スタッフブログ
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スタッフの雑記

なつかしい本

■僕が高校生だった頃、小西甚一という先生の『古文研究法』という参考書が受験生に圧倒的人気を誇っていました。今でも書架の片隅に置いてるんですけど、何より読み物としても楽しめ、古文が好きになりました。なんと、初版が出てから55年経った現在でも、全く同じ装丁で売られ続けています。まあ、扱う素材が数百年前までの文章だから、当たり前っちゃあ当たり前だけど。歴史の教科書はどんどん現代の部分を追加していかなきゃいけないし、自然科学の本は新しい発見や理論が登場するし、『古文』つうのはオンリーな教科かもですね■で、最近ある雑誌コラムに出ていた同じ著者の『古文の読解』という本を購入しました。こちらはより教養書に近い分厚い本です。こういう志向は僕だけじゃなく、最近は山川出版の日本史の教科書が一般の大人によく売れていてるそうだし(僕もだいぶ前に買い直した)、まあ悪い傾向ではないと思います。『もっかいちゃんと勉強したい』、という。時代が後ろ向きなのかもしれませんけど■でもなつかしい本と云えばなんといっても『いやいやえん』ですね■中川梨枝子さんという方が書かれた童話。びっくりするんだけど、この本は『古文研究法』より3年古く出版され、しかも今も絶賛発売中です。当時の自分とほぼ同年代の保育園児の生活が、ごく簡単な線による挿絵と共に描かれているんですが、そのお話がすごくシュールで、薄気味悪くて、さすがにディテイルは憶えてないけど忘れられません。はっきりいって主人公に好感持てないんですよ。でも不思議に心に残る■『気持ち悪い』って案外大事なことなんですかね、子供にとっては。子供って残酷だし、利己的だし、好奇心に走ると周りを見ずに暴走するし■正直に云うと、僕は自分の子以外の子供をかわいいと思ったことがありません。会社で時々あるんですよね、寿退社した女の子が何年かぶりに子供を連れて遊びにくる、とかいう状況。僕はその場からスっと逃げ出します。当然みんな口々に『かわいー!』の連呼なんだけど、僕、どうしても褒められないんですよ、他人の子■まあ子供に限らず、今観た芝居への賛辞を当事者に云うのも苦手だな。作品と作家・演出家、子供と親、これって似た関係ですよねー。要するにシャイで損な性分なんだ、うん■ふう、何の話でしたっけ?(艦長)

 

『決戦!!ひなた荘』絶賛発売中です!麒麟・川島明さんもまもなく始動!!

ええ声で芝居しまっせ!

麒麟川島氏.jpg011.jpg

春なのに

すっかりご無沙汰しているうちに季節は移り、桜の咲く頃になりました。といっても例年より10日ほど早い開花だそうで、今日なんかは「ホール勤務でよかった」と思うほど黄砂がひどく舞っています。桜は通常、開花してから満開になるまで1週間ほどかかりますから、このままでいくと、来週末がお花見のピークになるのでしょうか?

桜ももちろんいいのですが、「モクレン」の花も素晴らしいです。桜に先駆けて3月初旬にホワっとした花を咲かせる可憐な花です。色は白が多いですが、朱色もあります。素人の知識では、春先に咲く白い花は北日本では「コブシ」(あの「♪北国の春」で有名な)で西日本では「モクレン」なのではないでしょうか。

とてもきれいな花なのですが、いまいちメジャーでないので、これといった名所がなく(どなたかご存知ならお教えください)辛うじて私の家から1駅離れたところに「モクレンの名所」と銘打った公園があるので(といっても10本程度)、そこで毎年鑑賞しています。さらに、その公園からほど近いところに、一軒家の庭にこれまた素晴らしい枝ぶりの「モクレン」が咲いていまして、春先は外出したら必ず公園に行ったあと一軒家に寄って毎年の咲き具合を確認するということをこの数年繰り返してきました。

ところが先日のこと、例年のごとく公園に行き、その後あたり前のように一軒家にいってみると、なんと家とモクレンの木があったところがきれいな更地になっているではありませんか・・・。大、大、大ショックでした。別にその家の方と知り合いでもないし、話をしたこともありませんでした。それどころか、勝手に花の前で、毎年記念写真を撮っていたのですから文句をいわれることはあっても、こちらから何かいうことができるわけではありませんが、「どうしてあの木を切ってしまったんだ・・・」としばらく立ちすくんでしまいました。売却するならその前に言ってもらいたかった(お金なくて買えないけど・・・)。せめて木だけはどこかできれいな花を咲かせてほしいと思いますが、それもかなわぬこと・・・。

♪春なのに お別れですか 春なのに ため息またひとつ

 

(乗組員・F)

 

そういえば

■お昼のテレビ番組にミス・ユニバースの今年の日本代表が出演しておられるのを見てて、ふっと思い出したんですが・・・僕が会社に入った頃は、ミス・ユニバース日本代表選出大会って、実はABCホール(先代)で開催されていたんですよ!!しばらくしてザ・シンフォニーホールが完成し、会場はそこに移ったのですが・・・うーん、忘れてた。びっくりした。隔世、隔世■かつてミス・ユニバース日本代表選出大会はABC制作でゴールデン・アワーの全国ネット番組として毎年放送されていました。僕はホールの現場に携わったことはないのですが、毎年、編集室や副調整室で働いてましたねー■あの番組は生放送ではなく、ゴルフ中継みたいないわゆる『おっかけ』という形式でした。つまり、午後から収録が始まって、録り上がったブロックから順に大急ぎで編集をし、ステージで代表決定のクライマックスを迎える頃に、テレビではオープニングの放送が始まる・・・みたいな進行だったのです■僕はトーク部分の編集担当を何度かやったのが思い出ですね。イベントの総合司会は毎年宝田明さんなんですが、トークコーナーでは、三枝さんや鶴瓶さんなどサブ司会の花形芸人さんが、順番にミス候補者にインタビューをしていって、その受け答えのセンスを審査するのです。水着審査のポージングの部分とかは原則としてカットできないので、番組全体で見ると、ここが編集で時間調整出来るほぼ唯一の場所なんです■だからこれぞ男の子の腕の見せ所だとばかり、時間に追われつつ全神経を集中させて会話を聞き、即座に編集ポイントを決め、指示を出し、チーフDから求められた尺に1秒の誤差もなく仕上げる・・・もう横でOAは始まってますからスタッフ全員血眼で別に誰も褒めてくれないけど、こっそりテンションの上がる仕事でした。何の色気もないですけどね、ミス・ユニなのに■ここ数年、日本代表が優勝したり上位入賞したりして再び注目を集めてきたミス・ユニですが、かつて日本にはミスコン批判の嵐が吹き荒れた時期があります。《ミスコンは男性中心社会における女性の商品化の象徴だ》、みたいな主張ですね。その意見にはもっともな部分もありますし、当社も、そういう時代の流れを含めたもろもろの事情で十数年前に撤退をしています■自治体なども地元の名所や特産品のPRのために盛んに『ミス○○』を選んでましたが、今はほとんどないんじゃないですか?とはいえそれは『○○娘』みたいに名前を変えて存続していて、まあ、『若くて可愛い女性の笑顔でわが町の名物をPRしてほしい!』というオジサンの発想は永遠に不滅でしょう。ある程度有効だと思いますしね(笑)。

 

  決戦!!.jpg■あ、おととい、『決戦!!ひなた荘』のかっこいいPRビデオやスチル写真を撮ったんですが・・・送ってもらってないよ。残念!まもなくアップしますね。

そして、中之島春の文化祭2010の情報公開もまもなくです!!すごいメンバーだよぉーーー。お楽しみに!(艦長)

 

しっくりこんなぁ...

横綱朝青龍が引退を表明しました。と書けば潔い身の処し方のように聞こえるのですが、実際は横綱審議会から引退勧告が発せられて、相撲協会理事会の中で結論が割れた末、「解雇」か「引退」かの二択を迫られた中での苦渋の選択だったようです。一報に接した、内館牧子さんの笑顔と白鵬の涙が印象的でした。

それにしても昨日から今朝にかけて、新聞・テレビのニュース・ワイドショーの担当者は悩んだでしょうね。「小沢幹事長不起訴」と「朝青龍引退」のどちらがトップ記事(ニュース)なのか・・・。本来なら政治の問題の方が大きいでしょうが、不起訴の話はその前日も報道していて、ホントにびっくりしたのは相撲の話題だし・・・みたいな感じですね。

朝青龍を語るとき「平成の大横綱」ということがよく言われますが、これは正しい表現なのでしょうか?これが正しいのであれば、今回引退させることはなったのです。土俵の外での素行がどんなに悪かろうが、土俵で勝ち続ければいいわけです。断っておきますが、私は個人的には朝青龍が好きです(でした)。ただし「スモウレスラー」としてです。内館さんもおっしゃってましたが「朝青龍はアスリートとしては最高だけど、横綱としては失格」という発言をなさってます。私の心情に近いものがあります。

力士が横綱に昇進するとき、「ますます相撲道に精進します」ということをいいます。相撲はスポーツのようですが、「道」に通じる精神の発露と言えると思います。その意味で、ただ単に強ければいいというわけでなく、不断の精神鍛錬が必要とされます。それが「横綱の品格」ということなのでしょう。そもそも「土俵」は神が存在するところであり、そこで相撲をとる力士の最高位である横綱は、相応の人間性が求められるのはある意味で当然だと思います。それは別に難しいことではなく、普通の人が守るような倫理の感覚を持ち、加えて少しだけ相撲界を引っ張るリーダーシップがあればいいのだと思います。これはどの組織でも当てはまることで、社長がバリバリ仕事はするけど、社外では連日連夜飲み歩いて、人を殴っているのでは、社員は誰もついていかないでしょう。

なんだか後味の悪い結末になってしまったのですが、これも朝青龍の「身からでたさび」なのでしょう。でもあのパフォーマンスを見られないのは少し残念な気がします。春場所に行こうと思っていましたが、どうしようかな・・・。

(乗組員・F)

春の気配、だけど

■先月末にアクサル『八犬伝』が終わって、ABCホールはしばらくお休み。工事やクリーニングが入って、ちょっとオーバーホールです。9日(火)の「新婚さん」まで催し・番組とも一切ないのですが、調べてみると開館以来、8日も何もなかったのは初めてですね■春の文化祭、そして間もなくお披露目する文化祭直前のマル秘公演に向かって、ひっそり準備中って感じです■艦長は、そろそろ苦手なシーズンの到来というわけで、先ほど花粉症の予防治療に行ってきました。大阪の中心部、繊維問屋街のど真ん中にある古びた内科医院なんですが、ここが飛び切り楽しいのです■以前はこの内科の隣に耳鼻科医院があって、そこで診てもらっていたのですが、その耳鼻科の先生が、ドリフのコントで志村けんが演じるよぼよぼの老医師そのもので、白髪を振り乱しながらの言動がすごく楽しい。鼻の診察をするとどうしても鼻水が出るのですが、この先生、それを自らティッシュで拭いてくれるんです。やさしい!で、そのティッシュをどうするかというと・・・僕の手にギュッと握らせるんです。いやいや・・・なら自分で拭くよ。愛すべきというか何というか■ところが残念ながら3年ほど前にこの耳鼻科医院は廃業してしまいました(たぶん先生の引退ですね)。もうあの治療は受けられなくなるのかと心配したのですが、何とお隣の内科医院が、その治療法をそのまま引き継いでくれたのです。僕にとっては有難い話なのですが、この内科の老先生がまたおかしくて・・・。志村けんが引っ込んだら今度は加藤茶先生登場!って感じなんです。いや会ってもらえれば分かりますが、頭ツルツルで丸眼鏡でテンション高くてもうそっくり■しかも熟年のちょっと怖い看護師さんがまた味があって、雑誌読んでる若い受付嬢と合わせて、あれはもう立派なコント一座ですね(艦長)

決意のほどは・・・

遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。今年もABCホールにあんまり関係ないことを書いてしまうかもしれませんが、おつきあいください。

今年最初の大相撲初場所は(いきなり関係ない話)今日が中日、白鵬に昨日土がついたので早くも全勝力士はいなくなりましたが、優勝争いという意味では面白くなってきました。それにしても、ついにというのか、むしろああやっぱりというべきなのか、千代大海が引退しました。史上1位の大関在位65場所、ワースト1位のカド番14回という良いと悪いと両方のスゴイ記録を持つ力士でした。すごく長い間活躍しているように感じていたのですが、年齢はまだ33歳。普通の社会人なら入社10年目を過ぎてこれから中堅にさしかかってくる頃です。記者会見に同席されていた元千代の富士・九重親方が引退を表明された時の記者会見での「体力の限界、気力もなくなり・・・」という言葉はあまりにも有名です。

スポーツ選手の選手生命というのは本当に短いものだと感じます。シニアのトーナメントがあるプロゴルフは別にして、プロ野球では今年から西武ライオンズでプレーする工藤公康さんが今年47歳というのが珍しいのではないでしょうか。フィギュアスケートや水泳では25歳以上で第一線で活躍するのは至難の業でしょう。

その点、古典芸能ではシニアが大活躍です。歌舞伎の坂田藤十郎さんは78歳、市川團十郎さんは63歳でまだまだ現役。尺八の世界では「首ふり3年・・・」といわれるらしいのですが、どの世界でも基本を習得するには厳しい修業が必要とされることは共通なのに、旬の時期の長短はかなり差があるようです。最も身近な古典芸能、落語も長く活躍できます。人間国宝で文化勲章も受章された桂米朝師匠は84歳、まだまだお元気です。

第14回朝日東西名人会のチケット好評発売中です。桂三枝「背なで老いてる唐獅子牡丹」、柳亭市馬「掛け取り」、桂都丸「試し酒」、林家たい平「長短」、笑福亭喬若「道具屋」(敬称略)のみなさんの出演です。2月8日(月)シアター・ドラマシティにて。

私も、今年はウルフを見習って「体力の限界、気力もなくなる」までサラリーマン道に邁進するつもりでがんばります。ホンマかいな・・・。

(乗組員・F)

 

不気味の谷

■ある種の人形を作るときのお話。ある限定された状況で、人間の代用品として用いられる人形です。基本的に女性を、それも美人を模ってデザインされます。持ち主の擬似恋愛の対象となることもありそうです。当然作り手は、本物の人間にいかに似せるかに腐心します。顔かたち、肌の色、肌触りや弾力・・・■さて、いま仮に、「人形が人間に似ている度合い」を横軸に、「その人形の好感度・魅力の大きさ」を縦軸にとってグラフを作ってみます。すると当然、似ている度合いが高まるにつれ、次第に魅力はアップします。すなわち右肩上がり■ところが、似ている度合いがグラフの右端、つまり「完璧」に近づく少し手前で、急激に好感度が落ち込む部分があるのです。つまり、逆に強い嫌悪感を催させてしまうゾーンが。そこを超えると再びグラフは急上昇し、一気に最高値まで達するらしいのですが・・・■この急な落ち込みを『不気味の谷』と呼ぶのだそうです■・・・そう云えば、思い当たることありません?蝋人形館に迷い込んだときの不思議な恐怖感。よくニュースなどに登場する最新の人間型ロボットに感じる独特の気味悪さ■この現象は科学として誰もが認めているわけではないようですが、経験的にはしばしば観察されます。人間は自分に似すぎているものが必ずしも好きではない。似ていれば似ているほど、ほんのちょっとした違和感が際立ってしまう・・・■だから例えば、完璧な女性を再現することが不可能な以上、人形師はしばしば顔の一部をデフォルメし、わざと人間から少し遠ざけます。最近急速に発達しているCGアニメ映画の世界でも、余りに精巧で人間的なキャラクターはかえって観客に好まれないため、わざと解像度を下げたり、フォルムを単純化したりするそうです■『不気味の谷』の科学的根拠として引き合いに出されることがある話ですが、人間の知覚は『境界』を強調する傾向があるらしい。例えば、濃い灰色の紙と薄い灰色の紙をぴったり並べて置き、それを見ると、人間の目と脳は、その境目付近で、濃い方はより濃く、薄い方はより薄く感じてしまう。つまり、コントラストが強調される、と■人間は『違い』に敏感なんですね■科学の粋を集め、事故で亡くした息子そっくりのロボットを作り出した天馬博士は、やはり彼が息子と同一ではありえないことに腹を立て、やがてその怒りは憎しみに変わり、彼・アトムを放逐してしまいました■悲しいかな人間は、『ちょっとした差異』がすごく気になってしまう生き物なんです■ひょっとしたらこの性向が、他人を妬む、憎む、差別する、など、人間の負の精神活動の基になっているのかもしれない。そう考えるともうこれは『不気味』どころではない深い深い谷なわけですが・・・■ん?ちょっと色っぽい話をするだけのつもりだったのに、何だか暗い結論になってしまったぞ(艦長)

ラックシステム本日初日!

■すんごい寒いです。近代的なビルで仕事しているので冷暖房に不自由はない・・・はずなんですが、経費を削減しエコ意識を高めようというわけで、会社の中は結構寒い。ホールの客席は適温になってますから、ご心配なくなんですが、廊下とかはコート着てマフラーしてても丁度いいくらい。

■さてラックシステム15周年記念公演第三弾『お代り』、いよいよ今夜からです。一場一場落語のように繰り広げられる、ある家族の150年間の物語■『坂の上の雲』とか『龍馬伝』とか、激動の時代を生きたかっこいい男のドラマが話題ですが、市井の人々の平凡な生活の連なりの中にも歴史はありドラマはある。僕はそんな方が好みかもしれません。大評判の『坂の・・・』を見逃しちゃって、ひがみもありますけどね■それにしても香川照之さん、出過ぎちゃう?まあドラマが締まるもんなあ、あの人が出てると。誰かがラジオで『うますぎて笑っちゃう』と話しておられたくらい確かにお芝居は巧みですが、ああいう歴史もので見せる重厚な演技よりも、僕は数年前に映画『いつか読書する日』で拝見したスケベなスーパーの店長役が印象に残っています。この映画、地方都市に暮らす中年男女(田中裕子・岸部一徳)の静かな恋を描いたいい作品ですよ■上に書いた「市井の人々の・・・」でまた関係ないことを思い出しましたが、少し前、東京の某演出家の方が一般のお客様方の前でその日上演された自分の作品のことを、『シイの人たちの物語なので・・・』と説明されてました。びっくりしてしまいました。ていうか、ドキッとしましたねー。僕ももちろん漢字の間違いとかはよくやらかしますが、これ、最悪とっていいTPOですよね■気をつけよう(艦長)

 

ラックシステム 『お代り』  作/演出 : わかぎゑふ

お代り.jpg1月14日(木)       19:00

   15日(金)       19:00

   16日(土) 15:00  19:00

   17日(日)  14:00 (完売)

      

   ※千秋楽以外は当日券が若干出ます。開演1時間前より発売!!

 

       

デス電所参上!

■新年第一弾の公演は、年頭を飾るにふさわしい勢いのある若手劇団、デス電所デス。去年にも当ホールで芝居を打つ予定だったのですが急遽充電期間をおくことになり、2010年年頭、満を持してのABC初登場!■座付音楽家・和田俊輔さんの生演奏に乗せた歌やダンス、そしてコント、映像・・・とにかくあらゆるエンターテインメント要素をぶち込んだ徹底的に楽しめる舞台です。作・演出の竹内佑さんは交友関係も広く、近年東京の演劇集団にも多数脚本を提供、そういえば前回公演の主演は、最近カルト芸人からメジャーへの道を歩みつつある?野性爆弾の川島さんでした■そして今回のゲスト出演者の目玉は、なんと、ザ・プラン9のお~い!久馬さん!!■各回の本編芝居終了後にはアフターイベントが予定されており、思いがけないゲストも登場するとかで、期待はバンバン膨らみますー!

急襲.jpg

 

デス電所 第19回公演 『急襲キルフィールド』

1月 8日(金)       19:00

    9日(土) 14:00  19:00

   10日(日) 13:00  17:00

      ※各回アフターイベント(ゲストも!)あり

 

■ここからは内緒話ですが・・・艦長が企画者の一人であった『朝日放送創立55周年記念・中之島演劇祭2006』にもこの劇団に出てほしかったんですけど、残念ながら実現しませんでした■実は、いつも当社がお世話になっている某電力会社(ってひとつしかないですが)にこの催しのスポンサーになっていただくことになりまして、しかも会場がそのご本社ビルのまん前だったもので、念のためオファーを差し控えたのです。だって、『デス電所』って、ねえ・・・■誤解のないよう申し添えますが、あくまで僕の個人的な自主規制で、っていうか勝手に気を回して劇団に声をかけなかっただけで、実際は何の問題も起きなかったかもしれません。『いいですよ、面白いじゃないですか!』って言ってもらえたかも。惜しいことしたかなー?■・・・なんて、青春のほろ苦い思い出です(艦長)

明けましておめでとうございます

2010年がやってきました~。

■『21世紀ってきっとすごい時代。中年になるまで無事に過ごせれば、自分はその夢の世紀を生きられる!ああなんて幸せなんだ!』って子供の頃は楽しみにしていたのですが、21世紀も始まってはや9年。何のこたあない、どちらかといえば世界は悪い方向に向かっているんじゃないですか?■戦争も貧困もなく、どんな病気もすぐ治って、地上には超高速のリニアモーターカー、空を見上げれば超高層ビルの間を縫うようにエアカーが飛び回ってる"はず"だったんですが・・・。せいぜいハイブリッドカーやもんな。リニアは何十年も実験中やし。

  2010010517010000.jpg話題の映画『アバター』、観てきました。3D映像のすごさは誰しも認めるものの、ストーリーに関しては賛否あるようですが、僕は『いいんじゃない?』と思いましたね。古典的な物語作法に完全に倣った過剰な安定感とか、余りにストレート過ぎる自然賛美みたいなものはともかく・・・■地球人類が他の惑星にとってのエイリアンになるという設定。そしてその侵攻チームの中に、かつて映画『エイリアン』シリーズで、エイリアンに孤独な戦いを挑み一世を風靡した、シガニー・ウィーバーがいる!っていう皮肉だけでOKなんじゃないですか?まあ、あんまり明るい未来じゃないですけどね、これも。

 

←このお正月、ABCホールから、お世話になった皆様にお出しした年賀状です。文章は艦長独特の青臭ささに満ち溢れているので、ご勘弁!ちなみに僕は虎ファンでも何でもありません(艦長)

 

 

 

 

ともあれ、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

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