放送内容
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4月 高西淳夫
4月 坂本美雨
5月 田崎真也
5月 市川右近
6月 西村幸祐
6月 ワールドカップにまつわる話
6月 矢沢永吉
6月 坂本徹也
7月 吉村作治
8月 中村征夫
8月 三輪茂雄
9月 菜の花プロジェクト
9月 寺門和夫
9月 小林一紀
10月 近藤 篤
10月 篠 健司
11月 増井光子
11月 馬場直子
12月 CWニコル
12月 セヴァン・スズキ
12月 この1年を振り返って
1月 小黒一三
1月 幸田シャーミン
2月 下城民夫
2月 三國清三
3月 矢口高雄
3月 鈴木基芳
湯川信矢
3月 筑紫みずえ
6月2日 ゲスト:西村幸祐さん、
藤野良太さん、鈴木基芳さん

西村幸祐5 西村幸祐さん(写真手前)は3月に引き続いてご出演頂きました。そしてアフガンプロジェクトの中心メンバー藤野良太さん(写真左奥)鈴木基芳さん(写真右奥)です。
 手塚「西村さんが彼らと出会ったのは?」西村「長倉洋海さんという写真がいらっしゃるんですが、その彼が撮った一枚の写真のことをコラムの読者から教わったんです。それで長倉さんに会いに出かけました。で藤野君は長倉さんのファンで、というのが始まりです。その後鈴木君にもあって...で、僕がやったのは、何とか実現させたいなというところまでです。後は彼ら二人が中心になって、カブールにパラボラアンテナをというスローガンのもと、いろいろな人や企業が集まってきたんです」

 手塚「アフガニスタンの子供達の支援ということですと、いろいろなことが考えられます。例えば、食料や医療の援助ですとか。それをサッカーを通じて支援していこうと考えたのはなぜなんですか?」藤野「もちろん食料や衣料品の方が大事だという意見は沢山あります。でもサッカーは世界で一番愛されているスポーツだと思うんです。とにかく送られた方が喜んでくれる物が良いなぁ〜と思うんです。それが僕たちはサッカーボールだったり、パラボラアンテナだと思っているんです。今月、実際に現地に行って、アフガンの人たちがどういう風に受け止めてくれているかを、見てくる予定です」


西村幸祐6 手塚「鈴木さんは実際にアフガンに行かれたんですよね?」鈴木「カブールに行きました。カブールの4つのサッカー場を見てきました。そこでは、一つのボールを20人ぐらいで追いかけているチームや、ユニフォームまで持っているチーム、町中ではペットボトルをボールに見立ててサッカーをやってる子供達。本当にアフガンの人たちはサッカーが好きなんだと思いました。で日本にいたときよりもこの活動を絶対にやりたいと強く思いました」
 手塚「具体的にどういうことを目標にしようと思っているのですか?」藤野「ワールドカップ放映プロジェクト、6月21〜30日まで、カブール市役所内または、オリンピックスタジアムにテレビを設置して、アフガンの人たちとワールドカップを楽しもうというのがメインのイベントです。もう一つは5月25〜31日までピースカップというのをやっていました。決勝戦は6月19日の子供のためのワールドサッカーデーに行います」

 手塚「ワールドカップに対しての思いを聞かせてください」藤野「現地に鈴木君が行ったときに、子供達に“ワールドカップを知ってる”と聞いたら“知ってる”と答えが返ってきたんですって、で、よくよく聞いてみたら、治安維持軍と、現地のナショナルチームが試合をしたんですが、そのことだと思っているようなんです。その話を聞いて、ワールドカップは一つじゃなくても良いと思ったんです。その試合がワールドカップでも良いし、ピースカップがワールドカップでも良いわけです」西村「新しい発見だよね、子供達がその試合をワールドカップだと思ったというのは、すごいことだと思うよ」藤野「そもそもワールドカップってなんだろうという所まで考えるようになって...。サッカーのワールドカップは一つじゃないんだというのは最近、思ってることなんです。
  プロジェクトを進めていくうちに、サッカーボールにできること、サッカーボールにしか出来ないことがあるんじゃないかと思っています。アフガンの子供達は、世界に沢山国があるということを知らないと思うんです。サッカーのワールドカップを見れば、それが分かって貰えると思うし、サッカーが持ついろんなメッセージも送れると思っています。
 10年、20年たって、アフガニスタンがワールドカップに出場するようになったときに、“昔日本からサッカーボール送ってもらったよね”と思い出してくれたらうれしいですね」


アフガンプロジェクトのホームページアドレスは、
http://www.2002club-afghan.com/です。
市川右近さん ワールドカップにまつわる話

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