EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 ラレコ
4月
〜5月
パク・トンハ
戎本みろ
5月 白井貴子
5月 北澤肯
5月
〜6月
中島まゆみ
6月 杉浦邦俊
6月
〜7月
伊藤遊
7月 高津玉枝
7月
〜8月
高木俊太
村上由里子
8月 石川雅之
8月 大野由紀恵
9月 藤田志穂
9月 宮腰義仁
10月 時東ぁみ
10月 森摂
11月 竹宮惠子
11月 槇原敬之
11月
〜12月
冨田勲
12月 上岡裕
12月 川端由美
12月 2008年を
振り返って
1月 赤塚りえ子
1月 中島まゆみ
1月 箕輪弥生
2月 イェンス・イェンセン
2月 武田双雲
3月 郷慎久朗
3月 椎名法子
3月
〜4月
森摂
1月24日ゲスト:環境ライター中島まゆみさん

中島まゆみ5  中島さんは2008年5月にこの番組にご出演されています。
 手塚「携帯電話のリサイクルについて取材されたそうですが、きっかけは?」中島「環境省の3R推進サイト、『Re-Style』の携帯サイトが立ち上がったところでしたので、特集として取材をしました」

 手塚「携帯電話の現状をお教えください」中島「2008年9月現在、日本の携帯電話契約台数は1億924万台、普及率86%です」

 手塚「使わなくなった携帯電話はその後どうなっているのですか?」中島「なぜ回収に出さないかというアンケート結果を見ますと、“個人情報が入っているものなのでその後どう使われるかが心配”と言う意見が多いですね。ですが今回取材をして分かったのは、個人情報が漏れないようにと言う仕組みが何段階も組まれていると言うことでした。また回収していることは知っていてもどこで回収されるか知っている方はあまり多くありませんでした。どこのメーカーのもの、キャリアのものでも回収するようになっています」手塚「と言うことはドコモさんのショップでソフトバンクさんやauさんのものでも回収出来ると言うことですか?」中島「出来ます。後は家電量販店でリサイクルに取り組んでいるところでも回収を行っています」


中島まゆみ6 手塚「個人情報はどのような仕組みになっているのですか?」中島「今回取材した家電量販店さんは“携帯電話を回収に渡した時からその携帯電話に関する権利は手放します”という同意書にサインします。その後回収ボックスに入れますが、その前に“ケータイパンチ”と言う機械で携帯電話に穴を空けます。空ける場所は電源ボタンのところ。こうしますと電源が入らなくなりますからデータも取り出せません。その他に2〜3カ所穴を空けます。回収ボックスは投入口も小さく、鍵がかかっています。その鍵はリサイクルの専門業者が持っていますから量販店の方は開けることが出来ません。また回収ボックス自体も大などに鍵で固定されていますから、箱ごと持っていくことも出来ないようになっています。リサイクル業者が回収する時も、どこの支店からいつ回収したものか、必ずデータを取って工場まで持っていきます。リサイクルに出す携帯電話の数も少しずつ増えているようですが、まだまだなようです。年間4,400万台の携帯電話が製産されているなかで、回収される量は640万台と言うことですから」

 手塚「回収された携帯電話はその後どうなるのですか?」中島「回収先の工場で手作業で、本体と充電池、充電器やアダプターなど8種類ぐらいに分けます。それをまた手作業で分解します。その中にレアメタル(金、銀、パラジウム、チタン、タンタルなど)が含まれています。それがリサイクルの中で一番のウエイトを占めていると思います。携帯電話1トンから金が平均して300〜400g取れるそうですが、1トンの金鉱石から4〜5gしか金は取れないそうです。ですから効率からしてもリサイクルの方がいいと言うことです」


赤塚りえ子さん 箕輪弥生さん

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