大山のぶ代さんと言えば「ドラえもん」でもこの番組へは「水の研究家」としてご出演願いました。二人は今回が初対面、まずはその辺のお話から。大山「手塚治虫先生の作品で育った年代ですから、お会いしたいな〜と思って。ラジオなどを聞いて“あ〜こういうお嬢さんなんだ〜”とか思っていて、まさかお会いできるとは」手塚「
私はドラえもんで育った世代ですから、お会いできて感激です」
手塚「そもそも水を研究するきっかけは?」大山「別に研究するつもりはなかったんですけど、私なんでも口にしないときがすまなくて、水ってどこにでもあるでしょ、だからお仕事で行った先でつい舐めてみたり、飲んでみたりするんです。で日本って横に長い国のせいか、いろんな味の水があるんです。それがとっても面白くて、二十歳ぐらいから“私は水をライフワークにするだろうな”思っていたんです。でね例えば鰻のさき方が変わるところがあるでしょ、日本の真ん中ぐらいに。そのあたりで水も硬水と軟水に分かれるんです。その水の違いがお出汁の取り方の違いに結びついているんです」手塚「大山さんってお料理の本もいっぱい出されているから、そう言うことに気が付くんですよね」大山「関西は昆布でとりますよね、私は東京ですからにぼしで出汁をとります、関ヶ原ぐらいから西は軟水ですから動物性よりも、植物性の方がいいお出汁が取れるんです」手塚「水と素材の相性があるんですね〜」大山「昔の人はよく知ってたんですね〜」手塚「私は料理を作らないからそう言うことは分からなかった」大山「どうして作らないの?おいしい物作って食べたいでしょう?」手塚「おいしい物を作って出して欲しい!」大山「あっはっは(笑)」 |