放送内容

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4月 財津和夫
4月〜
5月
宮沢和史
5月 石坂 啓
6月 松岡修造
6月 Soul Scream
7月 hitomi
7月 庄野真代
8月 坂本美雨
8月〜
9月
小柳ゆき
9月〜
10月
屋久島レポート
10月 村井国夫
10月 忌野清志郎
11月 出羽 仁
11月 森 茂郎
11月 中嶋朋子
12月 緒方直人
12月 石川賢治
12月 総集編
1月 brilliant green
1月 牧瀬里穂
2月 財津和夫
2月 宍戸 開
2月 今村隆史
3月 小川健一郎
3月 服部まこ
3月〜
4月
加藤登紀子
3月4日ゲスト:新エネルギー・産業技術総合開発機構 太陽技術開発室長、
小川健一郎さん

小川健一郎1 「新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)」は1980年10月、2度に渡る石油ショックがあり、石油に代わるエネルギーの技術開発に着手するために設立されました。

 手塚「まずエネルギーのことからお伺いしたいのですが」小川「現在世界中で使われているエネルギーの量を、石油に換算すると80億トンになります。この内の半分を先進国が消費しています」手塚「昼夜関係なく電気を使っていますからね」小川「そうですね、今使っている量で、石油ですと約40年、天然ガスが約63年、石炭は約210年持つと考えられています。ですが現在のエネルギー消費量は、40年前と比べて8倍に増えています」手塚「と言うことはもうすぐなくなってしまうんですか?」小川「この数字は現在確認されている量でと言うことです。だから大切に使うと言うことももちろんです。そこで私たちはこれら“化石エネルギー”に頼らずに代わりになるエネルギー“再生可能エネルギー”を利用しようと考えているわけです」手塚「再生可能エネルギーとは?」小川「水力、地熱、太陽、風力、などの自然エネルギーです。これらの良いところは、二酸化炭素などが出ないことです。化石エネルギーは燃やしてエネルギーに変えますから、二酸化炭素などが出て地球温暖化にもつながります。ですからすべての人類がこういった物を出さないような方向を目指さないといけない時期にきていると思います」手塚「元々あるエネルギーを使っていくと言うことですね」小川「そうですね、但し欠点もあります、風力ですと風が吹かないと発電できない、太陽ですと昼間でなければいけないと言うようなことです」手塚「便利を追求するよりも、環境を考えて使う時期にきたと言うことですね」


小川健一郎2 手塚「小川さんがかかわっていらっしゃる太陽発電についてお伺いしたいのですが、まず太陽のエネルギーはどのくらいのパワーがあるのですか?」小川「地球の表面に降ってくる太陽のエネルギーの量は、1時間分で1年間分の量です」手塚「すごいですね、日照1時間で...」小川「それに全くの無公害です。ただ欠点は、大きな場所がいると言うことです。例えば家庭用のエアコンは約1kw消費するんですが、それを太陽光で発電しようすると、6畳間ぐらいの場所が必要です。で、家庭で一番電力を消費するときは、約4kwほどでしょうか、と言うことは6X4で24畳程の場所がいると言うことです」手塚「そんなに場所が必要なですね」小川「それともう一つ、お天気まかせと言うことで、出力が安定でないと言うことです」手塚「溜めておくことは出来ないんですか」小川「このたびそれを溜める物を開発しました。後はそれをいかに安く作れるかと言うのが課題ですね」手塚「コストの問題ですか〜」小川「そうですね、コストが高いと“化石燃料”から移行するのは非常に難しいですね」

 小川「今、国の政策で10年後には年間500万kwの電力を太陽光発電で行うというように考えています。現在太陽光発電で得られている電力は、世界中で年間約20万kwですから世界中が注目しています」手塚「日本の技術はそんなに進んでいるんですか?」小川「世界一ですね。将来的に考えている発電所の場所は、砂漠ですとか、大海原そう言う強い太陽の光が集まるところ、その先は宇宙にそう言う設備を打ち上げて発電する、そうすれば昼も夜も関係なくなります」手塚「昔あったSFのマンガみたいですね」小川「私も手塚治虫さんのマンガで育ったわけですが、そう言うことは決して夢ではないですね」


今村隆史さん 服部まこさん

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