EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 ラレコ
4月
〜5月
パク・トンハ
戎本みろ
5月 白井貴子
5月 北澤肯
5月
〜6月
中島まゆみ
6月 杉浦邦俊
6月
〜7月
伊藤遊
7月 高津玉枝
7月
〜8月
高木俊太
村上由里子
8月 石川雅之
8月 大野由紀恵
9月 藤田志穂
9月 宮腰義仁
10月 時東ぁみ
10月 森摂
11月 竹宮惠子
11月 槇原敬之
11月
〜12月
冨田勲
12月 上岡裕
12月 川端由美
12月 2008年を
振り返って
1月 赤塚りえ子
1月 中島まゆみ
1月 箕輪弥生
2月 イェンス・イェンセン
2月 武田双雲
3月 郷慎久朗
3月 椎名法子
3月
〜4月
森摂
12月20日ゲスト:自動車ジャーナリスト川端由美さん

川端由美13 川端さんは昨年10月にご出演頂いています。
手塚「まずはアメリカのGM、フォード、クライスラーの所謂ビッグ3が経営危機に直面しているか解説して頂けますか」川端「アメリカの自動車産業は非常に特殊な構造です。アメリカ国内ではすごく自動車が売れます。そういう意味で真のグローバル化をしてきませんでした。ですからアメリカの景気が悪くなると、その影響をまともに受けてしまいます。それが原因です。エコカーについても同様で、技術は持っています。しかしカリフォルニアのようにエコに関心がある地域では売れていましたが、全米ではそれほどエコについて訴えてこなかったというのが実情です。また自動車産業が転換期を迎えていると思います。環境問題も含めて全体の要求が変わってきている中で1920年とか30年、戦後1950年ぐらいからのビジネスの仕方を続けてきた現状を変えなくてはいけない時期だと感じます。日本の昭和30年代は車があることが豊の象徴でしたが、熱が冷めた市場では車の台数の伸び悩みがありました。それでも中国やインドなどではまだまだ伸びるという期待をし、世界のどこかでは売れると思ってきました。それがそうではないと気づいたのは最近になってからのことです」


川端由美14 手塚「来年1月にオバマさんが大統領に就任しますが、それによって、アメリカやその他の国がどう変化していくとお考えですか?」川端「今までのアメリカは環境問題を訴える人はいましたが、政治がついてきませんでした。これでやっと政治が環境のことを考えるようになると思います。地に足がついた政権になるという実感をみんなが持っていると思います」

 手塚「オバマさんはハイブリッドカーの生産を強化していくような発言をされていますが」川端「お金を持っている人は買えますが、安いものではありません。もう少し安いハイブリッドカーや、小さい車に乗ることのPRが進むと思います。GMはハイブリッドカーと電気を充電して足りなくなったらハイブリッドへという車を作ります」

 手塚「それが今度ヨーロッパや日本のメーカー、ユーザーに浸透するか、どう想像されますか?」川端「来年1月にアメリカで一番大きなデトロイトモーターショーが開催されます。そこではプリウスの新型とホンダがインサイトという4人乗りのハブリッドカーを200万円前後でちょっと安く出すと言われています。そのような安くてもっと燃費の良いハブリッドカーが来年には出てきます。また2010年にはGMがボルトという先ほどお話ししたハブリッドカーの小型車を作るという発表をするそうです。アメリカはエコカーが主役というモーターショーになりそうです」


上岡裕さん  

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