林あまりさんが歌人になろうとしたきっかけは、寺山修司さんの短歌を詠んだこと、それまでは詩、全般が嫌いだったそうです。 手塚「デビューされた頃は女性の恋愛観とか、性のことなどかなりセンセーショナルな短歌の世界を作られましたが..」林「大学での恩師が他界されて、呆然としていたときに、私にしか書けない短歌を作ろうと思って。それで自分の内面を書き始めました。で、その時初めて好きな人ができたんですが、その方は奥さんがいる方で、どろどろした世界に入ってしまったんです。でも何かを書かなくちゃということで、性のことなどもはっきり出てくる、恋愛の歌を書くようになったんです」
手塚「今後、死をテーマに書いてみたいとのことですが...」林「死、そのものというよりも、主人公が死をどう意識しながら生きていくのか、ということを出せたらいいなと思っています。特に女性にとってどうなんだろうという...」 手塚「今後の予定は...」林「児童書についてのコラムを、年内中に本にまとめます。それと春から演劇番組の司会、コミック誌の連載も引き続き書いていきます」手塚「歌の作詞も手がけてますが、これも...」林「機会があればと思ってます」