カヌー競技について...
カヌーは元々海や川で魚や貝を捕ったり荷物を運ぶために人類が最初に造った船です。丸太をくりぬいたもの(カナディアンカヌー)、動物の皮を張り合わせた物(カヤック)の2種類があります。
カナディアンカヌーは立て膝の姿勢で、片側だけに水かきが付いたパドルで、またカヤックは船の真ん中にアナがありそこに座って両側に水かきの付いたパドルで漕ぎます。
競技としてのカヌーもこの2種類を使い、湖などの流れのない水域でスピードを競う「フラット・ウォーター・レーシング」と川などの急流の中に設置されたゲートをくぐる、スピードとテクニックを競う「スラローム」があります。
鈴木さん(写真左)と北本さん(写真右)は武庫川女子大学の先輩後輩で、大学に入学してからカヌーを始めたそうです。そのお二人はフラット・ウォーター・レーシング女子500mカヤックのペア(2人乗り)とフォア(4人乗り)に出場されます。今回は石川県小松市の木場潟カヌー場で合宿中の所におじゃましてお話を伺いしました。
手塚「ドイツ、ベルギーへ遠征されていましたが、成果は?」北本「ドイツのワールドカップ、ベルギーでの国際大会に出場しました。今までは海外での大会でまともに戦えたという実感がなかったんですが、今回は強豪国の横に並べたので速くなったと実感しました」鈴木「今回は新しい体制の元、最高の条件で出場してみんなが驚くほどの結果が出せました。ドイツではフォアは7番、ペアは9番。ベルギーでは2番でした。周りの国の方も驚いていました(笑)」北本「出だしは体重が軽いので飛び出せるのですが、距離が長くなると体重の重い海外の選手はスピードが乗ってくるので、追い上げられてしまいます。なので課題としては、後半です」
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