手塚「様々な飲食事業を展開なさっている櫻田さんに“食の安全”についてお伺いします。お店に行くとその日お店で使っている野菜の生産者のお名前が書かれたボードがありますね。これは食の安全を確保するために非常に重要なことだと思いますが、いつ頃から始められたのでしょうか?」櫻田「1997年から始めたのですが、94年頃から慣行野菜の生産者の所までたどれるように研究を始めました」手塚「慣行野菜とは?」櫻田「スーパーや八百屋さん、百貨店などに並んでいる物といった方が分かりやすいと思いますが、その多分9割以上はこの慣行野菜です。農薬や化学肥料など、日本にはその正確な基準がありませんが...その中で作られた野菜。農薬や化学肥料を出来るだけ使わないようにした物が、減農薬野菜。で完全有機野菜というのが1%以下。これも日本の中で見直しがされて少しずつ増えています」
手塚「現在お店で使われている野菜の生産者の方はどのくらいいらっしゃるのですか?」櫻田「今、全国で約2,000の契約農家で作られています」手塚「ハンバーガーはビーフが最も重要だと思うのですが、どのようにこだわって選択されているのでしょうか?」櫻田「97年。当時はナチュラルビーフという呼称の米国産を使っていました。しかし味プラス安心とか安全という物をもう一度確認して、オーストラリアは唯一、肉骨粉を使用しない国だったのでオーストラリア、ニュージーランドの指定した牧場から入れています」手塚「あとはパンですとか塩などもこだわっていますね。モスバーガーはスローフードを目指しているわけですね」 |