手塚「19歳で今の会社を立ち上げられましたが、どういう女の子だったのですか?」藤田「高校に入った頃から“ギャル”に憧れて雑誌を見ながらメイクやファッションを真似しました。そこにどんどんオリジナルなスタイルが入ってきて、今の形になりました。いつも楽しいことを探していました」
手塚「この会社はどういうことをされているのですか?」藤田「マーケティング会社です。調査対象は“ギャル”です。彼女たちの関心ある情報を集めたり、商品などのプロデュースなども行っています」手塚「“ギャル”のネットワークはどのくらいですか?」藤田「1万人ぐらいいます」
手塚「“ギャル”というスタイルで偏見や差別されたことはありますか?」藤田「学生の時には他の人が騒いでいても、ちょっと隣の子と喋っただけで、私だけが怒られたり、自転車に乗っていると“盗んだ自転車じゃないか”と疑われたりしました」手塚「それでもそのスタイルを変えることはなかったのですね?」藤田「そうですね。自分たちは好きなことをしていて、周りの人も好きなことをしているのに私たちだけ認められないのおかしいと思っていました」手塚「“ギャル”というと変なイメージを持たれがちですが、藤田さんはちゃんと学校に行って、楽しく勉強されていたんですよね」藤田「本当に学校は楽しくて好きでした。そういう見た目をしていて、変なイメージで見られるのが嫌で、学校もちゃんと通って皆勤賞を取りました。会社に遊びに来てくれる子達も生徒会長だったり、ビックリするようなことを頑張ってやっています」
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