EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 立川談志
4月 毛利 衛
4月 藤井フミヤ
5月 安在尚人
5月 坂本徹也
5月 近藤 篤
6月 羽仁カンタ
6月 故・手塚治虫講演より
6月 上田壮一
7月 今井絵理子
7月 杉山清貴
8月 船越令子
8月 大野由紀恵
8月 小島あずさ
8月 大宮美智枝
9月 KONISHIKI
10月 西垣成雄
10月 疋田 智
10月 斎藤 誠
10月〜
11月
高樹沙耶
11月 上岡 裕
11月 渡邉英徳
11月 柴田政明
12月 大塚明夫
12月 安寿ミラ
12月 この1年を振り返って
1月 伊藤瞭介
1月 秋山 孝
2月 寺薗淳也
2月 藤子不二雄A
2月 つやまあきひこ
2月 丸田信之
3月 皆川孝徳
3月 大矢寛朗
3月 持丸和朗
10月12日ゲスト:「自転車ツーキニスト」著者疋田智さん
疋田 智1 手塚「疋田さんは会社員でいらして、自転車通勤をされています。何故自転車通勤をなさろうと思ったのですか?」疋田「中学時代〜大学時代は自転車のマニアでした。でも就職して日常的に自転車に乗るということがなくなってしまい、駐輪場にずっと自転車がほったらかしにしてあって、半ばゴミのようになっていました。それを手入れをして乗ってみるとすごく気持ちよくて、次の駅、また次の駅という具合で結局会社まで行ってみたんです。そうしたら結構速くいけたのでそれから自転車通勤を始めました」手塚「自転車通勤を始めて発見したことなどありますか?」疋田「4つのメリットがあります。1つ目は自転車に乗って体力が付きました。それと同時にダイエットにもなったんです。自転車通勤をする前は体重が84kありましたが、半年で67kまで減りました。お医者さんも自転車の効用というのをよく言っていっていて、体力を使う、カロリーを使うから体重が減るのではないんですって。自転車は体の中で一番大きな筋肉群を、たえず有酸素運動で動かすことによって、心肺機能が高まって、新陳代謝がより活発になる、それによってカロリー消費の多い体に変えてくれるんですって、それでダイエットになるんです」手塚「ということはダイエットだけではなくて体にも良いと言うことですね」疋田「そうですね。私個人的な話ですが、コレステロール値、中性脂肪値、尿酸値などはそれまでC判定だったのが、2年ぐらいでA判定になりましたね」手塚「他には...」疋田「2つ目がマネーセイビングです。電車乗りませんからね。これが私の場合年間7万円ぐらい。でそれだけではなくて、車もいらなくなったので手放したんです。そうしたら維持費などが浮いて合計年間70万円ぐらいになりました」手塚「大きいですね」疋田「3つ目が、満員電車を回避出来る。4つ目が街が点から面になるということです。都市というのは駅とその周辺、駅とその周辺という具合に点の集まりですよね。それが繋がって面になるんです。それに付随して季節が分かるというのもあります」

疋田 智2 手塚「疋田さんが出版された“自転車ツーキニスト”この本についてお聞きしたいのですが...」疋田「“自転車ツーキニスト”とは私が勝手に作った言葉なんですが、自転車通勤をする人という意味です。元々99年に単行本“自転車通勤で行こう”というタイトルで出版したんですが、3年後に文庫本で出版する時にタイトルを変えました。最初に単行本を出した時は正直売れませんでした(笑)世の中もあまり自転車に気付いていなかったというか...それでアピールもしたかったので、“自転車通勤で行こう”というホームページを作りました。そしたら少しずつヒットするようになってきたんです。それにはエコの風もありましたから...すごく幸運でした」

 手塚「本の中に“21世紀は自転車の世紀にならなければならないよ”と書いてありますが、これは...」疋田「20世紀は行く所までいっちゃった時代という感がありますよね。便利さを追い求めるというよな。そこまで本当に必要なのかなと思って、その便利さの前に立ち止まって本当の気持ちよさを探してみる。例えばヒートアイランド現象。冷房を効かせようとして室外機が熱風をまき散らし、結果街が熱くなってしまった。それでまた冷房を...という悪循環。そんなことよりもまず冷房を抑えていれば良かったと思うんです。車にしてもそうです。そのある程度のバランスで止まっているのが“自転車”だと思うんです。私がよく言うのは“20世紀が科学技術を押し進めていく実験の場だったとしたら、21世紀はそれを精査するときではないか”と。同じ科学技術でもそこまで必要ないというのと、それは必要だというのがあると思うんです。それでいるものだけを残していく。それが21世紀だと考えているわけです。そのいいものの代表が“自転車”だと思っているのです」


西垣成雄さん 斎藤誠さん

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