スタッフブログ
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スタッフの雑記

欠けたることもなしと思えば

みなさまご覧になりましたでしょうか?麻生首相の記者会見ではありません。いうまでもなく皆既日食です。正確に言うと、大多数の方は部分日食なのでしょうが・・・。ここ大阪・福島も天気は曇天ながら、雲の合間から日食を拝む(観察するという感じではなく)ことができました。わがABCホールでも、奄美大島からの伝送実験イベントが行われました。私も、ドーム(雪○大福)の中に入って360度に展開されるハイビジョンの4倍の精度の映像を堪能させていただきました。正直なところ、現地もあまり天候がよくなかったので太陽が欠けていく様子はあまりわかりませんでした。しかし、ドームに写しだされる映像では、西の空からゆっくりと暗くなってきて、時間が経つにつれてその暗さが増していき、ついには真っ暗になっていく様子がよくわかるものでした。街灯が自動的に点灯し、皆既の瞬間に周囲の人々の歓声が上がります。そして、今度は西の空から明るくなり始め、その明るさが東の地平線まで届いていきました。根っからのインドア派で20万円出してテントに泊まるなら、どれほどおいしいものが食べられるだろうと考えてしまう色白のわたしにも、現地で皆既日食を見た(感じた)という臨場感を与えてくれる映像でした。大阪にいると「あっ、いま欠けてる欠けてる!」で終わってしまうのが、体で感じられるイベントでよかったと思います。

いまは科学の発達のおかげで、○○年○月○日○時○分○秒に、どこで日食が見られるなんてことがわかりますが、そんなことがわからない太古の人は驚いたでしょうね。ワイドショーで言ってましたが邪馬台国の卑弥呼は、日食が予言できなくて粛清されたとか。跡を継いだ王も翌年にあった皆既日食を予言できずに、これまた粛清されたとか。2年連続であったのですね。こうなると命がけです。現代に生まれてよかった。

日食のある年は異変が起きることが多いのだとか。そういえば、先週の日曜日の夜、私の住んでいる兵庫県南東部は雨と雷がすごくて、真夜中に「ズドン!」というまるで銃弾爆撃のようなすさまじい音でたたき起こされました。その2日後に日食ですからね。ひょっとしてこれも天変地異の前触れかも。あんまり関係ないか・・・。

(乗組員・F)

 

雪見○福?

■ぐふふ。鬱陶しいお天気です。ご存知のとおり明日は南の島で皆既日食が見られるはずなのですが、あくまで「晴れたら」という条件付きなので、関係者の皆さんドキドキではないかと推察します■この滅多に見られない現象を美しい全天映像で見るための装置がABCホールの中に完成しました ドーム.JPG既に中継テストが行われていて、この中には今、奄美大島の小学校のグラウンドから見た風景が360度にわたって映っています。明日はこのグラウンドの南の空に浮かんだ太陽が月に隠れるという現象が、ドームの中で見られるわけです■さっきドームの中から、のんびりしたチャイムの音が聞こえてきました。時計を見たら5時ジャスト。きっと現地・奄美の小学校で流された下校のお知らせか、田舎でよくある役場の時報ですね■日食もいいけど、なんかそんな日常的風景の方が面白く感じてしまう僕は、やっぱりひねくれ者かなぁ・・・(艦長)

※見学申し込みは既に締め切られております。招待はがきを持たずにお越しになっても明日は入場できませんので悪しからずご了承ください。

AIDA

■三連休の初日。多くの学校では今日から夏休みで、どうやら来週議会は解散で、高速道路は大渋滞で、僕のクルマにまだETCは付かない。やっと装着できた頃には高速無料化で無用の長物になるかも・・・そんな梅雨の土曜日■今朝は早起きして「朝だ!生です旅サラダ」の生放送に行ってきました。といっても大して仕事はなくて、今日の番組のゲストが、この春宝塚歌劇団を退団された安蘭けいさんで、僕はこの秋、梅田芸術劇場で上演される安蘭さんの退団後の初舞台『The Musical AIDA』の盛り上げ隊の一員なので、ま、そういう事情で番組出演者やスタッフの皆さんに「よろしくお願いしまぁーす!」と云って回ったくらい AIDA-A4+小.JPG■さてその「アイーダ」ですが、実は安蘭さんは宝塚時代の2005年、今回の『アイーダ』の原型である『王家に捧ぐ歌』というミュージカルで、本来男役でありながら事実上のヒロイン・アイーダを演じて大絶賛されたという過去があるのです。男性役でも女性役でも観る者を虜にする希代のトップスター!ってわけですね■ですから、この秋の舞台のクオリティは保証済み。新たな一歩を踏み出す女優・安蘭けいへの期待の大きさもあいまって、チケットはきっと大争奪戦になることでしょう■東京公演は明日、大阪公演は7月26日(日)発売ですが、皆さんくれぐれもお早めにお求めくださいませ!

■そういうわけで、今朝久しぶりに一番電車で会社に行ったんですよ。土曜の早朝の電車というのは、休日前に徹夜で街遊びしてた人が爆睡してたり、試合に出かける部活くんたちが大挙して乗り込んできたり、結構乗客が多様で面白いのですが・・・■狭いボックスシートで僕の真ん前に座っていらしたのが、スーツを着て汗だくで太めの男性。丸い顔を覆うようにして一所懸命雑誌を読んでおられたのですが、なんとそれが『キャラ萌えマガジン』という副題のついた、絵に描いたような(実際絵は描いてあるけど)おたく雑誌だったのです。僕そういう雑誌の中を見たことないもんで、何とかチラ見したくて気になって気になって、自分が読もうとしてた本、『ヤンキー進化論』が全く手につきませんでした■そういうわけで、【おたくvs.ヤンキー】の一戦は番狂わせでおたくの圧勝となったのです■え...ネタが弱いようなので駄話続行します。この萌え雑誌の名前を思い出そうと今しがたインターネットをひいていたら、もっと面白い本を発見しました。なんと『萌えダイエット』の本!やるなー。いまや≪ダイエットの方法と2時間ドラマで名推理を披露する主人公の職業は何でもアリ≫の時代ですが、それにしても『萌えダイエット』はいいよなー!■言葉にうるさい艦長としては、『ダイエット』とは『食事療法』のことであって、ヨガダイエットだのダンベルダイエットだの、食べ物と関係のない単なる"減量法"という意味でこの言葉が使われる風潮を普段から苦々しく思っておるのですが、それはさておき■『萌えダイエット』、気になる~!でしょでしょ?本の見出しが宣伝で一部載っていたのでちょこっと紹介すると、

■アニメを見ながら踏み台昇降

■ゲームに夢中になり食事を忘れてプチ断食

■アニメカラオケ三昧でカロリー消費

■秋葉原でウォークラリー

■マンガとライトノベルで半身浴

■ジャンクフードカロリー表

・・・わー楽しそう!!萌え文化、恐るべしです(艦長)

 

モダン・ホラーat Mt.Hiei

■昨夜、突然思い立って夜のドライブに出かけたんです■ウチは京都なんですが、琵琶湖の夜景でも見に行こうと、久しぶりに比叡山の山頂に行くことにしました。あそこからだと、たしか京都と琵琶湖畔の両方の夜景が見えたっけ・・・なんて■しかしなんですね、世の中変わりましたね。週末の夜のドライブウェイといえば、カップルたちがかっこいいクルマをビュンビュン飛ばして、展望台でホットな時間を過ごしているはずだと思っていたのですが・・・おりませんなぁ、近頃はそういう若者が。道はガラガラ、後ろから煽ってくる改造車など皆無だし、たまにすれ違うのは、エコカーや軽自動車ばかり。ま、悪いことはこれっぽっちもないし地球に優しくて結構なことですが、一抹の寂しさを感じることも事実。お金を貯めてかっこいいクルマを買って好きなコとデートする、っていうのは日本の若い男性にとって勤労の重要なモチベーションだったんですけどね。草食化ってやつ?お部屋でまったりゲームとかしてんのかしら?まあいいや■でね、比叡山の山頂に着いたんですが、だだっ広い駐車場に先客はゼロ。久しぶりの夜景はきれいでしたが、売店ひとつなくあたりは真っ暗です■観光施設として庭園美術館があるのですが、もちろん閉園し施錠されています。かつてそこは小さな遊園地で、数年前に老朽化で廃業するまでは小さな観覧車や展望台があって、さらに夏になるとお化け屋敷がオープンして、京都の人たちにとっては夏の定番の行楽地でした■『お化け屋敷、子供の頃何度か行ったなー。相当しょぼい施設だったと思うけど、あの時は怖かった』 『今でも何か住んでない?』 『はは』・・・などと連れと話をして、あまり間も持たないので帰ることにしました。駐車場からクルマを出し、ドライブウェイに戻る際、知った道とはいえ万一向きを間違えたら奥琵琶湖に行ってしまうので念のためにと、カーナビの目的地に『自宅』と入力しました■・・・すると、数秒後、ナビが言うのです。

『目的地に到着しました。案内を終了します』

え!?押し間違えたかと思い、もう一度『自宅』と入力してもやはり、

『目的地に到着しました。案内を終了します』

・・・何度も何度も試しましたが、結果は同じ。いつの間にかカーナビに比叡山頂が自宅として登録されてしまっていたのです(ブルブル)■『ここに住んでる誰かが乗ってるんちがう?』 『あほな』と言いながらも相当怖くて、改めてナビに自宅の住所を一から入力して、何とか無事下山することが出来たのです■・・・なんだ、お化け屋敷まだ営業してたんだ。ドライブウェイの料金がちょっと高いなと思ったのですが、この体験の木戸銭も込みだったのかもしれませんね(ワナワナ)■でね、帰って落ち着いてから思ったんですが、ホラーの道具立ても時代と共に進化してますよねー。十数年前に、ビデオテープを題材にした『リング』というホラー小説が登場して話題になりました。やがてこの作品は、日本のみならずハリウッドでも映画化されましたね。僕はめちゃくちゃ怖かったのと同時に、『磁気テープに定着された呪い』という発想の新しさに感心してしまいました。数年前の『着信アリ』は携帯電話が主役。だからうん、今度はひょっとしたらカーナビですよ■ちなみに、とあるサイトで<ホラー カーナビ>で検索してみると、ゼロではありませんが、まだほとんどひっかかりませんでした。怪談や都市伝説のジャンルとしては今後有力株かも、ですよ。なんといってもアイツ、しゃべるしね■それにしても帰り道、何回ルームミラーで後部座席を確認したことか、、、(艦長)

梅雨の晴れ間ですが

今日のABCホールは「Nトラ」の2回公演です。いつものABCホールの舞台とは全く違った構成で、ダンスというジャンルを超えたパフォーマンスが展開されています。ひと足早く真夏の暑さ(熱さ?)を体験したいという方、明日15時からもう1公演ありますのでぜひお越しください。あ、当日券については事前にお問い合わせのお電話をお忘れなく。

まだ梅雨も明けぬというのに早くも秋風が吹き始めているのが、ダンスではなくプロ野球の「トラ」言うまでもなくタイガースです。昨日のジャイアンツ戦にも敗けて、今日連敗すれば自力優勝もなくなるのだとか...。たしか昨年の今頃は、同じくらいの差をつけてタイガースが首位だった気がします。1年でこんなに変わるものなのでしょうか?せっかく甲子園がリニューアルしてきれいになったのに、その最初の年がこんな成績じゃ残念ですね。

「熱い」といえば東京都議会選挙(話が飛びすぎ?)。明日投開票でその結果が今後の政局に大きく影響するので、各党は国政選挙並みの力の入れようです。私の居住している兵庫県でも先週の日曜日に知事選挙がありました。私は税金を払っている分は権利として投票にいきましたが、投票率は30%台と低調でした。祭りと選挙は熱くなってやるほうがいいですね。

同じくすでにかなりヒートアップいるのが、もはや真夏の風物詩になっている サマソニ09。 10回目になる今年は、初めて金・土・日曜の3日間の開催となりました。すでにチケットをご購入のあなたも、今年の夏休みは遠くにいけないなぁとお考えのあなたもHPをのぞいてみてください。

(乗組員・F)

身近な不思議(長い)

■テレビのワイドショーで怪談コーナーをやってました。もうそんな季節ですかあ。ラーメン屋さんに行くともう冷し中華も食べられますよね。合わせると「霊麺始めました」ですか。無理あるなあ・・・■艦長、冷麺は食べますがユーレイとか心霊現象とか全く信じません。自然の世界の方がよっぽど不思議なことが多いもん■例えば昆虫などの擬態です。木の肌そっくりの蛾とかは、簡単に観察できますよね。木の葉や枝に化けるならまだいいですが、中には鳥のフンのふりをするクモの仲間がいる■その名もトリノフンダマシ。可哀相な名前や。きっと知らないだろうけど、人間からこんな名前で呼ばれてることを知ったら彼らはどんな気持ちになるのだろうか?■しかし彼らを上から見ると木の葉などに落ちた鳥のフンにそっくりなのは紛れもない事実。黄褐色、黒褐色、赤褐色など、いくつかの種類があるのですが、どれもてらてらと濡れて光る感じがリアルで鳥のフン独特の白っぽいマダラ模様があったりもする。図鑑などでこの手の写真を見るたびに僕(元科学少年)はダーウィニズムが信じられなくなるのです■進化論にしたがえば、トリノフンダマシに進化する前のフツーのクモたちは、決して鳥のフンに自らを似せようとしたのではない。あるとき突然変異でほんの少し鳥のフンっぽい模様の個体が生まれたら、そいつが天敵から「わ、鳥のフンや!キタなー!」と忌避されて生き残り、子孫を増やすことが出来た。その子孫から偶然またもっと鳥のフンに似た突然変異の個体が生まれて、そいつはより一層嫌われて生き残り子供が増え・・・という繰り返しが何千万年もの間幾度となく繰り返されて、ついに鳥のフンそっくりの種が出来た。   これがダーウィンの適者生存~自然選択説ですね。ほんまかあ?■僕はこのことを考える時だけ、神様の存在を信じたくなる。誰か絵描いたやろ絶対!って。なんでよりによって鳥のフンなん!?って。まあ、あらゆる生物種の姿形や行動パターン全てが、偶然の積み重ねとは信じがたいほど美しく巧妙であるわけですが・・・。かといって創造説を信じるわけではないのですけどね。それはなんか違う気がするし■うん、まあこういうことを考えていると楽しいのです。梅雨の鬱陶しさをしばし忘れる■でね、もうひとつ僕の不思議ポイントの例を挙げると、「日食」です■といっても月と太陽が地上の我々から見て重なり合うこと自体が不思議というわけではありません。っていうかすごいと思うけど理解は出来る■あんびりばぼーなのは、普段から月と太陽が殆ど同じ大きさに見えているという偶然(?)によって、この自然のショーが一層盛り上がるってことです。つまり・・・■太陽の直径は月の直径のほぼ400倍。で、太陽と地球の間の距離が月と地球の間の距離のほぼ400倍。つまり、400倍大きいものが400倍遠くにあるので結果的に同じ大きさに見える、と。この配置、いったい誰の仕業なん?■さらに、地球が太陽の周りを回る軌道も月が地球の周りを回る軌道もいい感じにわずかに楕円になっているので、見かけの大きさは両方ともちょっとずつ変化していて、ほんの少し月が大きいと皆既日食になり、ほんの少し太陽が大きいと金環食になる、と。よう出けたあるなー!(ホールで落語会をやってはる間に書いてるのでどうしても上方の噺家さん調になります)■でですね、ご存知と思いますが、もうすぐ日食が日本で見られるんですよね。しかも皆既日食が。日本国内では奄美大島、屋久島、トカラ列島などで「皆既」になり、それ以外の地域では部分日食なんですが、とにかく日本国内で皆既日食が見られるのは1963年7月21日に北海道東部で見られて以来46年ぶり。次は26年後の2035年9月2日、北陸や北関東で見られるまでない、ということで、実に貴重な機会です(しかしなんでそんな先のことが分かるのか、それも不思議や。人間て賢いのんかアホなんか分かりまへんなー)■それでね、ここから先はマル秘情報なのですが、ここABCホールで奄美大島の皆既日食の様子が見られるらしい。「そらTV中継したら簡単やろ」・・・そうなんですが、どうやらタダの中継やない■通常のハイビジョンより4倍高精細なカメラを使って撮影した映像を、ドーム状のスクリーン(小さなプラネタリウムみたいな設備)に全天360度にわたって映し出す。つまり、うまくいけば、実際に奄美大島の大地に立って太陽が欠けていく様子を観察する、という感覚を、めちゃくちゃリアルに体験できるかもしれないのです■ホールに組み立てられるのは非常に小さなドームなので、皆既日食を奄美と同時に生体験できる人はごくごく限られた人になりそう。でもその全天生映像を録画・再生することによって、ある程度の人数(といってもわずかですが)の方に時間遅れで見てもらえることになりそうです。実は非常に未確定な部分が多くて、まだここで詳細を書けないのですが、分かり次第お知らせします■要チェック!(艦長)

夏越の祓

  親子会.jpg■6月30日・・・わ、1年半分終わりやないですか!どないしょ。今日は水無月食べる日や。ほんでこれからはかき氷やな。早く○○軒の宇治金時食べたい■・・・私の住んでいる町は、特筆すべき飲食店が殆どない、ちょっとした外食に非常に苦労する町なのですが、唯一旧街道沿いにある和菓子の○○軒だけは雑誌などにも頻繁に登場する名店で、餅菓子などもよいのですが夏はなんと云っても自家製あずきに白玉が3つ添えられた宇治金時が絶品で・・・。ちょっと高いのですが、ひと夏に何度かは茶店の奥の間といった風情のお座敷でいただくのです。日曜などは大混雑なんですけどね。駐車場の整理に警備員さんが出るくらい■で、ABCホールなんですが、先週と今週は妙に社内の催しが多くて、いつものように劇団の人たちがどやどやとお越しになって、幼い頃生き別れになって数奇な運命を辿った子と親の涙の邂逅を演じたり(今どきないってそんな芝居)、理不尽な権力者たちの圧制に反発して革命のために団結する貧しい若者たちを描いたり(だからないって)、そういうことが行われていないのです。唯一、金曜日に、桂文我さん・まん我さんの親子会があるくらい。あ、親子の邂逅か?ちゃうちゃう、師匠と弟子。・・・あー低気圧のせいか、テンション変ですね■あそうだ、今朝、ABCホールの紹介スポットを撮影してきました。「ABCホールに皆さん来てね」みたいな、いわばCMですね。「おは朝」でおなじみの喜多ゆかりアナに出演してもらいました。来週あたりからABCテレビの早朝とか深夜にちょこちょこ流れたりすると思いますので、お楽しみに(艦長)

お邪魔しますか?

■今日ABCホールでは「最後だよ!全員集合」というイベントが行われます。何が最後かというと18年近く続いてきたABCラジオの人気番組「ミュージックパラダイス」なんですね。どんなに栄華を誇ったものにも最後はあるわけで、仕方ないといってしまえばそれまでですが、やはりちょっぴり残念な話です。

■AMラジオ、面白いですよね。ここ2年ほど、外を歩いているときは常にといっていいくらいAMラジオを聴いています■・・・あ、ちょっと嘘です。実はラジオ番組の一部を放送局がポッドキャスティングしているものを携帯プレーヤーで聴いているわけで・・・。でもまあ元はラジオです■最近は、本を買うのもポッドキャストに触発されて、というケースが増えてきました。もうすぐ届くのは「脳の中の身体地図」、「グレート生活アドベンチャー」。共にラジオの書評コラムのようなコーナーで信頼すべき方が推奨しておられた本で、うふ、楽しみ■放送をネット配信する際の音楽著作権管理の方法がまだ整理されていないため、OAで流れた曲はカットされてしまうとか、現状ではポッドキャストは直接収益を生んでおらず、「番組宣伝」~本放送のリスナー獲得のためのサービス~という位置づけであったりとか、そういう問題はあります■しかし恐らくですが、各番組、番組全体の中でも自信のあるコーナーをピックアップしてポッドキャストしている場合が多いようです。ですから、才気溢れるコラムニストが発信する刺激的な情報や、テレビでは分からないメインパーソナリティの意外な面・・・やさしさ、知性、下ネタ好き・・・などいろいろ知ることができて、ラジオというメディアそのものの魅力を再認識することが出来るのです■うーん、「ラジオ」なのか「ポッドキャスト」なのか、どちらを持ち上げればよいのか非常に微妙な問題を孕んでいると思うのですが、ここは両方実に素晴らしいメディアであるということで、、、■しかし自らの不勉強を恥じつつ近頃びっくりしたことがあるんですが、放送局が配信しているのはポッドキャストの番組のごく一部であって、一般の企業のみならず、個人でポッドキャスティングを始める人がものすごく増えているということ。日常の身辺雑記とか、趣味に関してとか、社会時評的なものとか。要は音声によるブログです。なんでも、パソコンとマイクが1本あれば、初期費用ゼロでも始められるのだそうです。知ってるのかな?誰でもそんなことくらい。当たり前の情報だったらスミマセン■インターネットが普及し始めて、個人が世界に向けて文字や画像を発信できるようになってすごいなー、と思っていたら、今や誰でも放送局が始められる時代なんですね!ビデオポッドキャストもあるし、動画投稿サイトは大人気だし、さらに検索やショッピングのサイトは日常生活を大きく変えてしまったし、メディアの大転換期なんだろうなあ、今って。パソコンを中心として、その周辺のツールを使いこなすことによって、ビビッドで自分の興味にフィットした情報に溢れた、すごく便利で楽しい生活が送れるのは間違いありません■でもこの情報のビッグバンみたいな状況の前には、例えばさまざまな権利の保護や、表現の自由とモラルの兼ね合いなど、クリアしなければならない多くの問題が横たわったままです。つまり、誰もがマスに向けて情報が発信できるなら、誰もがこれまで放送局に求められてきたような、情報発信におけるルール遵守の義務と、結果に対する責任を負わねばならない。そういう意識改革の必要性はまだ殆ど説かれてないのではないでしょうか?(まあ放送局もルール破りを犯してきた前科はいっぱいあるわけですが、、、)■・・・うーん、なんだか硬い話だなあ・・・テレビの吉本新喜劇を横目で見てて、すっちーさんやランディーズ・中川さんが、限られた出番の中で新しい笑いのパターンを捻り出そうと頑張り、安尾さんが既に貫禄の面白さを醸し出しているのを発見して、「いつも同じようにみえる新喜劇にも着実に新しい笑いは生まれている、さすがやなー」と感心しながら書いたのですが■こっちには笑いの要素がないなあ・・・グスン(艦長)

 

香りといっても・・・

空梅雨だと思っていたら、先週末からまた梅雨空が戻ってきました。最近よくあるゲリラ豪雨でなく、梅雨らしいしとしと降る雨を期待したいものです。この時季を代表する花といえば"あじさい"でしょう。あじさいで有名なお寺も各地にあります。その意見に逆らうつもりは全くありませんが、私が個人的にこの季節の花だと思っているのが"くちなし"です。といっても"あじさい"ほどメジャーでないので、いまいちピンとこない方が多いと思います。マンションの緑地帯の植栽などに、緑の葉に(だいたい葉っぱは緑に決まっとる)白い可憐な花を咲かせ、ほんのり甘い香りを漂わせています。そんなにきつい香りではないのですが、うちの近所の公園にまとまって植えられているところがあって、雨が降ったあとに行くとはっきりわかるくらい香りがたちこめています。

♪いまでは指輪もまわるほど・・・ 渡哲也さんの名曲「くちなしの花」にも"くちなしの白い花"とその可憐さが歌われています。渡さんといえば少し前に「西部警察」の再放送が1週間ほどされていたのですが、今年は裕次郎さんの23回忌で、7/5に国立競技場で法要が行われるそうです。裕次郎人気は衰えることを知らないようです。西部警察をホント久しぶりに見ましたが、隔世の感がありますね。パトカーが、乗用車が、タンクローリーが次々に爆破炎上していくんですよ。平成の世の中で炎上するのは、車でなくってブログですからね。平成の警察捜査は、「MR.BRAIN」でキムタクの脳科学者や「ガリレオ」福山雅治の物理学者に代表される「科学捜査」が主流です。派手なカーアクションはすでに"昭和の香り"がするものになってしまったのでしょうか。

昭和の香りといえば、東京セレソンデラックス公演「流れ星」 ストーリーを簡単に。東京で古い下宿屋を営む熟年夫婦の謙作と夏子。夫婦仲が冷え切った2人だが、謙作が突然亡くなってしまう。初七日を終えた夏子の前に、魔法使いのマリーが現れて願いを叶えてあげるという。半信半疑の夏子であったが、タイムスリップさせてほしいとお願いする。夏子は過去に戻って歴史を変えて、謙作と結婚する前に好きだった人と人生をやり直したいのだ。夏子とマリーは1970年(昭和45年)にタイムスリップ。当時の日本は高度経済成長真っ只中。万博に沸きかえり、学生運動も活発だった。果たして夏子は歴史を変えられるのか、マリーの正体は?

東京セレソンデラックス「流れ星」大阪公演は、9/30(水)~10/4(日)シアターBRAVA!にて。チケット発売中です。よいお席はお早めに。

(乗組員・F)

パンフ読むまで待って!

伊藤えん魔プロデュース「悪いヒトたち。」、日曜日14時の回を観劇することができました。面白かったー!客席は大いに沸き続け、作・演出のえん魔さんも「今回出来いいんですよー」と自信作のようです■本日18時からは出演者によるトークイベントがあって、芝居本編(?)は明日・月曜19時を残すのみとなりました。当日券は若干出る模様。18時受付開始です。見逃すなっ!

■で「悪いヒトたち。」、どんなお話だったかというと・・・えっと実はちゃんと説明できません。作者の名誉のために言っておくと、相当分かりやすいエンターテインメントだと思いますよ。メッセージも笑いもあって、それぞれの役者の見せ場もたっぷりで■実をいうと艦長、小説を読んでも映画を観ても芝居を観ても、自分でもちょっと異常ちゃうかなと思うくらい『ストーリーの理解力』が低いのです。こう書くとちょっと高尚なハナシをしてるように聞こえますが決してそうじゃなく、「どうしてあの人はあの人を助けるの?」とか「どうしてあの人はあの人を殺そうとするの?」とかそういうレベル。 集中してないんですよ。日頃から集中力のON、OFFがはっきりしてるタイプなんですが、何故かこういうときOFFっちゃうんです。何故だろう?観るのも読むのもお金出して好きでやってるのに(今日の芝居はご招待していただきましたが・・・m(_ _)m)■特に困るのは、観劇後知り合いの役者さんとかの楽屋にご挨拶に行かなきゃならない時。よく分かってないので褒めようがない。それでなくても褒め下手なのに■『いやーよかったっす!』『あっざーす。どこが?』『いや、全体に、、、。えとみんな元気で、あと椅子が上等で疲れなくて』『・・・ども』みたいに盛り上がらないこと甚だしい。1分以内に退散することに決めております■あと、誰かと一緒に観に行って、帰りに食事でもしながら感想トークになったりすると困りますね。まあ昔の話ですが、女性と芝居を観た後、劇場から出て歩きながら相手が今観た芝居の感想を言いそうになったら、僕は即座にこう言って制止することにしていました。

『待って。いま感想を言葉にしちゃったら、その言葉だけが後々まで今夜のお芝居の記憶として残るような気がするんだ。それって悲しいじゃん。もう少し時間が経って、この観劇体験そのものがお互いの中に定着して、しっかり熟成してから話そうよ。その方が実り豊かだと思わない?』

■・・・わーさぶ!単にストーリー分かってへんだけやのに。わずかの真理は含まれていると思うんですけどネ。それにしても・・・(艦長)

 

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