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2月10日 ゲスト:林あまり |
林あまりさんが歌人になろうとしたきっかけは、寺山修司さんの短歌を詠んだこと、それまでは詩、全般が嫌いだったそうです。
手塚「デビューされた頃は女性の恋愛観とか、性のことなどかなりセンセーショナルな短歌の世界を作られましたが..」林「大学での恩師が他界されて、呆然としていたときに、私にしか書けない短歌を作ろうと思って。それで自分の内面を書き始めました。で、その時初めて好きな人ができたんですが、その方は奥さんがいる方で、どろどろした世界に入ってしまったんです。でも何かを書かなくちゃということで、性のことなどもはっきり出てくる、恋愛の歌を書くようになったんです」
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手塚「林さんは児童書に関心がおありだと言うことですが」林「本がいっぱい溢れていると言われていますが、それは大人のための本なんですね、児童書のコーナーに絵本はいっぱいあるんですが、子供が自分で本を選びたいと思い出したとき、だいたい10歳ぐらいですね、その年代向けの本が急に少なくなってしまうんです。私が子供の頃に読んでいたような本が絶版になってしまっているんです。子供って本からいろいろなことを学びますよね。ですから残念です」 |

2月17日 ゲスト:林あまりさん |
林さんはコミック誌にも連載されています。手塚「林さんはマンガはよく読むんですか?」林「よく読みますよ。少女雑誌を読んでますよ。結構スポーツ物も好きでしたね」手塚「手塚マンガは...」林「ブラックジャックとかワンダー3とか。テレビアニメではふしぎなメルモはよく見ました。あれは子供に見せたいですよね」
手塚「最近は子供たちがあまり本を読まなくなっているようですけど、林さんはどう感じてますか?」林「子供たちが忙しいんだと思いますよ。大人が子供をほっとかなくなったんだと思います。もっとゆとりを持たせたらいいと思うんです。最近はお母さんが図書館に子供のために本を借りにくるんですって。やっぱり本人が好きな本を選ぶべきですよね」
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手塚「今後、死をテーマに書いてみたいとのことですが...」林「死、そのものというよりも、主人公が死をどう意識しながら生きていくのか、ということを出せたらいいなと思っています。特に女性にとってどうなんだろうという...」
手塚「今後の予定は...」林「児童書についてのコラムを、年内中に本にまとめます。それと春から演劇番組の司会、コミック誌の連載も引き続き書いていきます」手塚「歌の作詞も手がけてますが、これも...」林「機会があればと思ってます」
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王様 |
舘内 端さん |