EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 ラレコ
4月
~5月
パク・トンハ
戎本みろ
5月 白井貴子
5月 北澤肯
5月
~6月
中島まゆみ
6月 杉浦邦俊
6月
~7月
伊藤遊
7月 高津玉枝
7月
~8月
高木俊太
村上由里子
8月 石川雅之
8月 大野由紀恵
9月 藤田志穂
9月 宮腰義仁
10月 時東ぁみ
10月 森摂
11月 竹宮惠子
11月 槇原敬之
11月
~12月
冨田勲
12月 上岡裕
12月 川端由美
12月 2008年を
振り返って
1月 赤塚りえ子
1月 中島まゆみ
1月 箕輪弥生
2月 イェンス・イェンセン
2月 武田双雲
3月 郷慎久朗
3月 椎名法子
3月
~4月
森摂
6月28日ゲスト:京都国際マンガミュージアム研究員
伊藤遊さん

伊藤遊1  手塚「この『京都国際マンガミュージアム』の概要についてお聞かせください」伊藤「『京都国際マンガミュージアム』は、京都市と京都精華大学が共同で運営している施設です。マンガの収集、保管、展示、そしてマンガ文化に関する調査研究や事業を行うことを目的としています。
 建物は昭和4年に建てられた龍池小学校の校舎を、廃校後に改築してマンガの博物館として、また図書館として利用しています。自由に読んで頂けるマンガが5万点あり、それが学校中の本棚の中に並んでいて『マンガの壁』と呼んでいます。全長は140mあります」

 手塚「マンガミュージアムを作ったきっかけは?」伊藤「最近マンガが国や産業界から注目を浴びるような大きな文化になりつつあります。と同時にマンガを研究するという流れも2000年ぐらいから興って、2001年に京都精華大学が音頭をとって『日本マンガ学会』が出来ました。精華大学はマンガ学部を持った変わった学校で、いざ“研究をしようと”思った時に資料となるマンガがありませんでした。それで精華大学のマンガ資料館を作るということが始まりです」

 手塚「マンガの資料館ということで、市や地域の方々の反応はいかがでしたか?」伊藤「大分マンガに対するイメージが変わってきたとはいえ、手塚先生がPTAに怒られていた時代とあまり変わっていませんでしたので、こういった伝統ある場所、しかも学校にマンガをおくということに抵抗はありました。しかし地道な説得をして、受け入れてもらいました。京都の方は新しいものが好きで、一旦受け入れたものはとことん守るという気概がありますから、今では歓迎されています」


伊藤遊2 手塚「養老孟司さんが館長を務められていますが、どういった経緯で?」伊藤「養老さんはそもそもマンガが大好きな方で、脳科学者の立場から“絵と言葉を同時に読むという脳の働きがどういうものなのか”ということを通して、マンガに対して発言をしていました。ここには研究部門として『国際マンガ研究センター』が併設されています。そこのセンター長で、開館当時は精華大学マンガ学部の学部長だった牧野圭一さんと、マンガに関する共著もあります。そういうご縁で来て頂きました」

 手塚「ここにあるマンガや、資料はどのようにして集められたのですか?」伊藤「20万点の資料が現在あります。これを全て読むには1日7冊読んで、80年かかります(笑)ここにある多く資料は個人や、色々な施設からのご寄贈でなりっています」

 手塚「色々なイベントもありますね」伊藤「マンガの色々な視点の切り口をご提供するというのがこのミュージアムの使命です。作家さんやマンガに関わっている方をお呼びしての講演会などを行っています。他にもマンガを中心とした芸術や日常生活に結びつくものなどのイベントも行っています。分かりやすくいいますと、アニメソングの演奏会や、コスプレの交流会などがあります」

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7月5日 ゲスト:伊藤遊さん

伊藤遊3 手塚「ここは日本だけではなく、海外のコミックスもおいてあるのですか?」伊藤「そうです。『国際』とつけていますので、日本のマンガの海外版や各国のマンガもあります」手塚「海外のコミックスはどういったルートで入れていらっしゃるのですか?」伊藤「翻訳物は、翻訳している会社からご寄贈頂いたり、元を日本で出している会社が各国のを集めて頂いてご寄贈頂いています」

 手塚「現在『京都国際マンガ展』を行っていますが、各国のイラストレータや、漫画家が環境をテーマに出店されています。これについてご説明ください」伊藤「新作の公募展です。世界約50カ国から環境テーマにしたカートゥン(1枚ものの風刺画)が送られてきて、それをセレクションした展覧会です」


伊藤遊4 手塚「伊藤さんは漫画文化の可能性ついて、どのようにお考えですか?」伊藤「今日本では漫画雑誌の発行部数が落ちています。それを取りあげて“漫画文化の凋落しつつある”とおっしゃる方もありますが、僕自身やマンガミュージアムはそのようには思っていません。色々なジャンルの芸術に広がっていますから、むしろ裾野を広げながら大きくなっていると思っています」

 手塚「今後の活動についてお聞かせください」伊藤「漫画をペーパーメディアに閉じ込めたものと考えない人達を作っていきたいと思います。その中から漫画を研究される方を切望しています」手塚「今年(2008年)9月に京都で『国際マンガサミット』が開かれるそうですが、それに合わせた活動は?」伊藤「元々は漫画家さんが集まって会議をし、漫画家が社会に対して発言するという集まりでした。日本だけではなく世界の漫画家が集まり、今回で9回目になります。今回のテーマは京都ということもあって、環境です。会議はここではありませんが、世界から漫画家さんやお客様もいらっしゃいますので、そういった方々にも楽しんで頂けるようなイベントや展覧会を企画しております」


杉浦邦俊さん 高津玉枝さん

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