石古「アメリカ村の会というのはアメリカ村にあるお店のオーナーさんによって構成されている商業組合です。元々は80年代にお掃除の会から始まった商店組合です。僕は筑波大学に入学し、交換留学という形でニューヨークの大学に行きました。その後35ヶ国ぐらい放浪して、商業施設を開発する会社に入りました。その当時はバブルのまっただ中でしたので、リゾート開発に携わっていましたが、このままこのようなことを続けていると環境破壊に繋がってしまうと思い、退社しました。その後大好きだったアメリカ村に戻り、物作りや店作り、商業施設の開発など上からの指示ではなく地に足をつけた活動を始めました。
アメリカ村は昔はとても魅力的な所でした。それが今から10年ぐらい前から変わってしまいました。それは資本主義の悪い所が出てきたという感じです。人の顔が見えない街になりました。それで人の繋がりも無くなりつつあります。特にお金儲けの街になり、アート性の強いお店は他の地域に行ってしまいました」 |