EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 中島 悠
4月 嵯峨生馬
4月 今関 勝
4月 中溪宏一
5月 山川冬樹
5月 近藤 篤
5月~
6月
浜崎貴司
6月~
7月
羽仁カンタ
7月 中溪宏一
7月 嵯峨生馬
7月~
8月
本多有香
8月 冨田秀実
小西雅子
8月~
9月
安藤直人
9月 小西雅子
9月~
10月
鈴木幸一
10月 中野シロウ
10月 山田啓雄
11月 川端由美
11月 浜崎貴司
12月 赤星たみこ
12月 山岸尚之
12月 2006年を振り返って
1月 塩田明彦
1月~
2月
中溪宏一
2月 つやまあきひこ
2月~
3月
中島 悠
3月 山岸尚之
3月~
4月
北澤 肯
4月30日ゲスト:中溪宏一さん

中溪宏一1 中溪宏一さんは1971年アメリカ・シアトルの生まれ。94年に大学を卒業された後商社に就職。2000年に退社後、アジア、ヨーロッパ、北中南米、アフリカでの一人旅を始められました。その後世界各地を歩きながら木を植え続け、「命を奪うより、与えあおう」という平和のメッセージを伝え続けているイギリス人、ポール・コールマン氏と出会い、2003年からは共に歩いて木を植える旅をされています。また今年のアースデイ東京2006の一環として行われたアースデイ・フレンドシップ・ウォーク2006に参加されました。

 手塚「会社を辞めた後、一人旅にでましたが、これはどういった思いで始められたのですか?」中溪「世界に羽ばたくビジネスマンに憧れていまして、実際6年勤務した内の3年ほどインドネシアやチェコとかポーランドに出張していました。その間に自分の視野が広がってきて、仕事ではなく自分の目で世界を見たくなり、28歳でしたが人生は一度きりなので、思い切って旅にでました」

 手塚「どんな国をまわられたのですか?」中溪「アメリカをスタートしてインド、ネパール、アフリカに行き、ヨーロッパをまわって、メキシコ、キューバ、ドミニカから南米に入ってもう一回アフリカに行き、日本に帰ってきました。3年9ヶ月の旅でした」手塚「資金はどうされたのですか?」中溪「6年間のサラリーマン生活の貯金がありましたので、それでずっと。また旅が進むにつれシンプルになってきたので、食費以外お金を使わなくなりました」手塚「寝泊まりはどうされていたんですか?」中溪「いわゆる安宿に宿泊して、最後の1年はポールさんと一緒に歩きながらだったので、野宿がほとんどです」手塚「病気はされなかったのですか?」中溪「アフリカでは見事にマラリヤを経験しました。でも今はいい漢方薬があるので、病院にも行かずそれを飲んで、直しました」

 手塚「ポール・コールマンさんとはどこでお会いになったのですか?」中溪「南アフリカにラスラズバレーという素晴らしく景色のいい所がありまして、そこに有機野菜などを栽培しながら共同生活をしている宿があります。南アフリカには日食を見に行ったんですが、その後その宿に行きました。そこに日本人の友達とずっと住んでいた所に彼がたまたま来て、木を植えていったんです。それが初めての出会いです。彼は『世界を一人ででも変えようと思って、実際に行動を起こしている人だ』と感じました。それでこの旅に是非ついていきたいと思いました」


中溪宏一2 手塚「中溪さんが参加された『アースデイ・フレンドシップ・ウォーク2006』についてお聞かせください」中溪「『毎日がアースデイ』を合い言葉にポールさんと奥さんの木乃実さんが万里の長城から北京、ソウル、東京と、都市を歩きました。僕は与那国島から木を植えながら東京を目指しました。それで富士山でポールさん達と合流して最後の10日間、みんなで東京を目指し、代々木公園で木を植えました」

 手塚「これはアースデイ東京の事務局から話だったのですか?」中溪「そうです。今年は特に国境を越えて、北京、ソウル、東京の同時開催だったので、それを繋ぐためにどうするかということで、ポールさんに話が来ました」手塚「代々木公園にゴールしたときの感想は?」中溪「なかなかゴールという実感は、実際着いてみるといろいろなことがあったのであまりないですね。それよりも当日の朝5時半ぐらいに東京大田区を出発して、代々木公園を目指しているときの方が、気持ちも昂っていました」

 手塚「ゴールしてポールさんが代々木公園に植樹されましたが、これはどこにされたんですか?」中溪「代々木公園の中に東京オリンピックの記念碑があります。その横に月桂樹を植えました」

 手塚「植樹された木はどこから持ってきたんですか?」中溪「全部現地調達ですね。持って歩くというのはなかなか出来ませんので、地元の方に用意していただくというスタイルです」手塚「そのやり方はポールさんがなさってきたやり方なですか?」中溪「そうです。そもそもなんで彼が木を植えたかと言うと、メキシコを歩いていた時に、その時は環境を守りたいという一心で、ただ歩いていたんです。そこに木を持ってきてくれた方がいるんです、自然発生的に。それが『素晴らしい』ということで、そのスタイルで続けているんです」


今関勝さん 山川冬樹さん

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