ニュー・ヨークで写真展を開いたときには、欧米の方にどのように受け入れられるか心配なさったそうです。石川「欧米では月と言う物に少しマイナスのイメージがあるので。でも月光写真からうける感覚は、人種を越えて同じでしたね」
1月8日まで梅田ハービス・ホールで「地球月光浴」と言う写真展が開かれています。お出かけになってみてはいかがですか。
また現在月の光の下で銀閣寺を撮影中、そちらも期待したいと思います。
石川さんは月の光をモチーフにした「月光写真」で有名な方。月光写真を撮ろうと思ったきっかけは「1984年カウアイ島の海岸を散歩していて、白い砂が月光でとても明るく見えたので、写真に写るのではないかと思って始めました」とのこと。
石川さんは「月光の屋久島」という写真集をお出しになっています。手塚「私も屋久島に行ったんですが、印象に残っているのは？」石川「宮之浦岳に登ったときに、水平線が下に見えるんですよ。その時に満月の明かりだけですと、地表と宇宙が一つになるんです、繋がって見えるんです。それが印象的でした」
