他人が不幸に見舞われた時、可哀想だと思いながらもつい面白がってしまうことがある。これは、他人の不幸を見聞きしたときに脳内で快楽物質のドーパミンが分泌されるからだ。興奮物質のドーパミンは食事や性交渉など、生きる上で必要な活動時にも分泌されるが、実は、他人の不幸に直面したときにも快感を生み出しているのだ。この快感は学術的に「シャーデンフロイデ」と定義されており、認めたくはないが、人間なら誰しもに備わっている“負の感情”なのだ。今、シャーデンフロイデがもたらす快感が、気づかぬうちに現代人の心を蝕んでいる。その虜になった人たちによる妬みやバッシングなどの悪影響が問題視されているのだ。なぜ、私たちにこのような感情が備わっているのか。これをどう処理すればよいのか。そんな“負の感情”について教えてくれるのが、４度目の登場となる脳科学者の中野信子先生。心のメカニズムを解明し、負の感情との付き合い方を紹介する。
「他人の不幸を喜んでしまう感情は、人として当たりまえの気持ち」という中野先生に、リンゴは「私だけかと思ってたけど、みんな持ってるんや！」と大喜び。たむらけんじも「陣内（智則）の浮気がバレたときは…」と、思わずニヤニヤする！？
だが、負の感情に身を任せてしまうと大変なことになってしまうことがある。負の快感に溺れる人間の行動心理とはどういうものなのか？シャーデンフロイデを引き起こす大きな要因が“妬み”だ。妬みはどんなときに生まれるのか？そして、妬みに支配された者が快感を得るためにとる恐ろしい行動とは？また、妬みの正しい解消法を紹介する。さらに、シャーデンフロイデを生むもうひとつの要因として、異分子を攻撃する“社会的排除”を取り上げる。
近年、ネット社会のなかで負の感情はエスカレートし、暴走している。スキャンダルなどを起こした有名人への世間からの強いバッシングが今や社会現象にまで発展している“過剰バッシング”や、不謹慎な発言を一方的な正義のもとに攻撃する“不謹慎狩り”の背景について解説する。
スタジオでは、“他人の不幸大好き度”をチェック。メンバーの中で一番他人の不幸が大好物なのは誰なのか！？

着物をはじめ、手ぬぐいや器などの柄として日本人の生活に根付いている“和文様”。その歴史は古く、時代ごとの人々の考え方や願い、物語が秘められている。松の文様の“松紋”は、１０００年といわれる樹齢や常緑の葉などから「延命長寿」の願いが込められ、縁起のいい吉祥紋様の筆頭格だ。２０２０年に開幕する東京オリンピックのエンブレムに採用された“市松模様”は、幾何学的な格子模様の柄が途切れることなく続くことから、「繁栄」という願いが込められている。人気の歌舞伎役者、佐野川市松が好んだことから庶民に広まり、市松模様と呼ばれるようになったという。そんな和文様について教えてくれるのが、伝統文様研究家の成願義夫先生。今回は、「和文様には日本人の美意識が表れている」という成願先生が和文様の意味を解説する。
多種多様で数え切れないほどあるという和文様。そのすべてに意味があり、願いが込められている。時代劇で女性がよく着ているのを見かける「矢絣紋」は矢羽を模しているが、一度射た矢は戻らないことから、結婚する女性に持たせると縁起が良いとされてきた。そのほか、武士に好まれたトンボ柄の「勝虫紋」や、蜘蛛の巣で獲物を待つ蜘蛛がモチーフの「蜘蛛紋」、麻の葉のように見える正六角形を基本にした模様の「麻の葉紋」、武士と花魁には敬遠されたといわれる「椿紋」、つる草の絡み合う模様の「唐草紋」など、様々な文様の意味や込められた願いを解説。唐草紋が泥棒のイメージになってしまったワケとは？
また、実在する着物に描かれる柄を読み解き、そこに込められた思いを鑑定する。吉祥文様が詰まった着物や、江戸時代の歌舞伎役者が好んだ柄の浴衣、大胆な鳳凰の紋に特徴のある豪華絢爛な着物を鑑定。それぞれの着物に込められた物語を解説する。
また、和文様にまつわるクイズを出題。和文様には決まりがあるが、最近では絶対にやってはいけない間違いをしている着物が増えているとか。そこで、柄の間違い探しに凡人チームが挑む。

いつの時代も人々を魅了してやまない謎や不思議。時代をさかのぼると、１９７０年代、スプーン曲げでユリ・ゲラーが日本中に超能力ブームを巻き起こした同じ頃、１９９９年に人類は滅亡するという「ノストラダムスの大予言」が耳目を集めた。未確認生物「ＵＭＡ」や未確認飛行物体「ＵＦＯ」の目撃情報も相次いだ。１９８０年代には、こっくりさんや心霊写真など、日本にオカルトブームが到来。１９９９年が何事もなく過ぎるとブームは終焉するかにみえたが、２０００年に入ると、今度はオーラやパワースポットなどのスピリチュアル系のオカルトが人気を集めるようになる。そして、いまだ世界は説明のつかない謎と不思議に満ち溢れている。そんな世界の不思議を追い続けているのが、今年で創刊４０周年を迎えるスーパーミステリーマガジン「ムー」だ。今回は、月刊「ムー」編集長の三上丈晴先生が世界の謎と不思議を解き明かす！
事実をもとにしたミステリーを真面目にひたむきに追求してきた「ムー」。これまでに扱ってきた事件の中から、三上先生の印象に強く残った珠玉の事件簿を紹介する。そのひとつは、日本ＵＦＯ史に残る「甲府事件」。１９７５年、当時小学２年生だった２人の少年が宇宙人と接触した事件で、目撃情報だけでなく、現場からは放射性物質も検出されたことから、新聞にも掲載された。その後、２０１６年に発覚した新事実とは！？　「ムー」で一番多く取り上げられるのが古代文明。なんと、世界のピラミッドは日本が起源だと主張する人物がいた！さらに、日本で発見されているピラミッドを紹介。
「ムー」が取り上げた関西の古代ミステリーは、淡路島とユダヤとの関係だ。なんと、淡路島に古代イスラエル人がたどり着いていたのではないかという。２０１７年５月１４日、淡路島の洲本で行われた「古代ユダヤ遺跡発掘６５周年記念式典」。その席には元駐日イスラエル大使も訪れていた。そんな淡路島とユダヤの関係を解説する。そこには、世界最大の謎のひとつといわれる“イスラエルの失われた１０支族”が関係していた…！？
また、世界が震撼する未確認生物「ＵＭＡ」にまつわるクイズを出題する。

今回は、大人気企画「鉄道ミステリー」の“大阪環状線編”！１日に１００万人以上が利用する関西最大の路線、ＪＲ大阪環状線。１９駅をぐるりとループ状につなぐ路線の完成は１９６１年と、その歴史は意外に浅い。そして、私たちが何気なく利用しているこの路線には数々のミステリーが存在する。「ＪＲ大阪駅」の２階の渡り廊下からホームを見下ろしてみると、現代的なホームの一角に古びた小屋のようなものが建っている。これはいったい、何に使われているのか？「大阪環状線の謎を解き明かすと、大阪の歴史が見えてくる」と話す鉄道アナリストの川島令三先生が大阪環状線のミステリーを解明する！
大阪環状線の「ＪＲ京橋駅」は、大阪環状線第３位の乗客数を誇る主要駅の１つ。駅の内回り線と外回り線のホームの下には石垣が積まれている。内回り線はくすんだ色をしているが、外回り線はまだ新しい印象だ。なぜ、色の違いがあるのか？そこには悲しい戦争の歴史が隠されていた…。「ＪＲ野田駅」の外回り線のホームには環状線と貨物線の線路が走っているが、その外側に謎のスペースがある。その先は駅を飛び出し、スロープになっているが、どこに延びていたのか？　また、日本一長い商店街のある「ＪＲ天満駅」。天満周辺の地図を見てみると、大阪環状線の天満駅だけが、大阪天満宮などのある天満エリアから１キロ以上離れ、むしろ天神エリアに近い。天満駅が天満エリアから離れている理由とは？
東京の山手線と大阪環状線はどちらも同じループ型路線だが、２つには明らかな違いがある。山手線はぐるぐると周回する路線のみだが、大阪環状線は周回路線だけでなく、奈良へ続く大和路線、桜島行のゆめ咲線、和歌山へと続く阪和線など多くの路線がダイヤに組み込まれている。なぜ、このようなカタチになったのか？大阪環状線が現在のようなループ型路線になるまでには、国と私鉄の波乱のドラマがあった…！
また、大阪環状線の沿線にまつわるミステリーからクイズを出題する。