スタッフブログ
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スタッフの雑記

両雄対決

■艦長昨夜のリポートです■ABCラジオの人気番組「全力投球!!妹尾和夫です」のコーナー録音にお邪魔してきました。ゲストは神田正輝さん。土曜朝の「朝だ!生です旅サラダ」に備えて、もう12年近く金曜夕方には来阪されているのですが、その旅サラダの打ち合わせ前のひととき、ラジオに出演していただくことになったのです。もちろん話題は10月にお二人が共演される舞台「黒部の太陽」。

神田さんと妹尾さん.JPG■この舞台については何度かお伝えしていますが、神田正輝さんは今回、40年前の映画版で三船敏郎さんが演じた関西電力の責任者役、および俳優・三船敏郎本人役を演じます■かたや妹尾さんは、なにせ月~金の毎日4時間20分のラジオ出演をこなしながらの参加ですから出番は少ないのですが、物語全体の情感を一気に盛り上げる重要な役どころ。もうひとつ、妹尾さんが座長をつとめる劇団パロディフライの看板女優・安井牧子さんが神田さんの奥さんの役を演じるというのも、関西のファンにとってはビッグニュースですね。

■この夜の対談では、俳優・妹尾和夫が、今回の舞台について、神田さんの役への取り組み方について、プロらしい視点で鋭く斬りこみ、大いに盛り上がりました■この模様は月曜の「全力投球」でO.A.されるそうです、お楽しみに!■なお、ラジオの生放送があるので、妹尾さんの役はWキャスト。出演される回とされない回がありますのでご予約の際はご注意ください。詳細はコチラ■(艦長)

演劇人は意外にも...?

■今日午後、ある演劇関係の会合に出席して参りました。ABCホールは出来たばかりだし、艦長はずっとテレビ関係の仕事をしてきたのでこの業界は全く素人で(いつまでそんなこと言うてんねん、と内部から叱られそうですが)、人脈もなく、今日も何枚かの名刺を渡し、同じ数の名刺を頂戴しました■その中に1枚、なぜか、ある大手人材派遣会社の名刺があったんですね■僕、社会人歴まもなく30年というベテランなのですが、いまだに「駄目だなー!俺」と思うのは、この名刺交換の時、いつも必ず上の空で、渡していただいた方の肩書きも名前も顔も、ほとんど覚えられないということです。机の中には就職以来交換した名刺がおそらく1万枚以上はありますが、その中の何パーセントかは「えー、この人とどんなところで、どんな縁で挨拶したんだっけ?」という有様です。昨日もらったやつでもです。はっきりいって最低です。僕はもう手遅れですが、これから社会人になろうとする方に忠告!■名刺をもらったら、忘れないうちにその方の特徴とか、どういう用件で会ったとか、隅っこにメモしときましょう。きっとそれは後に大切な財産になることでしょう。あー、ダメサラリーマンのぼやきはええねん■話を戻します。名刺交換の時には例によってうつむいたままだったのですが、後で確認すると、その人材派遣会社の方は、黒いスーツをかっちり着こなした美しい女性でした。いかにも仕事の出来る営業ウーマンって感じ。あとの出席者は、僕も含めてジーンズやTシャツの、まああんまり高い服は着てない人たちばかりだったので、かなり異彩を放っておりました。で、疑問だったのは、何故演劇関係の会合にそんな方がおられるのか?ということだったのですが...後で分かりました!■いくつかの議題が片付いた後、その方のショータイム?がやってきたのです■何とですね、その女性は、ご自分の会社が開発した新商品、『演劇をやっている人向けの人材登録プラン』のプレゼンに来られていたのです。この説明がまた、実に美しく流暢な標準語で、理路整然としていて、まあ説得力抜群だったんですよ■つまり...僕も学生時代は演劇をかじってたものの普通に就職してしまったのでそういう経験はないのですが、例えばプロの役者を目指して修業している人は、生活費はまず基本的にアルバイトで稼ぐ、ということになるわけです。ところが、芝居をやってると、暇な時は暇だけど、稽古から公演本番にかけてはほとんど時間がとれなくなる、と、差が激しい。だから、例えば「毎日9時-5時」とか「週3日必ずシフトに入る」みたいな規則正しい働き方がなかなか出来ないという悩みがあるんですね■そこでこの会社は、そういう若き芸術家の卵のための人材登録コースを作ったというわけなんです。その人の事情を汲んでそれに適した職場を探す、あるいは複数のメンバーで仕事をシェアする、などの工夫です(違う劇団の人間が集まれば、大抵公演の時期はずれているので、誰かがダメでも誰かが仕事に行けるというわけ)■聞けば、演劇が集団による創作行為であるからか、芝居をやってる人は案外協調性があって、職場で高い評価を得ることが多いのだとか...(まあ、時にわがままであることも芸術家には必要だとは思うけど)...なるほど!それにしてもいろんなことを考える人がいるものだなあ■(艦長)

謎の超豪華○○!?

■昨日、日曜日は艦長、日帰りで東京に行って参りました。舞台「黒部の太陽」のキャスト・スタッフが集合し、稽古を本格的に始動する「顔合わせ」の日だったのです■すんごいですよー。下町の巨大倉庫を改造した稽古場に人(オッサンがほとんど)がぎっしり!その中心にいるのはもちろん、中村獅童、神田正輝のご両人。ほかに、勝野洋さん、大地康雄さん、ベンガルさん...そして!ABCラジオの名物パーソナリティ、われらが妹尾和夫座長もその主要キャスト席に並んでおられます■「携帯で写真撮ってもいいかなー?今日はテレビの取材は入ってるけど、ブログ用の写真となるとまた別だしなー」...とか悩んだ挙句、"大人の事情"でもないんですが、念のために写真は断念(いやいや、いい歳してあの場で携帯写真撮るの、ちょっと恥ずかしかったもんで)。でもこの日の模様はABCテレビ今週木曜深夜の「スタンダップ!」でまず流れるはずです、お楽しみに!■さて初稽古も終わり、僕たちの取材も終わり、夕刻帰る段になって、僕は舞台制作スタッフのアヅミさん(中之島演劇祭2008の制作もやってくださってた女性)から、「艦長、これ持って帰ってください」と巨大な包みを渡されました。何かと思えば豪華な折り詰めです■聞けば、「黒部の太陽」の目玉である「出水シーン」のマスコミ公開テストが来週つくば市の熊谷組の研究施設で行われるのですが、その時お客様に配るお弁当を主催者の一人として試食してほしい、とのことです。「えーそこまでするんだ。さすがー」と思いつつ、楽しみに自宅まで持って帰ることにしました■その大きさ、ズシリとした重さから期待は膨らんでたわけですが、家に帰って開けてみてびっくり!とにかく豪華で、しかもご飯の量が半端じゃない。ほら、京都とかの高級料亭のお弁当って食材は豪華かもしれないけどご飯がほんの少ししか入ってなかったりするじゃないですか。あれへの東京流アンチテーゼですね完全に。30㌢四方はあろうかという折りが二段重ねになってて、片方は赤白のご飯がびっしり!そこそこ食いしん坊の僕にとっても、適量の3倍はありました■あれを帰りの新幹線車内で開けなくてホントによかった。隣の人、絶対目を丸くしますよ。通路に人だかりができたりして...■(艦長)

20㌧の水をいかにして劇場内でほとばしらせるのか?その真相は続報を待て!

舞台「黒部の太陽」は10月5日初日を迎えます!

 

淀船の棹の雫もほたるかな

■朝日放送そしてABCホールがあるエリアは、お隣の堂島リバーフォーラムという多目的ホール、The Tower Osakaという高層マンション、堂島リバーレジデンスという賃貸マンション、それに多くの飲食店、フィットネスジム、スーパー、クリニックなどを合わせて、全体で「ほたるまち」という街を形成しています■表題の俳句は、この「ほたるまち」の名の元になった与謝蕪村の作品。ある高名なコピーライターの方が堂島川の畔を散歩していて、この句碑を見つけ、そこからこの「ほたるまち」という名前を思いつかれたのだそうで、「この堂島川に再びほたるを呼び戻すのは無理かもしれないけれど、この街の明かりがほたるの光のようにやさしく川面を照らしてほしい」...というような気持ちが込められているそうです■当初僕も周りにも、この名前について、やれ「勢いがない」とか、やれ「ホタルは寿命が短くて縁起が悪い」とか云う人が多かったのですが、僕は好きですね、このひらがなのやさしい感じ。早く定着してほしいと思います。なんたらヒルズとかなんたらタウンより、大阪らしいし■ほたるまちには、たくさんの魅力的な食事場所があります。それぞれ、別の場所ですごく高い評価を得て、このほたるまちに満を持して?進出してこられたお店ばかり。といいながら僕まだカフェしか入ったことないんですが、ホールのお帰りに是非訪れてみてください。ほ、ほ、ほたるにこい...■(館長)

いよいよあの季節ですね

■今年も年末に「M-1グランプリ」決勝が行われ、朝日放送の系列で全国放送されます。去年は全く無名のサンドウィッチマンが敗者復活から勝ち上がり衝撃的な優勝を果たしました。さあ、今年の優勝は誰か!?...すっかり年末の風物詩となった感があるM-1も今年で8回目。21世紀最初の年に始まったのでとても数えやすいですね■実は艦長、2001年と2002年、つまり初めの2回の番組プロデューサーでした。懐かしいなあ、大変だったけど。まず会場をどこにしよう?ってところから悩んで、漫才の日本一を決めるんだから、格式高いところでやろうってことになって、会議室から両国国技館に電話したのを覚えています。「空いてません」ってその場で断られましたが...。詳しい方はご存知だと思いますが、最初はルールとかも固まってなくて決勝本番もちょっと波乱の展開だったのですよ■最近とてもうれしいのは、M-1の隆盛もさることながら、審査員の皆さんがそのことをとても誇りに思って下さっていることです。そう、決勝の審査員、大変だと思います。満天下に自分の笑いのセンスをさらすわけで、点数を出すのも、最終決戦の投票も、ものすごいプレッシャーの中での判断ですよね■僕、在京某局で放送されている大竹まことさんのラジオ番組をポッドキャストで毎日聞いているのですが(abc-radioさんすみません)、大竹さんがそのプレッシャーのことをよくお話しになります。特に昨年は最終決戦で、過半数の4人がサンドウィッチマンに入れた中、お一人だけキングコングを選ばれたんですね。今年になって、確かこの両コンビとも別々に番組ゲストで登場してるんですが、その時のやりとりがどちらの回も最高でした。とにかくお笑いに愛と眼力のある方です■他の審査員の方も、例えばご自身の著書の著者紹介覧にM-1審査員であることを記してくださったり、今は僕、スタッフでもないんだけれど、うれしい限りです。

サンパチマイク.jpg■さてそのM-1ですが、予選会が10月、ちょっとだけですがABCホールでも開催されます■写真は、漫才ライブには欠かせない通称「サンパチマイク」。ABCホールでは先日ギャロップのライブの時に初お目見えしました。さあ、このマイクの前でどんなコンビがどんな素敵な漫才を披露してくれるのでしょうか!?■(艦長)

日曜の朝に

■艦長、前にも書きましたが更年期障害なのでしょうか、最近夜中に体のカユミで眼が覚めることがよくあります。このカユミ、かいたり薬を塗ってもほとんど消えないのですが(カユい場所が次々移動する!)、不思議なことに寝る場所を変えるとピタリと治まるのです。何なのでしょう?人体のプチ不思議です■昨夜も3時過ぎに眼が覚めてしまい、リビングに移動したのですが、いつも使うソファが愛犬に占拠されてしまったので、仕方なく缶ビールを開けて録画してあったちょっと前の「あらびき団」を観ました。昨夜見た中で僕の1等賞はアンガールズの田中さんの、ミイラのネタ。田中さんは肌色のパンツ一丁で、目を見開き、歯をむき出し、硬直して台の上に横たわっているだけ。暗いスタジオの中にその姿が浮かび上がり、彼自身の声で科学番組風のナレーションが流れます...「ペルーの遺跡で奇跡的に見つかった、非常に保存状態のよい女性のミイラ」の解説です。「あらびき団」は、若手芸人やアマチュアの荒削りだけれどパワフルな芸を披露する番組で、基本的に動き回るネタが多いので、「寝てるだけ」のこのネタは差異化満点。無論ガリガリでギョロ眼という自分の身体的特徴も計算づくなわけで、さすがの風格です。やっぱ笑いは発想だわ■風格といえば、一昨日は西宮の兵庫県立芸術文化センターでイッセー尾形さんのライブを拝見しました。爆笑の連続。音楽や照明に頼らない一人芝居って、お客さんの質に大きく左右されると思うのですが、きっと劇場が街にすごく馴染んでいるせいでしょう、兵庫芸文のお客さんは、上品だけれどとてもフランクで反応がよくて、イッセーさんも乗っておられたようです。五十代も後半に突入されたというのにあの体の切れ、言葉の選び方...いつもながらすごいの一言です■僕はイッセーさんの芝居に、前々からほんの少し不条理の香りというか、構成全体の一部にせよ、「不安」とか「シュール」みたいなスパイスを感じていたので、3年振りぐらいに観た今回の華やかな舞台、すごく新鮮で認識を新たにしました■そして昨日土曜日は京都へ。同志社大学寒梅館ハーディーホールで開かれた、ヨーロッパ企画主催の「第5回ショートショートムービーフェスティバル・夏の予選会」を見学しました。若い人たちによる様々な趣向の16本の短編映画を堪能しましたが、実は僕が一番感心したのは、オープニングです■16本の上演順をどうして決めるかという段で、なんとそのためだけに発明された「上演順決定ロボット」を酒井ハカセ(ヨーロッパ企画の役者で、美術・技術も担当する酒井君)が持って登場したのです。このロボット、結構不具合があり段取りに時間もかかるのですが、こういう、どうでもいいすみっこでしっかり遊ぶのが、僕思うにいかにもヨーロッパ企画です。うん。すみっこだから手を抜く、んじゃなく、すみっこだから一所懸命遊ぶ!これです。勉強になります■

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さて本日ホールでは「全国ナイスミドル音楽祭2008・関西ブロック大会」が開催されます(残念ながら観覧募集は締め切り)。きっとこれからオッサンたちが威勢のいいサウンドを披露してくれることでしょう。ただ今ステージでは照明や音響のチェック中です。

■僕、スタッフが実際何をチェックしてるのか、とか専門的なことはあまりわからないのですが、何だかこういう時間、大好きです。みんなが作業している中、暗い客席でぽつんと座っていると、徐々に何かが高まってくるというか...

んーと、「ミューズが舞い降りるのを待っている時間」?■...わ、すごい!かっこいい表現■(艦長自画自賛)

 

『黒部の太陽』について考えて...

■先日もご紹介した10月の舞台「黒部の太陽」を紹介するテレビ番組の企画について考えているうち、なんだかいろいろ感慨にふけってしまいました。今夜の湿気のせいかしら?

■...映画「黒部の太陽」が公開されたのが今から40年前の1968年。その題材となった黒部ダム・関電トンネルの開通は更にその10年前、1958年の出来事です■この年、日本映画界はまさにピークを迎えていました。年間の動員数が延べ11億人超。日本人が平均して月に1回は映画館に足を運ぶという、まさに「映画が娯楽の王様」の時代でした■1958年...僕の家にも、多くの日本の庶民の家庭にもまだテレビはありませんでした。しかしこの年、あの男が登場します!■立教大学のスター・長嶋茂雄が巨人軍に入団、開幕戦で金田正一に4打席連続スウィングアウト!ホームランを打ったのにベースを踏み忘れて1本損をし、結果29本塁打となって「新人による3割30本塁打30盗塁」という大記録を逃す!...というあまりに派手なデビューを飾ったのです■翌1959年、長嶋は天覧試合でルーキー・王貞治と初のアベックホームランを放ち、そして更にもう1本、ザトペック村山からサヨナラの一発!ON時代、日本プロ野球の黄金時代がここに到来したのです■もうひとつ、この59年を象徴する出来事が、もちろん「皇太子ご成婚」■...この2つの国民的関心事によりテレビジョン受像機が飛躍的に普及した、とはよく語られる話です■そしてこの59年は同時に、映画の動員数が下り坂に入った年なのです。「王様」の座を、映画は少しずつテレビに奪われ始めました■まもなく、黒部ダムなどがもたらした電力と経済成長のおかげでしょう、わが家の氷で冷やす冷蔵庫は電気冷蔵庫に代わり、同じ頃、テレビがやってきて、僕は「七色仮面」(なぜか月光じゃなく)や「ローハイド」や「番頭はんと丁稚どん」に夢中になりました■そんな1960年代、映画界は次第に閉塞期を迎え、石原裕次郎さんたちがその状況を打破するために作ったのが超大作「黒部の太陽」だったのです■「黒部の太陽」は興行的にも空前の大成功を収めますが、この作品が、テレビなど電化製品の普及を支えるダム作りの物語だったのは、時代の皮肉な必然でしょうか...■やがて裕次郎さんも不本意ながらテレビドラマに出演、そして自らドラマシリーズ制作へと進出していくのです。そのおかげで僕たちは「太陽にほえろ!」や「西部警察」などの傑作に今でも触れることが出来るわけですが...■つまり、すごい人は何をやってもすごいって、そういうわけです■

■「黒部の太陽」にまつわる人々の苦しみや悩みや栄光について考えつつ、知らない間に映画とテレビという娯楽メディアの交錯の歴史にまで想いを馳せてしまいました■間違いなく今、テレビも大きな時代の転換期を迎えています。僕もいまテレビを点けっぱなしにしながら音声だけ聞いて、パソコンのキーボードをオタオタと叩いているわけですが、このパソコンや携帯電話や携帯ゲーム機の普及によって、若い人のテレビ離れが徐々に始まっているのは残念ながら事実でしょう■でもそれはまだほんの少し。映画界は一度どん底を経験し、そして昔とは大きく仕組みを変えながらも再び活況を呈しています。しかしそれには長い時間がかかりました。さて、ここでテレビは踏ん張れるのでしょうか!?それとも...■僕も微力ながら頑張ります!(艦長)

■10月5日初日、「黒部の太陽」は舞台の常識を超える大迫力の娯楽作品です。お見逃しなく!■

 

○○をありがとう

■オリンピック、終わりましたね■スポーツの話題で次にこれだけ国中(世界中?)が盛り上がれるのはあと4年待たなきゃいけないわけで、ちょっとさびしい気もしますが...。私、なんだかちょっと気になる風潮があります■日本人選手の活躍について、街頭インタビューなんかで一般の人がよく言う言葉。

「感動をありがとう」そして、「勇気をもらいました」

■よく聞きますよねー!...このフレーズ、主にテレビが広げた言葉だと思うので、放送局に働く人間としては少々複雑なものがありますが、既にとても陳腐な表現(ごめんなさい)になってしまっていると思います。前の前のオリンピックあたりからじゃないですかね、これらの言葉がテレビ発信で巷に溢れるようになったのは■...スポーツでも芸術でも何でもいいんだけど、それに触れて心を動かされた貴重な体験を、受け売りのフレーズで表現してしまうことってちょっとさびしいというか残念じゃないですか■いや、あくまで責任はメディアの側にあります。それにしても、です。いったい何にどう心を動かされたのか?を自分の言葉で自分の心にしっかり定着させる作業、というか心構えが、芸術とかスポーツを鑑賞するときにはあってもいいんじゃないだろうか?出来れば、感動した時には、「感動」という言葉を使わずにそれを伝えたい■そしてもうひとつ、日本選手の勝った負けたもいいけれど、むしろ、世界のどこの国の人でもいい、類まれな身体能力を持った人たちが走り、泳ぎ、投げ、闘い、跳ぶ...その美しい姿を連日目の当たりに出来ることこそ、われわれ一般人にとってのオリンピックの喜びではないかと思うのですが...■テレビを通じてしか体験できない世界的な大行事なだけに、テレビの仕事に携わる人間の表現に対する配慮とか工夫とか、もっともっと考えていかなければいけないと感じるのでした(艦長)

机の上の風景

■お盆が過ぎ、高校野球決勝の試合終了のサイレンがなり、道端で蝉の亡骸をよく見かけるようになると...夏もそろそろ終盤に差しかかったという感じですね。うだる暑さは少しでも早く和らいでほしいと願っているのに、夏の終わりは何となく寂しいものです■ABCホールは秋から来年に向けていろいろ新しいイベントのお話が動いていますよ~。豪華なのもあり、スケールの大きいのもあり、楽しみにしていてください■

2008081913150000.jpg■写真は艦長の机の上の3点セット。電子辞書、点鼻薬、招き猫のある風景です■最近はインターネットの影響であんまり辞書が使われなくなってきたような気がするのですが...確かにあの検索エンジンとか、ウェブ上の百科事典みたいなやつの能力はすごいですよね。なんというか、人間と情報の関わり方の仕組みがここ数年で全く変わってしまったという気がします。世界中のことがクリッククリックで何でもわかっちゃう気になるもんなあ...■例えば、若いディレクターや放送作家数人と打ち合わせをしたりすると、たいてい中に1人はノートパソコンを常時手放さない人がいて、話の中で疑問が出るとすぐにネットで検索して答えを出しちゃう。アイドルの出身地から世界情勢まで、ね。うん、これって確かにすごい。僕も頻繁に利用しますし感謝もしてます■でも、やはり「辞書」は必要ですよね。...ってだったら電子辞書じゃなく、ちゃんと分厚い書物の辞書を買えよって話ですが、この中に何十冊分の知識が入ってるってのもすごいし、大体部屋も狭いしね■点鼻薬は、子供の頃から蓄膿症で花粉症もベテランという、年中鼻水鼻づまりに悩まされている僕には手放せない一品。枕元、かばんの中、デスクトップ...と何本も持っております■そして、両前脚を上げた招き猫。招き猫の手は、右を上げると人を招き、左を上げると金を招く。両方は欲張りすぎでよくないとされていたそうですが、最近はそうもいってられないのか、こういうのも増えたそうです。自分で買ったんじゃありません。実はちょっとした思い出の品なんですが...その事情は秋になったら電撃的に発表しますので待っててね。誰も待ってないとは思いますが、驚くべき話なんですよ、これが...(艦長)

御盆終了。

お盆休みは皆様お休み取られましたでしょうか?

ABCホールもまた稼働があがってきました。今日は明日収録の「新婚さんいらっしゃい」の番組セットを建てこんでいます。

 

 

御盆の最中に、天王寺の劇場「一心寺シアター」の毎年恒例イベント「一心寺恐怖百物語」を観劇に伺いました。御盆の時期にお寺の劇場で怖い話の芝居をみて、心霊写真や心霊動画などを見るというのはなんとも恐怖感が膨れます。

ゲスト出演されていた、ABCホールオープン3か月で「最多出演女優」さんの「牧野エミ」 さん。080816_2149~01.jpg

 

このブログのために、終演後楽屋で写真を撮らせていただきました。

エミさんは演劇祭で「ファントマ」と「パロディフライ」にご出演。そしてご自身のユニットである「タニマチ金魚」で先日ABCホールにお越し下さいました。

これからもますますのご活躍と、ますますのABCホールへのご出演を祈念いたしております!

 

ただいま高校野球の決勝戦真っ最中。

オリンピックもまだまだ熱闘中。

御盆は過ぎてもまだまだ日差しは強いですね・・・

 

ホールは今週木曜日に「ギャロップ」の単独ライブです!詳しくはホームページのイベント情報をご覧ください。続々とスケジュールが埋まってきて、少しずつですが皆様に認知されてきているのだなと実感する今日この頃です。

 

ABCホールも一心寺さんみたいに毎年恒例イベント、何かできないかなぁ。。。

 

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