EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 中島 悠
4月 嵯峨生馬
4月 今関 勝
4月 中溪宏一
5月 山川冬樹
5月 近藤 篤
5月〜
6月
浜崎貴司
6月〜
7月
羽仁カンタ
7月 中溪宏一
7月 嵯峨生馬
7月〜
8月
本多有香
8月 冨田秀実
小西雅子
8月〜
9月
安藤直人
9月 小西雅子
9月〜
10月
鈴木幸一
10月 中野シロウ
10月 山田啓雄
11月 川端由美
11月 浜崎貴司
12月 赤星たみこ
12月 山岸尚之
12月 2006年を振り返って
1月 塩田明彦
1月〜
2月
中溪宏一
2月 つやまあきひこ
2月〜
3月
中島 悠
3月 山岸尚之
3月〜
4月
北澤 肯
2月11日ゲスト:環境漫画家つやまあきひこさん

中溪宏一5 つやまあきひこさんは2004年2月にご出演されています。
 手塚「朝日小学生新聞に“里山どんぐり”を連載していますが、これは何年続いているのですか?」つやま「不定期ですが、6年やっています。編集部からは学習マンガっぽく、尚かつエンターテイメントのあるものを、と言われていて、如何に情報を面白く見せるかということに毎回苦心しています」手塚「このネタはどうやって探しているのですか?」つやま「本とか、里山に行ったり、里山に知見のある方と知り合いになって、その方々からヒントを貰っています」

 手塚「子供達からファンレターが来ると思いますが」つやま「里山での遊びを教えるのですが、それを子供達が実際にやってみたというお便りが来ると嬉しいですね。ただ教えているのは、おじいちゃんおばあちゃんからすると当たり前のことなんですが、親達も知らないことが多いんです」手塚「今の子供達は家の中で遊ぶゲームのような情報は多いかもしれませんが、そういう大自然の中にポンと置かれると何をしていいか分からなくなってしまうんですね。これバックナンバーはないのですか?」つやま「バックナンバーないのですが、今年の夏ぐらいまでには単行本が出るかもしれません」


つやまあきひこ4 手塚「他にもインターネット上で『エコネ』というのを連載されていますね」つやま「 体の模様が地球そっくりな猫の日常を描いたマンガなんですが、子供達に人気です」

 手塚「私が個人的に気になっているのは『マジンジラ』。これは単行本にもなっていますが、原作者がラディック鯨井さん。これはどういった内容なんですか?」つやま「これは小学4年生の男の子が、生物学者のおじいちゃんに連れられて、1年間海外の環境破壊の現場を見て、日本に戻り、生命の繋がり(食物連鎖)、ビオトープを作るお話です」手塚「どういうきっかけで始まったんですか?」つやま「会社員時代にインターネットの『エコロジーオンライン』から環境の情報を貰っていました。それで環境についての仕事をして、マンガも描いていますと『エコロジーオンライン』に言ったら、代表の上岡さんがラディックさんと知り合いだったので、会わせてあげるということになりました。それでお会いしたらラディックさんが“やっと環境漫画家が現れてくれた”と喜んでくれました。それで」手塚「『マジンジラ』の意味は何ですか?」つやま「アフリカのスワヒリ語で“環境”という意味です」

 手塚「その他に『イオルキッズ』でも4コママンガを、また『みどりの小道 環境日記2006年』がありますがこれは?」つやま「グリーンクロスジャパンという環境省の外郭団体があるのですが、そこが全国の小学校に環境のことについて情報を載せ、3ヶ月間日記を書いて貰うスペースを作っています。そこでイラストを描いています」


2月18日 ゲスト:つやまあきひこさん

つやまあきひこ5  手塚「いろいろな活動されているつやまさんですが、最近ではNPO法人ちば環境情報センターで、環境マンガ講座をやっていらっしゃるとか」つやま「私が所属しているNPO法人が農家の人から里山をひとつ借りて、そこでいろんなイベントを行っています。そこに子供達を呼んでそこの生き物をスケッチしながらマンガにしてみようという企画がありました。大成功でした」手塚「これは何回ぐらい行ったのですか?」つやま「2〜3回行いました。今年も出来ればやりたいと思っています」

 手塚「つやまさんは直接子供達と話をしていますが、子供達はどんな考えを持っていますか?」つやま「僕が会った子供達は、“僕のマンガが好き”というフィルターを通しているので、最初から地球環境に興味を持っている子供達なんです」手塚「そういうことに興味を持っていく子供達はどんな子なんですか?」つやま「真面目で優しい子が多いですね。ですからもっと実際の教育現場に行ってほかの子供達とも触れ合った方がいいのかなと感じています」

 手塚「どういうことを描くと食いつきがいいですか?」つやま「大きなことではなくて、自然の中での遊び方だとか、自分が面白いと思ったことが、共感されます」


つやまあきひこ6 手塚「学校とか、教育関係、ご父兄にも反響があると思うのですが...」つやま「『里山どんぐり』も『マジンジラ』も親御さんは“これはいいマンガだ”とおっしゃってくれています。だからこそ親がお金を払うような媒体で描かせて頂いていると思うのですが」

 手塚「子供達向けに描いていらっしゃいますが、あえて子供達をターゲットにしていることを、今後変えていくことはないのですか?」つやま「大人の世界より、子供の世界に浸っていたほうが、僕自身が子供ですから(笑)」

 手塚「つやまさんんとこうして向き合ってお話ししていると、小学校の先生を思い出しますね(笑)」つやま「そう、学校の先生になりたかったんですよ(笑)今これが天職だと思っています。学校の先生にもなりたかった、漫画家にもなりたかった、全部揃ってますから(笑)」

 手塚「今後の活動に付いてお教えください」つやま「国から去年、助成金を頂くことが出来て、全国の里山のいろんな情報をまとめたポータルサイトを立ち上げようと頑張っています。そこにアクセスして頂ければ、自分たちの近くの里山がどこにあるのか分かるようになります。4月に立ち上げるので、私のホームページ経由で見ることが出来ます。あとは、『マジンジラ2』が出来ないかと言われているので、考えているところです」


中溪宏一さん 中島悠さん

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