羽仁さんは今回4度目のご出演。前回は昨年6月12日にご出演されました。
手塚「今年、夏の野外音楽イベント出の環境対策活動についてお伺いしようと思いますが、その前に昨年も野外音楽フェスティバルが沢山ありましたが...」羽仁「そうですね。フェスブームですから、このところ売り切れ続出で僕らゴミのことをやっているので、お客さんが増えると当然ゴミも増えます。ですから去年も大変でした」手塚「野外フェスバブルと言われていますからね。昨年の報告を聞きますと、ゴミが多かったと...」羽仁「多かったという印象でしょうね。実際の量自体はお客さんの数に比例して増えているだけで、特別去年、ゴミの量が増えたというわけではないんです。今年はもっと多くのお客さんがいらっしゃると言われているので、心してやろうと思っています。去年のフジロックの例ですと、天候に恵まれず、レジャーシートを置きっぱなしで帰る人が多くいました。それを翌日いらした方が見ると、ゴミであふれているという印象だったんだと思います。もしあまりにも今年もひどければ、今まで集めたペットボトルで作ったレジャーシートを使用して、レジャーシートのレンタルキャンペーンをやろうかとも思っています。資源循環とゴミを減らすということが出来るのではないかと考えています。今後フェスにいらっしゃる方は安いものを使い捨てするのではなく、ちょっと良いものを長く使うということを奨励したいと思っています」
手塚「今年はゴミ箱にペインティングをするというキャンペーンを行うということですが」羽仁「まだ公募中なんですが、やっています。ゴミ箱が巨大なのでそこに自分の思い思いの絵を描いて、実際描くのは僕らなんですが、フジロックに来られない方に原案を頂こうと募集中です」手塚「そういう参加の仕方も面白いですね」
手塚「他の会場ではステージから終演後にゴミは片付けようと呼びかけていますが、フジロックではいかがですか?」羽仁「フジロックに関しては終演が他の所よりも遅いので、そういうことはやって来ませんでしたが、主催者と今それをやろうかと協議しています。ただフジロックの場合はあんまりうるさく言うよりも、お客さんも分かっていらっしゃるので、自発的に協力し合ってもらいたいなと思っています。8割ぐらいの方が慣れていらして自然も愛して、僕らのことも知ってくれて協力してくれるのですが、そのフェスバブルで1〜2割の完全に新規のお客さんがいらしています。その人たちにどうやって浸透させるか、ということが難しいですね。リピーターの来場者の方にもご協力願えたらと思っています」
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