手塚「元々広告代理店にいらしたそうですが、どんなお仕事をされていたのですか?」箕輪「基本的に事務です(笑)その後制作会社に転職しました。そこでプランニングという仕事に関わりました」手塚「どんな関係のプランナーをされていたのですか?」箕輪「流通業、いわゆる百貨店、量販店、ショッピングセンターなどです」手塚「実際にはどのような内容のお仕事なのですか?」箕輪「ある商品を売る時に、どういう人達にどういう商品の特性をアピールしたら売れるかということを考える仕事です。宣伝する方法は、例えばイベントだったりコマーシャルだったり、様々です。その元になるプランを考える仕事です」
手塚「フリーランスになられたきっかけは?」箕輪「フリーランスになって18年ぐらい経つのですが、なった当時はまだ男女平等雇用法がなくて、女性が仕事をするには、専門職として独立してやっていくのが面白いかなと始めました。ただその頃、フリーランスのマーケティングプランナーは廻りにはあまりいませんでしたので、やっていけるかどうか自信はなかったのですけど(笑)」
手塚「もう一つ『環境ライター』としても活躍されていますが、エコロジーに関わるようになったきっかけは?」箕輪「元々野菜を買うにしてもオーガニックのものを買っていましたし、他のものも環境に配慮したものを選んでいました。プランナーの仕事はその商品のことを分からなくてはいけませんのでいろいろ勉強をします。その中で“自分では使わないな”というような商品もありましたが、それもプランニングしなければいけませんでした。そういう矛盾を感じ始めたのが、エコロジーの仕事にシフトしたいと思った、一つのきっかけです。マーケティグプランナーの仕事は自分から“これをやりたい”というよりは依頼されることが多い仕事です。ですから自分から発信していきたいと考えるようになったのが大きな変換点です」
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