中溪宏一さんは4回目のご出演。前回は1月28〜2月4日にご出演されています。
手塚「今回は東北を廻られましたが、日程をお教えください」中溪「2月8日に青森県の大間岬、本州最北端を出発しました。時期的に歩道がなくて、普段であれば無理なのですが、今年はまれに見る暖冬で雪がまったくありませんでした。また今回はテントを持たずに...」手塚「あ、テント持ってなかったんですか!?」中溪「出発の東京までは持っていたのですが、見送りに来た友達に預けてしまいました(笑)これまで夏の北海道だったり、沖縄だったりでしたので、ある程度歩ける所だったので、今回そう意味では一番チャレンジングな冬の東北ということで不安はありました」
手塚「雪がなかったにせよ、相当寒かったと思いますが夜はどうされたのですか?」中溪「だからこそ助けられたと思います。初日大間岬を目指して最終バスに乗りました。バスの運転手さんに“大間岬で野宿したい”と言いましたら“そんなの出来る分けないだろう”と言って(笑)それで会話の流れの中で“家に来い”ということになって、そのバスで大間岬をぐるっと回ってその運転手さんの家に行きました。途中スーパーにそのバスを横付けして、サンマとかを買って頂いて、その方の家に泊めて頂きました」手塚「場合によったら凍死してしまうかもしれませんからね」中溪「そうですね。実際次の日に行っても寒かったので(笑)」
手塚「1日どのくらい進めたのですか?」中溪「最初は、寒いということやだんだんならしていくということで、10〜15kmぐらいですね。馴れてきて20km。春になって25kmでした。冬の間は日のあるうちに集中して歩いて、だいたい3時ぐらいまでで切り上げました。でもそういうなかでも皆さん声をかけてくれて“家で休憩していけ”とか、差し入れくれたりして、青森はすごくいいスタートが切れました」手塚「一番厳しそうなスタートでしたが、人は暖かかったのですね」中溪「そうですね、青森がそんなスタートだったのですが、岩手、宮城、福島、どこに行っても東北の方は気さくに声をかけてくれ、元気を貰いました」
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