デザイナー、パトリック・ライアンさんは、ティンバーランドと手塚治虫の『火の鳥』とのコラボレーション、『Earthkeepers
Collection - 2006 Spring Tezuka Partnership』にファッションディレクターとして参画しました。
手塚「デザイナーとしてのこれまでの活動をお教えください」ライアン「スコットランドのグラスゴー美術学校を卒業しました。学生時代はテキスタイルの勉強をしていましたが、だんだん洋服に興味を持ち、ロンドンにあるセントマーチンズというファッション学校に行きました。そこで初めて日本人と出会って日本に興味を持ちました。その後山本寛斎を紹介され、仕事の依頼を受け2年間のつもりで日本に来ました」手塚「日本いらしたのが1998年。それからずっと日本にお住まいなんですか?」ライアン「そうです。2年のつもりが3年とだんだん日本にはまりました。気が付いたらもう18年ですね」
手塚「94年にご自身のブランド『YABU-YUM』を立ち上げられましたがこれはどういったブランドですか?」ライアン「吉田真実というパートナーと2人でやっています。僕は日本のメインのファッションよりも隠れたファッションが好きなのでそれをやるために小さく始めたブランドです。それがいつの間にか注目されて大きくなりましたが...」
手塚「今回の『Earthkeepers〜』に参加するきっかけは?」ライアン「パリに住んでいる日本人の友達にティンバーランドを紹介されて、最初に『傾く』テーマのプロジェクトに参加しました。これが凄く楽しくてまた以来が来たら是非やりたいと思っていました。それで2回目としてこの仕事を依頼されました。アニメのイメージを使ってデザインするのは大きなチャレンジでした」
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