EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 立川談志
4月 毛利 衛
4月 藤井フミヤ
5月 安在尚人
5月 坂本徹也
5月 近藤 篤
6月 羽仁カンタ
6月 故・手塚治虫講演より
6月 上田壮一
7月 今井絵理子
7月 杉山清貴
8月 船越令子
8月 大野由紀恵
8月 小島あずさ
8月 大宮美智枝
9月 KONISHIKI
10月 西垣成雄
10月 疋田 智
10月 斎藤 誠
10月〜
11月
高樹沙耶
11月 上岡 裕
11月 渡邉英徳
11月 柴田政明
12月 大塚明夫
12月 安寿ミラ
12月 この1年を振り返って
1月 伊藤瞭介
1月 秋山 孝
2月 寺薗淳也
2月 藤子不二雄A
2月 つやまあきひこ
2月 丸田信之
3月 皆川孝徳
3月 大矢寛朗
3月 持丸和朗
2月22日ゲスト:漫画家つやまあきひこさん

つやまあきひこ1 手塚「つやまさんの作品はどこで読むことが出来ますか?」つやま「朝日小学生新聞に“里山どんぐり”が、学研の3年の科学に自然発見漫画“さくら町ワンダ〜団”を、その他5年の学習、インターネット上でも4コマ漫画を連載しています」
 手塚「漫画を描き始めたのはいくつの頃から何ですか?」つやま「小学5年生の時に、漫画を描き始めました」手塚「大学生の頃に投稿されて、新人賞を受賞されていますが、何故その時にデビューしなかったんですか?」つやま「描きたいと強く思うものが見つからなくて、いったん就職しようと思って...」

 手塚「その会社員時代に地球環境に関心を持って、それを漫画にしようと思ったきっかけは?」つやま「10年会社員をやっていて最後の4年間、ゴミ焼却関係の事業を任されて、日本全国のゴミ処理現場を見て回りました。そこで燃やされているゴミの量は日本人1人あたり、1日1kgと言われているんです。これは普通のゴミで、産業廃棄物がその9倍出ているんです。それを肌で感じて環境問題に関心を持つようになりました。それとその時に雑誌にイラストを描いていました。その繋がりで学研さんから環境教育の話が出たんです。それで、環境問題→子供→環境教育→漫画と頭の中で繋がったんです」


つやまあきひこ2 手塚「3年間そういった作品を描いていてどうですか?」つやま「会社員時代に企業や役所の方が作った子供向けの環境マンガ見て、“これ子供達読まないだろう”と思ったんです。それで子供に押しつけがましくなく、すっと頭に入る方法を見つけるのにこの3年間は苦しみました」手塚「マンガだから面白くなければいけないですからね」

 手塚「読者の方の反応はいかがでしたか?」つやま「最初はやっぱり試行錯誤の連続で反応はなかったんですが、最初に子供から“環境を守ろう”というメールが来たときには、目から涙がこぼれ落ちました(笑)今は毎日ホームページに10人ぐらいコンスタントに遊びに来てくれています。本当はマンガを通して子供達の将来を応援してあげたいんですが、逆に子供達に応援されています(笑)先日愛知県の養護施設を運営されている方からお葉書が来たんですが、僕のマンガを初めて見て気に入ってくれた自閉症の子供が40回ぐらい大人の人に言ってくれたらしいんです。で僕のマンガを通してその養護施設の輪が温かくなっているようなんです。そのお葉書に“僕の心が伝わっているみたいですね”と書いてあって、それを見たときに又ボロボロ泣きました」手塚「感動しますね」つやま「それがやりがいになっています」

 手塚「環境教育についてつやまさんがこうあるべきだと思っていることは?」つやま「やはり上から子供達に情報を与えるだけではなくて、子供達も個性、考えを持って一生を送って欲しいので、僕たちが踏み台になってあげるような感覚で教育というか、一緒に考えていくというか...そういうスタンスで環境教育の輪が広がっていけばいいなと思います」


藤子不二雄Aさん 丸田信之さん

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