしい吉本芸人さんが何人も出演される古き良き時代の人情喜劇、ですね

■そして!来週末はいよいよ、劇団Patch第2回公演『巌窟少年』です■実は先日私、そろそろ大詰めにさしかかった稽古の見学をさせていただきました。いやー面白かった。 巌窟少年.jpg作・演出の末満健一さんの指導に何とか応えようとする、でもなかなかうまく出来ないPatchメンバーの苦悩、葛藤・・・。モえますなあ。・・・などと書くとちょっと危ないおじさんみたいですが、私、こういう稽古場の生々しいやりとりが大好物なんです■自分に与えられた台詞をどう音にするか、という課題。例えば、実際人を殺めた経験などあるはずもない俳優が、『僕は、○○を殺したんだ』という告白の台詞をどう言うか■まず戯曲全体について理解する。自分の役及びその場面について理解する。演出家の意図を理解する。そこに、これまでの俳優自身の人生経験、その上で形成された性格、接してきた本や舞台や映画・・・などの要素が加味され、これらが俳優の脳内のブラックボックスを通じて、最終的に音の高低、強弱、間合い、息遣い、表情などを総合した、『ことば』となって舞台上に表れる。・・・前にも書きましたが、与えられた台詞を完璧に言うという作業は、目の前に来たボールをゴールに入れる作業とは根源的に違う部分がある。自分というものの奥底に触れざるをえないヒリヒリした感じ、というか■当然のことですが、戯曲の作者でもある末満さんは、現時点で作品について一番"わかっている"人です。ひとつひとつの台詞について、台詞とアクションによって構成されるその場面の完成形について、明確なイメージを持たれている。少しでもPatchをそこに近づけたい。いきおい、指導は厳しいものになります。時には俳優の人格そのものに踏み込まざるを得ない。二十歳そこそこの少年たちにはきつい日々だと思います。でも俳優という仕事の魅力のひとつは、演出家が抱く理想像を超えた演技を提示する可能性を、誰もが持っていることなのです。今はきっとそこまで考える余裕はないと思うけれど、とにかく彼らは明るく頑張っています■その姿は、巌窟の中で寄り添って生活する10人の少年たちそのものに見えてくるのですが・・・『巌窟少年』のお話の魅力について書き出せば長くなりそうです。相変わらず肩も腕も痛いし、それについてはまた。

■でもああいうの見てると思うんです。人まねでない、真摯な演技の魅力について。ものものすごーく極端ですが、ワールドカップでゴールを決めて世界中の数億人の人を熱狂させるより、小さな劇場の舞台で完璧に台詞を言って目の前の観客300人の心を動かす方がうれしいんじゃないか?って■まあ人生で一度だけどちらかが選べるなら、僕は・・・ゴールを選ぶかもですけどね、さすがに(艦長)

あす、劇団鹿殺し初日!

■劇団鹿殺し、昨日小屋入りされ、本日仕込二日目。あす3/15(金)から3/18(月)まで6回公演です■今回の作品は『BONE SONGS』。一人の女性と、五つの骨=男の物語。文字通り、骨太な青春大河音楽劇です■座長・菜月チョビさん演じる女主人公の人生の波乱万丈ぶりがとにかく半端じゃない。小劇場的な省略と飛躍の手法を最大限に活用して、ジェットコースターに乗っているようにオハナシが展開します。小柄なチョビさんのパワフルな歌唱を中心とした音楽には、トランペット、サックスなど劇団員による"ブラス隊"も参加して迫力は満点。激しいけれど聞き取りやすい台詞。練られたアクション。そしてその合間に突如訪れる静寂。あるいは沈黙。・・・派手な表現は勿論ですが、鹿殺しの舞台はこういった『間』の作り方が巧いなーと思います■実は私、東京公演を一足早く鑑賞させていただいたのですが、保証します、"鹿殺しに外れなし!"です。特にこの『BONE SONGS』は、劇団の代表作『赤とうがらし帝国』(2009)のセルフリメイクということで、鉄板の面白さです■毎年秋にABCホールにお越しになるカムカムミニキーナの主宰・松村武さんも、最年長キャストとして奮闘中。その他、映像の世界でも大活躍中の姜暢雄さん、谷山知宏さん(花組芝居)、森貞文則さんと客演陣も豪華です。必見!!(艦長)

劇団鹿殺し 音楽劇『BONE SONGS』 作・丸尾丸一郎  演出・菜月チョビ

bonesongs.jpg3月 15日(金)       19:00

    16日(土) 13:00☆ 18:00

    17日(日) 13:00   18:00

    18日(月)  15:00★

☆アフタートーク「劇団上京物語」

★ 〃   「演出裏話」  

 

くー

■いやー、痛いぞ、頚椎のヘルニア。鎮痛薬の効き目が切れて真夜中とか明け方に目覚め、溜まったビデオを観てやりすごす、という不健康な生活が定着してしまいました。どんなに朝が近くても、気を紛らすため安いワインのお供は欠かせません。ツマミには、ありあわせのパンで冷たいバターをくるみ、手で押しつぶした固まり。この自虐的C級フードが心に沁みる旨さです■さっき、会社のデスクにマグネットでくっつけている状差しが溢れかえったので整理していたら、三宅裕司さんから昨年いただいた年賀状が出てきまして。あ、もちろん個人的にいただいたというより、事務所の方から関係者宛に一斉に出されているのであろう、印刷したやつですよ。・・・って書いたらかえってご本人に失礼だな。難しいな。でそこにはですね、『ヘルニアの手術からようやく復帰。これから徐々に頑張ります』みたいなことが書いてあって、「あ、そうだった」と思うと同時に恐怖心もふつふつ。怖い病気なんだ、ヘルニア。三宅さんは腰ですけど、人気絶頂の女芸人・キンタロー。も首のヘルニアがきっかけで社交ダンスを断念し、今の道に入ったとか。僕もけっこう頭大きいからなあ■眠れぬ夜、苦痛を少しでも忘れさせてくれる今お気に入りの番組が、NHKのドラマ『いつか陽の当たる場所で』。浅野温子さん、飯島直子さんというかつてのトレンディドラマの大スターが結構な老け役を演じているという、時の流れをしみじみ感じさせてくれる作品です。東京・谷中の下町人情に包まれながら懸命に生きる主役の上戸彩ちゃん、過去の過ちに負けず、どうか幸せになってほしい!...■さて、不器用に、健気に生きる女性の役を演じるといつもたまらない上戸彩ちゃんなわけですが、彼女の姿をテレビで見ると、僕がつい思い出してしまうのが、何故かケラリーノ・サンドロヴィッチさんなのです■2006年、ちょっと異色のテレビドラマが放送されました。上戸彩主演『下北サンデーズ』。小劇場演劇の聖地と呼ばれる東京・下北沢を舞台に、小さな劇団に飛び込んだドジッコキャラの女の子(勿論上戸彩)を中心として、演劇に情熱を燃やす若者たちの奮闘を描いた作品でした。この中で、KERAさんは毎回たしか1シーンだけ、"下北のカミサマ"として本人役で登場されていたのです。いやほんと、リアルに小劇場界の神様的存在なわけですが、そのKERAさんと、いとうせいこうさん、大倉孝二さんの鼎談動画が到着しました。『ゴドーは待たれながら』について、腹を割ってかなりの長時間お話になっています。面白いです。既報のとおり追加公演を行う運びとなりました。3月9日発売です。是非是非!(艦長・乱文失礼)

RADIO、Patch、TRUMP

■ラジオ番組『浦川泰幸の 劇場に行こう!』、放送開始後はや1か月が経ちました。僕にとってもなかなか新鮮な体験です。これまでの仕事柄、スタジオに入って番組の収録・・・みたいなこと自体はごく日常的な作業で緊張もなにもないのですが、『マイクの前でかなりの自由度をもって話したいことを話し、それが電波に乗る』という体験はなかなか出来ることではありません■テレビの世界では、司会者は文字通り番組の進行を決められたとおりに司るのが基本任務。情報番組のコメンテーターもバラエティのひな壇芸人も、与えられた話題に瞬時に反応して短く的確なコメントを発しなければならない。歌手は決まった歌詞とメロディの再現が必須、俳優は台本どおりの台詞と厳密な動きを撮影の上で守らなければならない。そうやって引き算していくと、テレビカメラの前で『好き勝手云える』のは、かなりの大物芸能人に限られるのです。その大物方とて、自らの発言の社会的責任あるいはスベった時のリスクは自分で背負わねばならない。見た目よりは制約だらけの大変な世界なのです■初心者の勘違いかもしれませんが、その点ラジオは自由だなあ。もちろん『放送』である以上様々な義務と責任はあるのですが、その種のことは長年の局勤務で身体が承知しています。毎朝テレビ番組のメインキャスターとして喋りまくっている浦川アナが『このスタジオに来るとワクワクする』というのも何だかわかる気がします。送り手のそんな愉しい気分がそのままリスナーに伝わるんですねラジオって■さて偉そうなこと云ってますが番組内で私はほんの脇役。メインは浦川アナ、そして大きな夢を抱いた劇団Patchのイケメンたち、岩崎真吾くん(21)、金澤健太くん(20)、杞山星璃くん (18) 巌窟少年.jpg■彼らは、いよいよ劇団Patch第2回公演『巌窟少年』の稽古が始まるということで、今ドキドキなんじゃないでしょうか?末満健一さんの演出、めちゃくちゃ厳しいらしいです。前回公演の際は小屋入りしてからの場当たり風景をチラッと拝見しただけですが、たしかに怖い。今回は是非稽古場見学に行こうと思います■芝居の駄目出しって、やられる方は実に堪えるんです。段取りを間違えるにしても、台詞が演出のイメージどおりに云えないにしても、それに対する叱責って、例えばサッカーやってて球がうまく蹴れなかった時に「下手くそ」と云われるのとは本質的に違う(気がする)。骨身に直接響く感じというか。人格崩壊の危機を感じたりもする。二十歳前後の若者たちには大変な試練だと思いますが、頑張ってください。演劇界注目のクリエーター・末満健一が無垢な少年たちの成長と訣別を描く物語『巌窟少年』、絶賛前売り中です■さて、その超多忙な末満さん、明日からはABCホールでDステ12th『TRUMP』公演です。本日早朝から大規模仕込中。劇団Patchの東京の兄貴分に当たるD2メンバー総出演、しかもTRUTH版、REVERSE版、MARBLE版の3バージョンの上演ということでチケットは早々にSOLD OUT!うーん、ABCホールよりはるかに大きい池袋・サンシャイン劇場で15ステやってきて、ABCホールでたった6ステですから、そりゃあ大変。地団駄を踏んだファンの方も多いのではないでしょうか?(艦長)

trump.jpgDステ12th『TRUMP』作・演出 末満健一

2月 8日(金)  14:30/T  19:00/M

    9日(土)  14:30/T  19:00/R

   10日(日)  12:30/R  17:00/T

※T...TRUTH版、R...REVERSE版、M...MARBLE版

※前売完売

※当日券は各回数枚出ます。開演の2時間前から抽選番号付き整理券が配布され、1時間30分前に抽選を行います。つまり、当日券ご希望の方は、各回の《開演2時間前~1時間30分前》に会場受付にお越しください。

1月26日

■昨日・1月25日(金)に予定されていた、さらば青春の光の単独公演は、事情により中止となってしまいました。チケットも前売分は完売していたとのこと。ABCホールとしても初めてのことで大変残念です。ただ、当日までに全てのお客様に情報が伝わり、会場まで足を運ばれた方が一人もいらっしゃらなかったのは幸いでした■さて、明けて今日は、昨年から装いも新たにグレードアップした『ABCお笑いグランプリ』準決勝が当ホールで開催されます。37組がネタを一気に演じて、明日15:30からの決勝に進めるのは9組。実績十分のさらば青春の光、この準決勝には残っています。心中複雑なものがあるとは思うのですが・・・無心で頑張ってほしいと思います■いやーでもこの大会、艦長が朝日放送に入社した年に、会社の創立30周年企画の一環として「ABC漫才落語新人コンクール」という形で始まった催しで、今年で数えて34回目(うわ。そんなに長くサラリーマンやってるってか!?)。新人時代から、AD→ディレクター→プロデューサーとしてかれこれ15回くらいは担当してきたので、なかなか思い入れの深い催しではあるのです。いろいろ書けば長いんですけどね・・・■実は最近私、左の肩から腕にかけての激烈な痛みが続いておりまして、先日MRI検査を受けたらしっかり「頚椎の椎間板ヘルニア」と診断されました。「5番・6番」っていう、多分一番多いパターンです。なので、今キーボードを叩くのが大変苦痛で、少し症状がマシになるまでは、このブログもあまり長文は書けないと思います。誰も残念には思わないでしょうが、そんなわけでご容赦ください■多分、一番楽しく読んでるのは僕ですけどね。表現には気を遣いつつも書きたいことを書いてるから、読み返すと実に面白い(艦長)

1.17、某大物歌手のイベント開催中に思う

■今日・2013年1月17日は、阪神・淡路大震災からちょうど18年の日です。失われた多くの命に、あらためてお祈りを申し上げたいと思います。

■生きてるって不思議なことです。今読んでいる科学系の新書に、こんなことが書いてありました■人間の身体を構成する原子を数が多い順に並べると、水素(H)62.7%、酸素(O)23.8%、炭素(C)11.8%、窒素(N)1.17%・・・。この4つで99.5%を占める■つまり大雑把にいうと、人間ってこの4つの元素から出来上がってるんです。HとOは水(HO)の成分で、NとOは要するに地球の大気、Cは地中海中空気中あらゆるところにたっぷりあるお馴染みの物質。元素周期表の中でも上の方、つまり軽くて単純なやつばかりです■人間って水と空気と炭でできているスカスカの存在。そのスカスカが、思い、悩み、もがき、喜び、悲しみ、崇高の極みから愚劣の極みまで、あらゆることを為してしまう。うーん、なんだかな■こういう、『人間なんて所詮・・・』みたいな言い方は現実逃避みたいで好きではないのですが、やはりこうも世の中がごちゃごちゃすると、こんな考え方に寄り添ってみたくなることもありますよね。

■科学?の話をもうひとつ■先日の日曜9時枠で放送されたNHKスペシャル『世界初撮影!深海の超巨大イカ』という番組がずいぶんと話題になっています。たしか僕も水族館で標本は見たことがあるのですが、ダイオウイカという生物が主役で、視聴率16.8%(関東地区)と、直前の大河ドラマにもひけをとらない高いスコアをマークしました。昨夜Twitterを眺めていたら、初回に見逃した人のために、「ダイオウイカ、間もなく再放送が始まるよ!」と多くの人がつぶやいていました■実は最近NHKでは、『前代未聞!ジンベエザメ大集結』、そして『大海原の決闘!クジラ対シャチ』という番組を相次いで放送しています。そしていずれもダイオウイカ同様二桁の数字を叩き出しています。子供と小動物には勝てない、などとは昔から云われてきましたが、『テレビは今、巨大海洋生物の時代』、ですかね■でもまあ、やはりこういう番組はNHKのお家芸といってよいのでしょう。民放では、よほどの僥倖に恵まれないとこういう企画は通りにくい気がします。『とれ高』が計算できないですからね。莫大な予算をかけ、長期間の取材を敢行した結果、『我々の前に巨大○○が姿を現すことは...ついになかった』ではなかなか済まされない。NHKとて昨今は予算管理がシビアだとは想像しますが、チャンネルも枠もたっぷりあるので取材の成果によって様々なやりくりが可能でしょう。最大の巨大海洋生物はNHKってことですね■肝心のダイオウイカの番組、やはり凄い映像らしいです。実は私、ジンベエザメもクジラ対シャチもダイオウイカも、録画だけしてまだ観ていません。爽やかな休日の朝、カフェオレでも飲みながらのんびり鑑賞しようと思っています。

■イカで思い出した、もっとくだらない話■私長年、居酒屋トークで間違った「イカうんちく話」をしておりました。そのうんちくとは『イカの10本の足のうち2本は実は生殖器で、形状も違い食感も良くないのでちゃんとした店では客に出さない』というもの■正しくはこうです。『イカの足は実はタコなどと同様8本で、あとの長い一対2本は「触腕」といって捕食などに使う別の器官。またオスの8本の足のうち1本は変形して「交接腕」と呼ばれており、生殖時に用をなす。ただし生殖器とは別で、蓄えられた精包(精子の入ったカプセル)をメスの体に渡す役目を果たす』■・・・はい、ほんとどうでもいいですね。間違った話を聞かされてきた皆さん、ごめんなさい。この場を借りてお詫びします。ただ、あのビロンと長い2本(触腕)が、なんだかゴム管みたいで美味しくないのは事実のような気がします。世界で一番イカが好きな国民として、巨大イカのことも、ゲソのことも、しっかり知っておこうではありませんか■にしても、塩焼きにするか唐揚げにするか迷いますよね(艦長)

2013、はじまりました

■もう早や4日になってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。

■月日の経つのはあっという間で、ABCホールはこの5月に開館5周年を迎えます。お客様に心地よく舞台を楽しんでいただけるよう、また、創り手の皆さんには最大限の力を発揮していただけるよう、今年も頑張ってゆきたいと思います■ホールから素敵な企画もいくつか発信していくつもりです。えーと、いけたらいいなと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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