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8月11日 ゲスト:中村征夫さん |
水中写真家の中村征夫さんは昨年4月に続いて、2回目のご出演。前回ご出演のあと、私達は石垣島の取材を行いました。まずはそのお話から。
手塚「いつも観光客として行っていたので知らなかったことが、現地の人の話を聞くうちに分かってきました。開発もして欲しいし、自然も残したいという葛藤がありました」中村「
過疎の所では“便利さ”という言葉に弱いんですよ。 ただね、便利さの裏には不便さもあるんです。例えば物価があがってしまったりだとか...」
手塚「私達は自然環境を守ろうと活動しているんですが、中村さんはそういうことはどうお感じなっていますか?」中村「25歳の時に初めて沖縄の海に潜ったんです。見事な珊瑚礁だったんですが、潮が引いて船まで戻れなくなってしまったんです。その時に珊瑚によじ登って帰ろうとして大けがしたんです。珊瑚のありがたみなど何も知らなくて...珊瑚がじゃまだと思ったんです。それでいろいろな海に潜って勉強して珊瑚のことが分かるようになったんです。今は珊瑚が無くちゃ地球が大変だというところまで分かるようになりました。ですから机上の勉強だけではなくて、現場へ出かけて行って勉強しなくてはいけないと思います。肌で感じなくて自然を守ろうと言っていてもなんにもならないと思います」
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手塚「中村さんはいろいろなところに行かれて、自然災害に遭っていると思うんですが...」中村「自然界は分からないことばかりですから、予測が立ちません。だから常に地元の人たちの言うことを聞かなくてはいけません。僕が潜るときは僕より経験がない地元のインストラクターやガイドの言うことはすべて聞きます。偉そうに“違うだろ”と思っているとえらい目に遭います。中州に取り残されて濁流に呑み込まれてしまうという事故がありますが、あれは僕は信じられないんです。自然界を甘く見てるなーと思いますし、地元の人の言うことを聞かないからでしょう。
親御さんはもっと子供達と一緒に自然とふれあうべきだと思います。始めは家の周りの自然から、そして海や山に行くということでしょうか。自然と接するときは“慎重さと多少の勇気”をバランス良く持って欲しいですね」 |

8月18日 ゲスト:中村征夫さん |
手塚「自然環境の中で私達がどうあるべきかというお話を伺おうと思うんですが」中村「ウミガメの産卵を助けようとするボランティアの方々が大勢いらっしゃいます。皆さん優しい気持ちで行っていて素晴らしいことなんですが、ただ自然界の生態系に関わることなので、人間がどこまで手を出していいのか、という問題もあります。残酷な言い方をしますと、手を出してはいけないんです。手をさしのべるのでしたらちゃんと生体を調べてから行うべきですね」
中村「最近世界中のイルカが人間のそばに寄ってくるんです。みんな遊んでくれていると思っていますが、僕は違うと思うんです。これはイルカから人間へのメッセージだと思うんです。“このままだとイルカも滅びるけど、人間も滅びるぞ”というね」
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手塚「集英社から“水中の賢者達”という写真集でていますが」中村「中国の名言名句に、今まで撮ってきた魚の写真をくっつけたんです。魚たちも厳しい海の中で生きているので、賢者だよなとおもって、結構自分を主張しているよねというところもあって...。
90本の漢文があって、それに会う写真を選んだんです」手塚「これを見ると漢文が身近になりますね」 |
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吉村作治さん |
三輪茂雄さん |