手塚「これまでの活動をお教えください」郷「昨年僕たち学生が中心となって、『アトム通信』というフリーペーパーを出しました。お店やイベント会場で配布しています」手塚「これでアトム通貨のことを知って貰う、そして早稲田の町を知ってもらうというわけですね。私が面白いなと思ったのは『ありがと傘
』ですね」郷「これは、突然雨が降ってくるとビニール傘を買ってしまいます。でもビニール傘は家にドンドンたまってしまったり、捨ててしまったりして無駄になりやすいと思います。その捨てられた傘を僕たちが回収してリサイクルと言うことでお店においていただきます。そして雨が降ってきた時にお店で傘を借りられるというシステムです。費用は50円ですが、傘を返却すると50馬力のアトム通貨が貰えると言うキャンペーンです」
手塚「早稲田大学のイベントでも『アトム通貨』を配っていますね」郷「理念の一つに国際があります。毎年6月にWIF(Waseda Interanational
Festival)と言う留学生のお祭りが開かれます。そこへ『アトム通貨』も参加しています」手塚「留学生のアトム通貨』地域通貨に対する反応はいかがですか?」郷「僕が感じたのは日本と海外で“地域”というとらえ方が違うと言うことでした。日本は大都市に集中していて、自分の地元に愛着がないように僕は感じています。海外の方はどこにいても自分の町はここだというものを持っています。そこが違うと感じました」
手塚「環境に関する使い方はどのようなものがありますか?」郷「毎年9月に早稲田の学生と地域の人が一緒に行う『地球感謝祭』があります。そこで『アトム通貨』としてブースを出展しています。リユースカップを導入して、返却するとアトム通貨が貰えます。また毎年7月に打ち水を行っています。キャンパスに自衛隊で使うプールをもってきて、通る人に桶を渡して打ち水をして貰います。
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