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8月1日ゲスト:環境NGO
-A SEED JAPAN-理事
羽仁カンタさん |
羽仁さんは昨年6月にもこの番組にご出演頂来ました。
手塚「お久しぶりです。今日は、8月7日(土)、8日(日)の2日間にわたって、WTCオープンエアスタジアム、インテックス大阪、そしてZEPP大阪を会場に開催される、音楽フェスティバル、サマーソニック大阪での環境対策活動についてお話をうかがっていこうと思います。サマーソニックは、東京と大阪で2日間にわたって、同時に開催される音楽フェスティバルで、2000年にスタートして以来、今年で5回目の開催。2日間で約6万人の音楽ファンが集まります。昨年のゴミの状況はいかがでしたか?」羽仁「2年目なんですか、進化の度合いは早いですね。ゴミの分別をしっかりやってくれるお客さんが多くなりました。またペットボトルはラベルとキャップを分けて捨てるんです。そこには係りの人がいてそれをお願いしているのですが、ゴミ捨て場に来ながらラベルを剥がしている人が多くてビックリしました。一番驚いたのが終演後ゴミを拾う人が何百人といて、ボランティアの人かなと思うほどでした」
手塚「今年はボランティアの人数が早く定員に達したそうですが、去年の活動を見られたお客さんが参加しながら見たいという方が増えたということなんですか?」羽仁「それもありますが、去年はボランティアを集めるのに難航したので早めに動いたんです。地元大阪のボランティア団体にもお願いして、協力してもらったりもしましたから」
手塚「大阪に住んでいる若者達の意識は羽仁さんの考えと近いと思いますか?」羽仁「そうですね。若い人たちのほうが環境問題に対する意識は高いですね」
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手塚「今年のサマーソニックは新しい試みがあると言うことなんですが...」羽仁「春に目的を整理したんです。それで一つは無関心な個人に関心を持ってもらう。自分の前にある問題に気付く人を増やしたい。もう一つはその気付いた人たちの提案を受け入れない社会を変えたい。という2点を目的に掲げたんです。それでボランティアは3年目にしてやっと定員を超える応募がありました。男女の比率は男4割、女6割です。これはどこでもそうなんですが女性のほうが多いですね。オープンで柔軟で新しいことをしようというのは女性のほうが元気なんですね。あと今年からグループ参加を廃止しました。それはグループの人は顔見知りですから、個人で参加している人は肩身が狭かったんです。それで参加しづらかったと思います。それを無くして、個人で参加した人が楽しかった、友達がいっぱい出来たというようにしたかったからです。ゴミの分別に関してはゴミ箱での分別のマナーは良くなったので、次のステップに進む事にしました。会場で一番多いゴミはタバコの吸い殻なんです。それを何とかしたいと思って、喫煙者を対象にタバコの吸い殻を20本とか50本とか拾ってもらうキャンペーンをやろうと思っています」
手塚「今後やってみたいことは?」羽仁「会場で出たゴミで、実用的な物を作って音楽業界というか音楽のある場所で循環されていくようなことをしていきたいと思います。来場者には音楽のある場所を汚さないで欲しいと思います」 |
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宮脇昭さん |
鈴木祐美子さん、北本忍さん |