EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 中島 悠
4月 嵯峨生馬
4月 今関 勝
4月 中溪宏一
5月 山川冬樹
5月 近藤 篤
5月~
6月
浜崎貴司
6月~
7月
羽仁カンタ
7月 中溪宏一
7月 嵯峨生馬
7月~
8月
本多有香
8月 冨田秀実
小西雅子
8月~
9月
安藤直人
9月 小西雅子
9月~
10月
鈴木幸一
10月 中野シロウ
10月 山田啓雄
11月 川端由美
11月 浜崎貴司
12月 赤星たみこ
12月 山岸尚之
12月 2006年を振り返って
1月 塩田明彦
1月~
2月
中溪宏一
2月 つやまあきひこ
2月~
3月
中島 悠
3月 山岸尚之
3月~
4月
北澤 肯
6月25日ゲスト:
環境NGO A SEED JAPAN理事羽仁カンタさん

羽仁カンタ7 羽仁さんは今回4度目のご出演。前回は昨年6月12日にご出演されました。
 手塚「今年、夏の野外音楽イベント出の環境対策活動についてお伺いしようと思いますが、その前に昨年も野外音楽フェスティバルが沢山ありましたが...」羽仁「そうですね。フェスブームですから、このところ売り切れ続出で僕らゴミのことをやっているので、お客さんが増えると当然ゴミも増えます。ですから去年も大変でした」手塚「野外フェスバブルと言われていますからね。昨年の報告を聞きますと、ゴミが多かったと...」羽仁「多かったという印象でしょうね。実際の量自体はお客さんの数に比例して増えているだけで、特別去年、ゴミの量が増えたというわけではないんです。今年はもっと多くのお客さんがいらっしゃると言われているので、心してやろうと思っています。去年のフジロックの例ですと、天候に恵まれず、レジャーシートを置きっぱなしで帰る人が多くいました。それを翌日いらした方が見ると、ゴミであふれているという印象だったんだと思います。もしあまりにも今年もひどければ、今まで集めたペットボトルで作ったレジャーシートを使用して、レジャーシートのレンタルキャンペーンをやろうかとも思っています。資源循環とゴミを減らすということが出来るのではないかと考えています。今後フェスにいらっしゃる方は安いものを使い捨てするのではなく、ちょっと良いものを長く使うということを奨励したいと思っています」

 手塚「今年はゴミ箱にペインティングをするというキャンペーンを行うということですが」羽仁「まだ公募中なんですが、やっています。ゴミ箱が巨大なのでそこに自分の思い思いの絵を描いて、実際描くのは僕らなんですが、フジロックに来られない方に原案を頂こうと募集中です」手塚「そういう参加の仕方も面白いですね」

 手塚「他の会場ではステージから終演後にゴミは片付けようと呼びかけていますが、フジロックではいかがですか?」羽仁「フジロックに関しては終演が他の所よりも遅いので、そういうことはやって来ませんでしたが、主催者と今それをやろうかと協議しています。ただフジロックの場合はあんまりうるさく言うよりも、お客さんも分かっていらっしゃるので、自発的に協力し合ってもらいたいなと思っています。8割ぐらいの方が慣れていらして自然も愛して、僕らのことも知ってくれて協力してくれるのですが、そのフェスバブルで1~2割の完全に新規のお客さんがいらしています。その人たちにどうやって浸透させるか、ということが難しいですね。リピーターの来場者の方にもご協力願えたらと思っています」


羽仁カンタ8 手塚「リユースカップなどは定着して来ましたか?」羽仁「リユースカップはプラスティックのカップで、使い捨てではなく使い回せるカップということで導入しました。フェスで始めてまだ2年ぐらいなのですが、昨年のAPバンクフェスでは貸し出し制だったんですが、今年はすべてのお店に導入しました。飲み終わったカップはお店に返しに行くのではなくて専用のゴミ箱、と言うかエコステーションに返してもらうようにしました」手塚「今までにみたいにカップをレンタルしなくてよくなったんですね」羽仁「そうです。ただ僕たちが恐いのはそのカップが無くなったらどうしようと言う所ですが、主催者と何回も議論して、お客様を信じようと言うことになりました」手塚「その使ったカップを持ってまた飲み物をそれに入れて買うということですか?」羽仁「1回使ったカップは一度返してもらって、また飲み物を買っていただきたい。それは衛生面からそうして欲しいですね」

 手塚「来場される方にメッセージをお願いします」羽仁「自分のことは自分で出来るような格好、装備をして、回りの人にも心を開いて接して、『ありがとう』『ありがとう』の関係を作っていきたいと思っていますので、皆さんも楽しんで、そして協力して綺麗なフェスティバルを作っていきましょう」

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7月2日 ゲスト:羽仁カンタさん

羽仁カンタ9  手塚「『A SEED JAPAN』が取り組んでいらっしゃる『エコカル』についてお聞かせください」羽仁「エコロジーとカルチャーを合わせた言葉で、エコロジーや社会問題を音楽、芸術、マンガ、映画、小説といったカルチャー、文化的なものを通して出していくという目的で立ち上げました。すでに社会問題を話している映画やマンガなどをまとめてウェブサイトや冊子、あるいは雑誌で紹介しています。もう一つはオリジナルで、ストーリーを僕らが考えて漫画家とタイアップして、社会を変革していくような漫画を作れたらいいなと思っています。今、音楽の方は、世界中に出ているアーティストで、環境問題や社会問題を歌ってる人を特定しようという活動をやっています。とりあえず100人集めようと思っていて、現在80人ぐらい集まりました。この番組をお聞きの方で、世の中をピースにしていこうという思いがある曲『このアーティストの、このアルバムの、この曲は実はこのことを歌っている』という情報がありましたら、A SEED JAPANまでお教えください」


羽仁カンタ10 手塚「エコ貯金の活動をされていますが、今現在どのような状況ですか?」羽仁「お金を自分の口座に入れておくと何かに融資、運用されて利息がつきます。その運用されている場所が環境破壊プロジェクトだったり、アメリカの国債を買って、戦争を支援しているということになります。そういうことではいけないということで始めた活動です。去年は個人の方を対象に行いました。半年ぐらいで3億円と思っていたのですが、意外と早く4ヶ月で集まりました。これは3億円を僕らが集めたわけではないので現金自体はないんです。自己申請として、自分が持っているエコの口座の分を『この銀行に移します』と宣言してもらうだけですから、実際その金額が動いたかどうか皆さんを信用しているという感じで...。今はNPOやNGO、そして企業などの貯金を持っていらっしゃる所に対して『エコ貯金しませんか』と紹介しています。有名な所ではアースデイ東京実行委員会がエコ貯金宣言をして、お金を移してくれました。環境団体の場合は特に環境問題を解決しようと動いていらっしゃいます。そしていろいろな方から助成金や会費を預かるにも関わらず、そのお金が実は環境破壊をしている会社に貸し出されてるというケースもあるわけですよ。ですから今年は企業も対象に『5億円のエコ貯金プロジェクト』を立ち上げ、動いている所です。後はAP BANKに象徴されるようにコミュニティバンクが沢山出来ています。それも一つのエコ貯金ではないかと思っています。金銭的な利益ではなく、社会的な利益を自分が得るために、自分のお金を使うということを広めていこうと、冊子やホームページを作ったり、イベントなどで紹介しています」手塚「私も冊子をいただいて、父親から預かってる大事なお金ですから、環境のためにと思いまして移しました」

浜崎貴司さん 中溪宏一さん

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