手塚「エリトリアに200個近い数のボールを納めましたが、現地のサッカー協会を通じて、どういった形で子供たちに渡るのですか?」浜崎「ボールを配っていくシステムが非常に難しいようで、道ばたで配ってしまうと、それで終わってしまいます。ですから各地域のサッカー協会の支部に振り分けて、試合や練習で使うようにするそうです」
手塚「エリトリアにはサッカーリーグがあるのですか?」浜崎「リーグは無いんですが、代表チームがありまして、U-17のチームと親善試合をしました」手塚「浜崎さんがですか?」浜崎「はい。ピースボートで来た若者たちが中心になってやった中に、ちょろっと入りました」手塚「ポジションは?」浜崎「フォワードです。全然ボールに触れませんでしたね」
手塚「子供たちの印象は?」浜崎「非常に明るくて、無邪気で...。ドリフターズ『ウィース』を教えたら、流行っちゃいました(笑)」手塚「将来その浜崎さんの『ウィース』を憶えてる子が、代表選手になり、日本に来ることがあったら、カメラの前で『ウィース』と言いそうですね(笑)」浜崎「(笑)それで大統領にあった次の日に、エリトリアの新聞の1面に載ったんですよ。それを知らないで近所の雑貨屋に水を買いに行ったんです。そしたらそこのおじいさんが新聞を読んでて“お、おまえは!!”みたいな」手塚「(笑)」浜崎「拳を胸にガンガン当てて、“本当に勇気をもらった、ありがとう”って、すごい興奮してくれました。それで街を歩くと僕は結構有名人でしたね。それで、“こんなに通じるもんなんだな”と思いました」
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