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2月11日 ゲスト:宍戸 開さん |
宍戸さんは俳優としてご活躍ですが、最近は写真家としても活躍されています。写真を始めたきっかけは、テレビの番組でヒマラヤに行かれた時だそうです。その写真集「宍戸開の世界~もっと高く、もっと遠くへ~」は、すべてモノクロの写真です。宍戸「モノクロにしたわけは、見てくれる人に塗り絵のように色を付けてもらいたかったのと、回りに色があふれすぎていると思うし、今、人間の心は複雑になっているので、初心に戻して、色のない世界から色を発見してもらえるといいな、と思って...モノクロ写真の方がカラーよりも色があると思いますね」
手塚「子供の写真が多いんですが、お子さん、好きなんですか?」宍戸「子供と言うより人間が好きなんですね」 |
お仕事などで世界を旅されている宍戸さんが一番好きなところは「自分の家」だそうです。
宍戸「いろいろな場所に出かけるのは、その場所でしか見られないもの、感じられない物があるからです」手塚「住みたいと思った所はないんですか?」宍戸「どこに行ってもそこに住みたいとは思わないですね~。
海外に行くのは自分の今の環境を見つめ直す為かな~と思います」手塚「日本にいる自分を見つけるためなんですね~」 |

2月17日 ゲスト:宍戸 開さん |
宍戸さんのもう一つの写真集は、エジプト。タイトルは現地の人がよく言っていた言葉「ノープロブレム」のアラビア語「マヒーシュ・ムシュケラ」です。
映画「ナイル」の撮影で1ヶ月滞在したのをきっかけに、今度は自費で写真撮影のために出かけたそうです。宍戸「ピラミッドを見たときに、シャッターを押す事を忘れて、その大きさに見とれてしまいましたね~、ただ神秘的なイメージはなくてすごく人間くささを感じました」手塚「エジプトと日本の違いは?」宍戸「ピラミッドの回りがゴミだらけでそれには閉口しました、それ以外はいいところですね~。あ、それから、時間の感覚の違いですね。撮影でラクダを頼んだときに3時間ぐらい遅れてきて一言、“アラーの神の思し召し”でしたね」 |
いろいろな国に行かれた宍戸さんの、「食」について伺いました。ネパールでは一緒に行動していた山羊を食べたそうで、宍戸「なかなか噛めませんでしたね~、一緒に歩いていたんですからね~。でも毛と爪と角以外は物見ごとに食べました」手塚「他には」宍戸「エジプトのモロヘイヤのスープ、これは最高でしたね。後、オーストラリアで食べたベジマイト、これは強烈でした(笑)」
手塚「アフリカの子供の面白い話があるんですって?」宍戸「日本から動物の写真を持っていって、キリンを向こうの子供たちに見せたんです。そしたら“何これ、何これ”って知らないんですよ。びっくりしましたね~」手塚「日本人がイメージするアフリカって、動物の天国って感じなんですけどね~」
宍戸「後、アフリカの人に雪景色の写真を見せたら、目が点になってました。“これ雲”って聞かれましたから」手塚「いろんな体験をされたんですね」宍戸「僕は子供たちにいろいろなところから得た知識を、実際に見たり肌で感じたりして欲しいですね」
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財津和夫さん |
今村隆史さん |