スポーツジャーナリストの西村幸祐さんに、まずはサッカー・ワールドカップに手塚の素朴な疑問を伺いました。 手塚「何でこんなに盛り上がってるんですか」西村「日本では不思議でしょうが、ほとんどの国では、ワールドカップだけで通じるんですよ。もっと言えばカップだけで通じるんです」手塚「そうなんですか。へぇ〜。世界中の方が日本にやってくるわけですよね。パニックにならないんですか」西村「ワールドカップはいわゆるお祭りですから、そうなって当たり前なんです。よく国際化って言うじゃないですか。でもそれって何も日本が外国に合わせるという事ばかりじゃなくて、日本人が日本人を見つめ直すのも国際化だと思うんです。そういう意味でいろいろな宗教や文化の違う人たちが日本に来るので、良い機会だと思います。大げさに言うと黒船と一緒ですね」 手塚「お祭りは私大好きなんですが、不安もあるんですよ」西村「私は日本がワールドカップを受け入れられるかどうか不安なんですね〜。 フーリガンってマスコミが騒いでいますが、フーリガンはサポーターとは別なんです。でもあんまり騒ぎすぎて普通のサポーターを見てもフーリガンと思ってしまうじゃないかと、私は不安ですね。例えば電車の中で歌を歌ったりするのは当たり前なんです。だからそういう行為を笑顔で見守る度量が必要でしょうね」