手塚「ファンやスタッフは手塚治虫のマンガを元にアルバムを作るという話しをした時にどういう反応をしましたか?」スティーブ「みんなが興味を持ってくれたからこそ出来上がったともいます。『火の鳥』は手塚治虫のライフワークという作品で、たんなる『マンガ』とは捉えていません」
手塚「今回『フェニックス・ツァー』を東京、名古屋、大阪で行いましたが、日本の観客の反応は?」スティーブ「全てに於いて、いいコンサートでした」ミケット「今回のアルバムには日本語のヴォイスサンプルが入っています。イギリスのフェスティヴァルで演奏した時に、観客の中に日本のお客さんもいて、日本語に反応してくれたのがとても面白かったのですが、日本ですと日々日常聞いている言葉なので、そんなに反応はしてくれませんでした。でも面白かったです」
手塚「アルバムの中に特典映像として、『火の鳥』のプロモーションアニメが収録されています。この映像を作ることになった過程をお教えください」スティーブ「友達に勧められて作りました。アルバムでは小さい画面でしか見られませんが、充分世界観は伝わると思います。日本では大きい画面で『火の鳥』は見られていますので物足りないかもしれませんが、イギリスやヨーロッパ、アメリカのシーンに衝撃的な効果があることを期待して入れました。これをきっかけに手塚治虫の作品をヨーロッパに人達に見てもらえたらと思っています」
手塚「今後の活動予定をお教えください」スティーブ「システム7はミラーシステムというプロジェクトも持っています。そのアルバムを今制作しています。システム7はダンストッラクが中心ですが、アルバムの中にゆったりした曲を入れています。『ミラーシステム』の活動はそのゆったりした曲のイメージだけのプロジェクトです。そこで今回やりきれなかった『火の鳥』の部分を表現したいと思っています」
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